「ジャーナルスタンダード」の元バイヤー・成山さんが2023年に起ち上げたアウトドア古着とギアの店「ドアマンストア」。

  • 2025.06.17

エディバウアーの黒タグとか、’90年代のパタロハとか、あとシェラデザインのテントとか――。その辺りのヴィンテージものがよく並ぶ『ドアマンストア』は、2023年に成山明宏さんが大阪市住之江区に起ち上げた古着店だ。つまり、店名にある“ドア”とはアウトドアのことを指す。

アウトドア古着から、外遊びや趣味に飛び込め。

「ただもう一つ、意味があるんです」と成山さんは、付け加える。

「釣りとかキャンプとか、『やってみたいけれど踏み出せない』趣味やスポーツってあるじゃないですか。そういうのを服やバッグから入ってもらえたらいいなって。何かしらの新しいドアを開けるきっかけになる店に、したかった」

実のところ、成山さん自身にとっても、店は新しいドアだった。

『ドアマンストア』は大手セレクトチェーンを飛び出し、たった一人でつくった店であるからだ。

「踏み出しちゃいましたね」

古着店で試したことの答え合わせがしたくなった。

住之江は生まれ故郷でもある。

ただ子どもの頃の遊び場はもっぱら山や海。両親がアウトドア好きで、休みとなれば三菱デリカに家族5人で乗り込んで、キャンプや釣りへ向かったという。

「中学になると友達と南港でアジやタチウオをよう釣ってました」

もっとも高校に入るとアメ村へ向かう。堤防でサビキとエサの相性を試行錯誤するより、アメ村でデニムにあうジャージを探すほうが楽しくなっていたからだ。

「アメ村の古着店で働いている先輩に憧れてたんです。理屈はわからないけど着こなしをマネて『どう着たらおしゃれに見えんの?』とか『そもそも“カッコいい”って何やろな』と研究したりね」

結局、高3でミナミの古着店でバイトしはじめ、卒業後は、アメ村の古着店に就職したほどだ。

「2000年代前半ですか。ヴィンテージブームは終わっていたけれど、逆に自由におもしろいものを掘る古着好きは多かったかな」

ただ成山さんは、別のおもしろさも掘り当てていた。見せ方を工夫して、売場に置く商品を戦略的につくる、「VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)」だ。

「『在庫が多いパンツを推す棚を入口に作ろう』とか。独学だけど仲間と一緒に手探りでやると売れ行きが変わる。気持ちよくって」

当然、売り上げは伸び、数年後には店長として一店舗を任せられた。ただ途中、「独学で突っ走ってきた店舗づくりの知見を他で試してみたい」と思いはじめる。

「答え合わせしたくなったんですよね。大手で通用するのか、と。そこで『ジャーナルスタンダード』に転職したんです」

言わずと知れた全国に店舗を持つ大手セレクトショップ。そこではむしろ学ぶことのほうが多かった。大手ならではの社員研修で、接客コミュニケーションやVMDの基礎から学び直せたからだ。

気がつけば大阪イーマ店の販売員からスタートして、エリアマネージャーなどを経て、バイヤーにまで駆け上っていた。東京本社に席を置き、ブランド各社とコラボ商品をつくりあげる仕事などは「とくに興奮した」という。

しかし2020年代に入る頃、“シケ”は決して良くなかった。

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

アオイちゃん

Lightning, CLUTCH Magazine

チーママ系エディター

アオイちゃん

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

なまため

2nd(セカンド)

I LOVE クラシックアウトドア

なまため

みなみ188

2nd(セカンド)

ヤングTRADマン

みなみ188

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部