アメリカのリアルなワークウエア「DICKSON(ディクソン)」を知っているか?

ファッションの世界でアメリカブランドは数あれど、現在ではアメリカ生産しているブランドはけっこう珍しい。多くのブランドが生産拠点をアジアなどに移している現代で、気がつけばメイド・インU.S.A,のプロダクツが稀少になってきている。そんななか、現在でもアメリカ生産を続けるのがワークウエアブランド「DICKSON(ディクソン)」。往年のアメリカ製でリアルなワークウエアを生産するブランドだ。「このブランド、知っておかなければ」という気にさせてくれる。

今も生き続ける歴史あるアメリカン・ワークブランド。

かつてアメリカには多くのワークウエアブランドが存在したけれど、気がつけばそんなブランドは稀少に。しかも現在でもアメリカ製を貫いているワークウエアとなるとなおさらだ。

DICKSONはそんな現在でもアメリカ製でワークウエアを生産している数少ないブランドとして存在している。

えっ!? 初耳、という人のために説明すると、その歴史は古く、1946年にアイオワ州デモインで創業。食品業者向けのワークウエアをメインにそのブランドがスタートし、ブッチャーコートやコットン製ワークウエアを生産していた。

その後、沿岸警備隊のライフジャケットやハンティングウエアなども扱い、現在でも創業者一家でファミリービジネスを続けるブランドとして、今も変わらずアイオワ州で生き続けている。

ヘビーデューティで機能性に特化したデザインはいかにもアメリカのリアルなワークウエア。決して飾ることはないけれど、アメリカのリアルなワークウエアながら、ファッションとして取り入れたくなるデザインが多いのがうれしい。

アメリカンカルチャーで育ってきた世代にはアメリカ製だけでも気分が上がるけど、ファッションとしてもコーディネイトしたくなるデザインがさらに物欲をかき立ててくれる。

DI-234/RIPSTOP VERTICAL VEST (10oz Vertical) 

1970年代のプロダクツに採用されていたキルティング仕様を復刻させたワークベスト。表裏に採用しているナイロン素材は耐水性が高く、中綿には特殊な樹脂でコーティングされた10オンスのポリエステル生地になっている。後身頃が長く設定されたロングテールデザインがクラシカルでワークウエアらしさを残している。2万5300円

DI-3/Quilted Insulated Jacket (6oz Diamond) 

200デニールのアウターシェルと70デニールのインナーシェルを採用し、ダイヤモンドステッチによるキルティングになったジップアップジャケット。中綿は6.6オンスのポリエステルを封入しているので、軽量ながら高い防寒性を誇る。首元や袖口はナイロンニットのリブになっていて風の侵入も防いでくれる質実剛健なデザイン。2万5300円

DI-921/RIPSTOP VERTICAL JACKET (10oz Vertical) 

極寒地での作業や冷凍空間内でのワークウエアとして開発されたモデル。表裏ともリップストップのナイロンを採用し、キルティングパターンは1970年代に存在した自社製品を復刻させたデザインで、モダンクラシックな仕上がりになっている。マイナス20℃までの極寒地で使用可能なスペックで、軽量ながらヘビーデューティな素材や縫製仕様がアメリカンワークウエアらしさ。3万800円

DI-3FL/Frock Liner (6oz Diamond) 

ダイヤモンドステッチのキルティングを採用したライナーとして使える軽量で防寒性の高いモデル。元々はライナーとしてデザインされているので、インナーのウエアにアクセスできるスルーポケットや裾がもたつかないようなセンターベント仕様など、機能に特化したデザインが逆にファッション的にもおもしろい。高い防寒性を誇るロング丈なので、アウターとしても十分なスペックを誇る。2万6400円

【DATA】
フォーチュンチージャパン
TEL03-5708-5831
https://fchee.jp/

この記事を書いた人
ラーメン小池
この記事を書いた人

ラーメン小池

アメリカンカルチャー仕事人

Lightning編集部、CLUTCH magazine編集部などを渡り歩いて雑誌編集者歴も30年近く。アメリカンカルチャーに精通し、渡米歴は100回以上。とくに旧きよきアメリカ文化が大好物。愛車はアメリカ旧車をこよなく愛し、洋服から雑貨にも食らいつくオールドアメリカンカルチャー評論家。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

待望のカスタムオーダーが再始動!シルバージュエリーはメイドインジャパンにこだわりたい

  • 2026.04.01

ネイティブスピリットを宿したシルバージュエリーで多くのファンを魅了してきたARIZONA FREEDOM。2026年春夏シーズンより、待望のカスタムオーダーがついに再始動。既存のデザインをベースに組み合わせ次第でこれまでにない自分だけのオリジナルのシルバーを形にできるのが最大の魅力だ。熟練した職人に...

