気張らずにゆったり暮らせる“間貫けのハコ”、誕生。|BESS

個性豊かな木の家をリリースし、人気のBESS。そんなBESSから、魅力的な新モデルが登場した。その名も「三角WONDER 間貫け(まぬけ)のハコ」。家の中心に縁側が設けられた、BESSらしい個性的なモデルでしょ? ユニークな外観と、国産杉に囲まれたおおらかな室内空間。昔の日本家屋では普通に存在した「マ」と「ヌケ」をBESS流の解釈で取り入れ、「暮らしを楽しむ」というBESSの哲学を具現化した、楽しいモデルなのだ。従来のBESSの木の家とは一味違う、遊び心溢れるユニークな「間貫けのハコ」を、今回は徹底的に紹介しよう。

「間」があって、「抜け」があれば暮らしはもっと楽しくなる。

最近、世の中が妙に窮屈に感じてしまう……そんなふうに思っている方も少なくないのでは? その昔、日本人は「間(マ)」と「抜け(ヌケ)」、そして「隙(スキ)」を上手に使い、ギスギスせずに人生を楽しむコツを体得していた。住まいも同じ。昔の日本家屋は「マ」と「ヌケ」をうまく取り入れ、暮らしを楽しんでいた。そこには、人が自由に集まる「スキ」も生まれていた。今はどうだろう? 「マ・ヌケ・スキ」がないばっかりに、逃げ場のない閉塞感を感じてしまう。

BESSの新モデル「三角WONDER 間貫けのハコ」は、「マ」と「ヌケ」を取り入れ、おおらかでくつろげる空間を実現している。ユニークなのはその外観。アルマジロをデザインモチーフにしており、とにかく個性的なのだ。一歩室内に入ると、そこは国産杉に囲まれた大空間が広がる。家の外と内をつなぐ広い間口には縁側が設けられ、人が集い、語らい、お茶を飲めるようなスペースとなっているのも嬉しい。

ちなみに、なぜ「間抜け」ではなく「間貫け」なのか。貫(ぬき)とは建築用語で、材と材の間をつなぐ水平材のこと。マがありヌケがあり、家と庭、家族とご近所を“つなぐ”家でありたいという想いから名付けられたという。BESSの新モデル「間貫けのハコ」、こんな家に住んだら、毎日の暮らしが、きっと楽しくなるに違いない。

家の内と外をつなぐ広い間口には、縁側が設けられている。これこそ「間貫けのハコ」のアイデンティティ。ここなら家族やご近所さんとの会話も弾むはず
縁側サイドに棚を設置し、趣味の道具を置くのもよいだろう。縁側は無塗装の屋久島地杉を使っており、非常に味わい深い
こちらがエントランス。玄関を見ただけでワクワクする家って、そんなにないはず。これぞBESSの真骨頂だ
七寸勾配屋根の個性的な外観に、うろこスレートがよく似合う。アルマジロがモチーフなんて、楽しくない?
こちらが1階リビングを正面から見た写真。今回の「間貫けのハコ」では床座の暮らしを提案している。国産杉に囲まれた大きな空間が広がり、ゆったりとくつろげる
玄関を入ってすぐのところにある「おくのま」。書斎に使ってもいいし、趣味空間にしちゃうのもアリ。この空間をどう使おうか、考えるだけでも楽しい
1階リビングから外を望む。大きな間口から光が入り、室内はとても明るい。この間口を開け放てば、家の内と外がつながる大空間が生まれる
この階段を上がると2階。三角屋根のおかげで天井も高く、開放感のある空間が広がる。国産杉に全方位囲まれた空間は、身も心も癒してくれるはず
2階部分。屋根の勾配のおかげでロフトのような落ち着いた空間が広がる。仕切りを設ければ部屋を作ることも可能
勾配のある屋根に設けられた天窓から陽光が差し込み、室内は明るい雰囲気に。どのスペースをどう使うか、アイデア次第で自由にカスタマイズできる
様々な太さの木材を組み合わせ、リズミカルな雰囲気を醸し出す“すだればり”も「間貫けのハコ」の内観の大きな特徴のひとつ
こちらは寝室スペース。大きな窓のおかげで、気持ちの良い朝が迎えられそうだ。“すだればり”を眺めながら眠りにつくのも贅沢だ
2階部分から1階を望む。吹き抜けのおかげで、家中どこにいても家族の声が聞こえる。暮らすことが楽しくなる家、それが「間貫けのハコ」なのだ

【問い合わせ】
「住む」より「楽しむ」BESSの家
TEL03-3462-7000
http://www.bess.jp
https://www.bess.jp/logway/

●「間貫けのハコ」スペシャルサイトも公開中!
https://manuke.bess.jp/

お近くのLOGWAYはこちらから

●BESSについてもっと知るにはこちら

(出典/「Lightning 2024年3月号 Vol.359」)

この記事を書いた人
モヒカン小川
この記事を書いた人

モヒカン小川

革ジャンの伝道師

幼少期の革ジャンとの出会いをきっかけにアメカジファッションにハマる。特にレザー、ミリタリーの知識は編集部随一を誇り、革ジャンについては業界でも知られた存在である。トレードマークのモヒカンは、やめ時を見失っているらしい。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

【ORIENTAL×2nd別注】アウトドアの風味漂う万能ローファー登場!

