馬革(ホースハイド)にこだわった「インセプション」の主役級バッグ3選。

馬革にこだわり、ウォレットやバッグなどのレザーアイテムを製作しているインセプション。細部まで男のこだわりを詰め込んだアイテムに多くのファンは感銘を受ける。そんなインセプションのバッグたちをここで堂々と紹介していく。

手間ひまを惜しまない姿勢が創り出す「一生モノ」の風格。

「身に着けるもの、ひとつひとつにまで、こだわりぬきたい人のためのブランド」と謳うインセプション。バッグやウォレットに留まらず、ベルトやレザーキーホルダーなど多くのレザーアイテムを製作。前述にある、「こだわりぬきたい人」が心動かされるアイテムには一体どんなこだわりが散りばめれているのだろうか。

今回紹介するのは、「バックパック」、「ファニーパック」、「バナナバッグ」の3点。バックパックはホースハイドを使用し、モカ色の下地にバイブレーションを行なう。革に振動を与えて、繊維をほぐし、独自のレシピで最終染料を施す。その後、30度でアイロンをかけることで、いい塩梅の艶感を放つことができる。革の色味や表情は、細かな微調整や研究のもと、実現している。

「デイリー使い」をコンセプトに製作されたファニーパックとバナナバッグにはホーウィン社のクロムエクセルを使用し、何度も染料を塗りこんでいくアニリンハンドフィニッシュで染色。手間暇かける分、革から放つ色の深みは段違いであり、圧倒的な存在感に繋がっている。

革を鞣す人、染色を施す人、金具を製作する人、ショルダー部分を製作する人、はたまたパーツを繋ぎ合わせる人、多くの熟練した職人が数珠繋ぎとなって、やっと完成に至る。どこか温かみを感じるインセプションのバッグは、「気が付いたら永く持ち続けていた」そんな声が聞こえてくる。

01…IPHSB-12_HORSE HIDE BACKPACK(BLK,BRN)

ベジタブルタンニン鞣しを施したヨーロッパ産原皮を下地に使用し、モカ色に染色、その後表面を顔料仕上げしたホースハイドを全面に使用。使い込むごとに茶芯が現れ、柔らかい表情へと経年変化していく。ビジネスシーンでも大活躍の大容量バックパックだ。13万2000円

革の表情をCheck!

馬革特有の傷やシワすらも個性となり、個体によって絶妙に異なる革の表情も魅力のひとつになっている。

革の表情をCheck!

「チョコ」と呼ばれるブラウンカラー。ソフトな肌触りやほどよい艶感が目を惹く表情。

計5つのポケットが付き、パソコンなどを収納しても安心のクッション付きポケットも搭載。金具はすべて真鍮を使用。とにかく大容量でありながら、牛革にはない軽さを馬革で実現し、身体への負担を軽減するために背面とショルダー部分にもクッションを入れ、機能性と現実的な使いやすさを兼ね備えている。

02…IPCEB-02_Chromexcel Leather FANNY PACK (BURGUNDY,GREEN)

クロムエクセルを使用し、独自のレシピで染色。鮮やかで重厚感のあるこの色味はインセプションにしか出せない唯一無二のカラーだ。背負った時に身体に触れる部分が曲線を描いているので、最初から馴染みのいいファニーパック。6万6000円

革の表情をCheck!

オイルたっぷりなクロムエクセルは傷ができてもクリームなどで拭うだけで馴染んでくれる。

革の表情をCheck!

肉厚で耐久性があるが、使い込むごとにしなやかな風合いへと経年変化するのが特徴。

物を出し入れしやすいようにファスナーのサイズや長さを調整している。金具はすべて真鍮を使用しているので、革だけでなく、経年変化を楽しむことができる。内側と外側にポケットが搭載されているので、小ぶりだが収納力抜群。

03…IPCEB-01_Chromexcel Leather BANANA BAG (BURGUNDY,GREEN)

ホーウィン社のクロムエクセルを使用。横長でマチもしっかりあるので、見た目以上の収納力を発揮する。物を出し入れしやすい機能性を持たせたデザインなど、見た目のカッコ良さに劣らない、使いやすさに特化したバナナバッグだ。7万7000円

革の表情をCheck!

アニリンハンドフィニッシュで染色。革の奥深くまで染料が浸透し、深い色合いを実現している。

革の表情をCheck!