円盤投げのアイコンが目印! アメリカ生まれの定番スウェット「DISCUS」ってどんなブランド?

  • 2026.03.19

1973年に誕生して以来、キャンパスや街の日常とともに歩んできた「ディスカス」。派手さはないが、気づけばいつも身近にあり続ける。そんな等身大のスウェットブランドの魅力を、ブランドの背景とアイテムから紐解いていく。 米国のリアルが育んだちょうどいいスウェット 1973年、アメリカ・ヴァージニア州で誕生...

今季のテーマは“Preppy in the Sun”! 春の到来にピッタリな「ゴールデンベア」のラインナップを紹介

  • 2026.03.18

デイリーなアメリカンカジュアルウエアを得意とする「ゴールデンベア」。“Preppy in the Sun”をテーマに掲げる今季のコレクションでは爽やかな風吹く春の到来を告げる、涼しげなラインナップを展開する。 フレンチリネンの着心地とオレンジが活きる春 主役は淡いオレンジのシャツ。フレンチリネンを1...

中目黒の名店「PLEST」が仕掛ける、究極のデニムセットアップ受注会が開催中! シルバー925ボタンの圧倒的存在感を見逃すな

  • 2026.03.16

中目黒に拠点を構え、ヴィンテージへの深い造詣と現代的なエッジを融合させるブランド「PLEST(プルスト)」。彼らが放つ新作デニムセットアップの受注会が、3月15日(日)よりスタートしている。 デニムセットアップにシルバー925ボタンという選択肢を。 今回の目玉は、なんと贅を尽くした「シルバー925」...

Pick Up おすすめ記事

こだわりの最上級へ。リングを複数繋いで作られるブレスレットは、究極の贅沢品

  • 2026.03.17

創業から29年にして新たな局面を迎え、“地金から新たな素材を作り出す”という手法に行き着いた「市松」。『自在地金屋 無双』をその名に掲げて作られたブレスレットは、一点一点手作りでサイズのブレが生じるためリミテッドモデルとして製作。放たれるただならぬオーラは、職人の工夫と根気によるものだ。 誠実に地金...

今季のテーマは“Preppy in the Sun”! 春の到来にピッタリな「ゴールデンベア」のラインナップを紹介

  • 2026.03.18

デイリーなアメリカンカジュアルウエアを得意とする「ゴールデンベア」。“Preppy in the Sun”をテーマに掲げる今季のコレクションでは爽やかな風吹く春の到来を告げる、涼しげなラインナップを展開する。 フレンチリネンの着心地とオレンジが活きる春 主役は淡いオレンジのシャツ。フレンチリネンを1...

革に銀!? カービングに鉱石を使って色彩を与える独自の技「ジ・オーア」の革ジャンとレザーアイテム

  • 2026.03.30

伝統的なレザー装飾技法であるカービングに鉱石を使って色彩を与える、アツレザーワークス独自の技、“The Ore(ジ・オーア)”。技術を磨き上げた匠が生み出す唯一無二のオリジナリティを紐解く。 伝統技法が交差する唯一無二の手仕事。 代官山にあるアトリエを拠点に、クラフトマンの繊細な手仕事が光るレザープ...

理想を詰め込んだ名門・麻布テーラーの至極のブレザースーツ。まさにこれが長く愛用できる“一張羅”だ 

  • 2026.03.16

チープシックとは、ただお金をかけずにファッションを楽しむことではない。自分にとっての“一張羅”とも呼べる一着を持ち、長く愛用することこそがその真髄である。理想のデザインを具現化し、身体にも馴染む。パーソナルオーダーの名門・麻布テーラーで“とっておき”を仕立てよう。 麻布テーラーのオーダーメイドでチー...

【Tricker’s × 2nd別注】英国の伝統と歴史が宿る質実剛健なカントリーブーツをネイビーで

  • 2026.03.18

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 革靴の名門「トリッカーズ」とのコラボが実現。ストウ ネイビーカーフ 革靴の聖地として名高い英国・ノーサンプトンにて1...