  • 2025.11.14

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【ORIENTAL×2nd】ラフアウト アルバース 高品質な素材と日本人に合った木型を使用した高品質な革靴を提案する...

グラブレザーと、街を歩く。グラブメーカーが作るバッグブランドに注目だ

  • 2025.11.14

野球グローブのOEMメーカーでもあるバッグブランドTRION(トライオン)。グローブづくりで培った革の知見と技術を核に、バッグ業界の常識にとらわれないものづくりを貫く。定番の「PANEL」シリーズは、プロ用グラブの製造過程で生じる、耐久性と柔軟性を兼ね備えたグラブレザーの余り革をアップサイクルし、パ...

【UNIVERSAL OVERALL × 2nd別注】ワークとトラッドが融合した唯一無二のカバーオール登場

  • 2025.11.25

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【UNIVERSAL OVERALL × 2nd】パッチワークマドラスカバーオール アメリカ・シカゴ発のリアルワーク...

着用者にさりげなく“スタイル”をもたらす、“機能美”が凝縮された「アイヴァン 7285」のメガネ

  • 2025.11.21

技巧的かつ理にかなった意匠には、自然とデザインとしての美しさが宿る。「アイヴァン 7285」のアイウエアは、そんな“機能美”が小さな1本に凝縮されており着用者にさりげなくも揺るぎのないスタイルをもたらす。 “着るメガネ”の真骨頂はアイヴァン 7285の機能に宿る シンプリシティのなかに宿るディテール...

今こそマスターすべきは“重ねる”技! 「ライディングハイ」が提案するレイヤードスタイル

  • 2025.11.16

「神は細部に宿る」。細かい部分にこだわることで全体の完成度が高まるという意の格言である。糸や編み機だけでなく、綿から製作する「ライディングハイ」のプロダクトはまさにそれだ。そして、細部にまで気を配らなければならないのは、モノづくりだけではなく装いにおいても同じ。メガネと帽子を身につけることで顔周りの...

Pick Up おすすめ記事

スペイン発のレザーブランドが日本初上陸! 機能性、コスパ、見た目のすべてを兼ね備えた品格漂うレザーバッグに注目だ

  • 2025.11.14

2018年にスペイン南部に位置する自然豊かな都市・ムルシアにて創業した気鋭のレザーブランド「ゾイ エスパーニャ」。彼らの創る上質なレザープロダクトは、スペインらしい軽快さとファクトリーブランドらしい質実剛健を兼ね備えている。 日々の生活に寄り添う確かなる存在感 服好きがバッグに求めるものとは何か。機...

【UNIVERSAL OVERALL × 2nd別注】ワークとトラッドが融合した唯一無二のカバーオール登場

  • 2025.11.25

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【UNIVERSAL OVERALL × 2nd】パッチワークマドラスカバーオール アメリカ・シカゴ発のリアルワーク...

今こそマスターすべきは“重ねる”技! 「ライディングハイ」が提案するレイヤードスタイル

  • 2025.11.16

「神は細部に宿る」。細かい部分にこだわることで全体の完成度が高まるという意の格言である。糸や編み機だけでなく、綿から製作する「ライディングハイ」のプロダクトはまさにそれだ。そして、細部にまで気を配らなければならないのは、モノづくりだけではなく装いにおいても同じ。メガネと帽子を身につけることで顔周りの...

時計とベルト、組み合わせの美学。どんなコンビネーションがカッコいいか紹介します!

  • 2025.11.21

服を着る=装うことにおいて、“何を着るか”も大切だが、それ以上に重要なのが、“どのように着るか”だ。最高級のプロダクトを身につけてもほかとのバランスが悪ければ、それは実に滑稽に映ってしまう。逆に言えば、うまく組み合わせることができれば、単なる足し算ではなく、掛け算となって魅力は倍増する。それは腕時計...

雑誌2ndがプロデュース! エディー・バウアー日本旗艦店1周年を祝うアニバーサリーイベント開催決定!

  • 2025.11.21

エディー・バウアー日本旗艦店の1周年を祝うアニバーサリーイベントを本誌がプロデュース。新作「ラブラドールコレクション」や本誌とのコラボなど、ブランドの情熱が詰まった特別な9日間を見逃すな! 来場者には限定のブランドブックを配布! 今回のイベントに合わせ、「エディー・バウアー」をもっと知ってもらうため...