世界屈指のアディダスコレクターのスニーカーコレクションがイベントで公開された。

  • 2024.08.17

去る2024年7月某日、下北沢にあるヴィンテージスニーカーの名店であるソマで、アディダスのスペシャルイベントが開催された。そこにはオーナーの徳永さんのスペシャルコレクションに加えて、復刻を控えるジャバーのサンプルが並び、圧巻の光景だった。その様子をお届け!

近々復刻との噂のモデルがズラり!?

「soma」オーナー・徳永勝文さん|1977年生まれ。広島県出身。中学生の時にフランス製のアディダス・スーパースターを手に入れたことをきっかけに、スニーカーに開眼。2003年に下北沢でsomaをオープンした

世界中からヴィンテージスニーカーフリークたちが集う下北沢の名店であるソマ。ヴィンテージスニーカーコレクターでもある徳永さんが、コンディションやサイズを厳選したレア物がこれでもかと並ぶ。ナイキやコンバースなどのヴィンテージスニーカーも所有するが、その蒐集品の大半を占めるのがアディダスだ。メディアやSNSを通じて、ヴィンテージアディダスを発信していたこともあり、LAにあるアディダスから依頼が来るなど、名実ともに世界屈指のコレクターと言えるだろう。

「ヴィンテージアディダスの魅力は、いろいろとありますが、加水分解しにくいというのは大きなポイントだと思います。ヴィンテージなのでソールの硬化やアッパーの劣化はありますが、他のメーカーと比べると劣化は少ないと思いますよ。あとはなんと言っても豊富なバリエーションがあることですね。同じようなモデルでもカラーリングや素材でモデル名が変わったり、未だに見たことがないような個体が出てくる奥深き世界。

また今回のジャバーであったり、マイケル・ジョーダンのドキュメンタリーを見てもわかりますが、サッカーは言わずもがな、’80年代まではバスケットボールの世界でもアディダスが権威的な存在でした。今で言うプレイヤーエディションと呼ばれる選手別注があったりするんです。クオリティも素晴らしいので、今でも状態がよいものが多いのも魅力ですよね」

待望の復刻を控えるアディダス・ジャバーのプロモーションイベントとして、アディダスLAから依頼された。徳永さんだけでなく、日本中のコレクターたちのヴィンテージがところ狭しと並んだ
アディダス・ジャバーのサンプル以外はすべてヴィンテージで構成され、まるでミュージアムのような雰囲気に。ポスターなどの販促品もすべて当時のものだ
名作アディダス・ジャバーの復活をお祝いするかのように、店内にはスペシャルなヴィンテージが並ぶ。お目にかかれない代物も数多く並んでいた
こちらが復刻を控えているアディダスのジャバー。今回のプロモーションのために作られたスペシャルなヴィンテージ加工が施されたモデル

現在でも色褪せることのない魅力を放つ、注目モデルをピックアップ!

アディダスがシティシリーズと同じアプローチで展開していたアイランドシリーズを代表するタバコ。現行でも復刻されるほどの人気だ。これはフランス製のデッドストック。

シティシリーズからリリースされていたローマ。初期のみラインにフェルトが使われているので、’60年代後半の個体であろう。

トリコロールカラーがセンス良く落とし込まれたフランス製のカデット。マイナーモデルであるが、好バランスなデザイン。

今回のイベントでも展開されたアディダスのジャバーは、’80年代のデッドストック。ベロにNBAのスーパースターであるカリーム・アブドゥル=ジャバーの顔がプリントされる。

現行モデルでも人気を集めている定番のガゼルは、’70年代のデッドストック。鮮やかなブルー・スウェードが美しい。

なんとも魅力的なカラーリングとなったシティシリーズのアムステルダム。シティシリーズの中でも現存数の少ないレアモデルである。西ドイツ製。

ヴィンテージ愛好家から絶大な支持を得ているスーパースターハーフシェルは、’70年代のデッドストック。

40代以上には憧れの存在であったフランス製のキャンパス。’90年代に有名スケーターがこぞって愛用したことで爆発的な人気になったモデル。

グレー×シルバーのカラーリングが光るライニングシューズは、ニューヨークというモデル名。メイドインUSAというのもポイントである。

西ドイツ代表のスーパースターであったベッケンバウアーのシグネチャーモデル。スパイクではなく、カジュアルシューズだ。’80年代のモデル。

落ち着いたネイビースウェードの当モデルはベルリン。希少なルーマニア製のデッドストック。

【問い合わせ】
SOMA
TEL 03-3481-0307
Instagram@somashimokitazawa

(出典/「Lightning 2024年9月号 Vol.365」)

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