上品なグリーンは独自のレシピによるもの。経年変化とともにさらに雰囲気のいい色味へと成長してくれる。

ポケットのボタン部分に当て革をつけ、閉じやすくしている。ボディにはパイピングが施されていて強度が高く、内側には11号帆布を使用。軽く柔らかいが丈夫であり、どこを切り取っても永く使える素材が盛り込まれているのがうれしい。

【DATA】
アクセルカンパニー
https://accel-design.com/

(出典/「Lightning 2024年12月号 Vol.368」)

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

バガブージャケット、40年目の原点回帰。現代に蘇った名作ジャケットの魅力とは?

  • 2026.10.20

1986年に誕生した〈コロンビア〉の名作「バガブージャケット」が、今年で40周年を迎えた。その機能とデザインは、フィールドだけでなく街へも広がっていった。40周年となる2026年、その原点を振り返りながら、現代に蘇った[バガブージャケット]を見ていこう。 Bugaboo II 1986 Interc...

毎日のそばに、エル・エル・ビーン。秋の定番、フィールド・コートとフランネル・シャツ

  • 2026.10.16

毎日の服に、特別な理由はいらない。気兼ねなく着られて、どんな装いにも自然となじむ。そんな日々のワードローブを支えてくれるのが、エル・エル・ビーンだ。今回は秋の定番、フィールド・コートとフランネル・シャツを着て街へ出た。 100年を超えて今日もいつもの日常着 朝、玄関を出るときに手が伸びて、休日にもつ...

武骨な男服に効かす超繊細なメタルフレーム。「ディグナクラシック」の新作に注目

  • 2026.10.09

フライトジャケットやデニムなどの武骨な服に合うメガネで王道として挙がるのはプラフレームの場合が多い。だが、そんな武骨さのなかに繊細さを潜ませギャップを楽しむという意味ではメタルフレームも有用だ。 細かな彫金が施されたディグナクラシックの新作 今季展開されるメタルの新作は計6型で、それぞれにシルバーと...

今季の「Lee」はブランケット付きジャケットに注目せよ!

  • 2026.10.19

シグニチャーモデル「101」が101周年を迎えるなど、アメカジ好きに多くの話題を提供してくれるLee。そんなアメリカンデニムを代表する同ブランドの注目の新作は、ブランケットを携えたワークジャケットだ。普遍的なデザインと保温性に優れるという機能を備えるこの秋冬の相棒となる逸品を紹介する。 Leeのシグ...

Pick Up おすすめ記事

ネイティブアメリカンの美しき手仕事。伝統を守りながらもモダンな表現を得意とする現代作家を紹介!

  • 2026.10.08

ネイティブアメリカンのヴィンテージや工芸品を通して、彼らのカルチャーを伝えるCORNERS。今回は伝統的な手法を守りながらも、モダンな表現を得意とする現代作家をピックアップ。もの作りが乏しくなった今の米国だからこそ、余計に強く輝いているのだ。 Pamela Brown 1868年から続くナバホ族の織...

今季の「Lee」はブランケット付きジャケットに注目せよ!

  • 2026.10.19

シグニチャーモデル「101」が101周年を迎えるなど、アメカジ好きに多くの話題を提供してくれるLee。そんなアメリカンデニムを代表する同ブランドの注目の新作は、ブランケットを携えたワークジャケットだ。普遍的なデザインと保温性に優れるという機能を備えるこの秋冬の相棒となる逸品を紹介する。 Leeのシグ...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

FINE CREEKを世界でいちばん熱く語る男。

  • 2026.10.07

この男恐るべし、である。北海道・帯広にあるセレクトショップ、...Dannyオーナー、河合裕介さん。彼のセレクトスタイルは一貫している。自分の愛せるものしか、ショップに置かないのだ。「売れるモノ」をセレクトするのではなく、「自分の売りたいモノ」のみを並べる。この時代にあって、その姿勢はまさに「愚直」...

バガブージャケット、40年目の原点回帰。現代に蘇った名作ジャケットの魅力とは?

  • 2026.10.20

1986年に誕生した〈コロンビア〉の名作「バガブージャケット」が、今年で40周年を迎えた。その機能とデザインは、フィールドだけでなく街へも広がっていった。40周年となる2026年、その原点を振り返りながら、現代に蘇った[バガブージャケット]を見ていこう。 Bugaboo II 1986 Interc...