同じブーツでも履く人によって変わる芯の見え方。

これまで数え切れないほどのブーツのリペアを手掛け、多くのエイジングされたブーツを目にしてきたリクラフターの段ノ上さん。当然、他人により長年履き込まれてきた茶芯ブーツに多く触れ、自身でもホワイツやレッドウィング、ダナーの茶芯ブーツを使用してきた。そんな彼から見た茶芯ブーツの魅力を訊いてみた。
「素材のクオリティに対して、茶芯という大きなアドバンテージがあるかと訊かれたら、正直なところ、さほど大きな違いがるようには感じません。茶芯ブーツの何が魅力かと考えた時に、やはり同じブーツでも履く人によって、足型や歩き方、手入れの道具や手法まですべてが異なるものなので、芯の見え方や全体的なエイジングが変わってくる、デニムと同じように個体差が表現されやすいのが大きな魅力だと思います。特に黒ベースのブーツであれば、ヴィンテージのブーツのように茶芯がわかりやすく現れるので初めての人でもエイジングが想像しやすく気兼ねなく履けるためオススメです」


【DATA】
スタンプタウン渋谷
東京都渋谷区神南1-11-5-2F
TEL03-3477-0658
11時〜20時 https://www.stumptownjapan.com
(出典/「Lightning 2025年3月号 Vol.371」)
Text/T.Itakura 板倉環 Photo/M.Watanabe 渡辺昌彦
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