江戸川区一之江にあるカフェで、東京下町が誇るエスプレッソを楽しんで。

小ロット焙煎量ながらもインディペンデントに活動をする店舗、マイクロロースタリーが近年増えている。東京下町で、地元住民に愛されているロースタリー&エスプレッソバー「エドガワ コーヒー カンパニー ブティック ロースタリー&エスプレッソバー」。オーナーの佐藤さんがかつて滞在したニュージーランドのエスプレッソ文化を広めていく。

コーヒーは日常。特別じゃないバーを目指す。

佐藤さんが丁寧に淹れてくれるハンドドリップもエスプレッソを求めて多くの常連客がやってくる。タルトなどの自家製スイーツもおすすめ

東京は下町の江戸川にあるローカルなロースタリー&エスプレッソバー。席数は少ないが週末となれば徒歩圏内の常連客だけでなく、遠方からのコーヒー好きが訪れ賑わう穴場だ。オーナーの佐藤さんは若い頃、エスプレッソ文化が根付いたニュージーランドで20年ほど滞在していた。

「向こうは、個人のコーヒースタンドがたくさんあって、地元の人たちがスポーツの話題で盛り上がったり、本当にローカルの雰囲気。そんな日常の中でコーヒーを味わえるお店をやりたくて」と想いを募らせ、イタリア人の友人からエスプレッソや焙煎を習得し、帰国してから2013年に下町に小さな店を構えた。

ニュージーランド時代に、イタリア人の師匠も使っていたRANCILIOのエスプレッソマシン。酸味と甘味のバランスがとれた味わいがニュージーランドスタイル

エスプレッソには特にこだわった。日本はハンドドリップの文化が強いが海外ではむしろエスプレッソが主流だ。

「中でもフラットホワイトはニュージーランドが発祥。その辺の文化も広めていきたいですね」と佐藤さん。

ロングブラックやフラットホワイトなどエスプレッソが独自に進化したコーヒー文化はまだまだ日本に浸透していない。東京下町でエスプレッソ文化を育みつつ「最近ではありがたいことに地元で定着してきたので、今後は新しい展開も考えたいです」と野望は尽きないようだ。

日本では聞きなじみのないフラットホワイトは、ニュージーランドでは最もポピュラーなエスプレッソスタイル
豆はシングル、ブレンドを合わせて常時5~6種類。初めての人は、飲みやすいハウスブレンドをお勧めしている。今回紹介したインドの豆は、不定期入荷なのでご注意を
店内は少ないながらもくつろげるテーブルもあり
焙煎機はフジローヤルの1kg釜。焙煎技術もニュージーランドでイタリア人の師匠に教えてもらったもの

人気のコーヒー豆を紹介!

[豆の種類]
シングルオリジン 4種類
ブレンド 2種類
シングルはシーズンによって国を変更。インドの豆は不定期

[抽出方法]
ペーパー/エスプレッソ

[焙煎機]
フジローヤル/半熱風式/1kg釜

【シングルオリジン】ハニー オアハカ ヘタテドライ

ハニーとあるが、ハニー精製ではない。すっきり、さっぱりと飲みやすく、アウターにははちみつの甘味が残る。酸味はあるが酸っぱすぎないように、浅すぎない焙煎を心がけた。

産地:メキシコ
焙煎:ハイ
精製方法:ウォッシュト
香り:はちみつの甘さ
酸味:ほどよく
コク:すっきり
後味:ラウンド

【ブレンド】ハウスブレンド

チョコレートのような香りを残しつつエチオピアならではのフローラル感もあり。飲みやすいバランス重視ブレンド。基本中深煎りだが、エチオピアのみ若干浅めで特徴を出した。

産地:ブラジル、コロンビア、エチオピア、他
焙煎:ハイ
精製方法:ナチュラル、ウォッシュト
香り:ほどよく
酸味:やや控えめ
コク:あり
後味:長く続く

【シングルオリジン】カラディカンエステート チクマガール

一般的に馴染みのないインドの豆だが、これは発酵させたような香りがとてもワイニーで、ミルクチョコレートも混ざっている特徴的なコーヒー。不定期で入荷。酸味はあまりなし。

産地:インド
焙煎:浅めの中煎り
精製方法:ナチュラル、ウォッシュト
香り:ワイニー
酸味:あまりない
コク:すごくあり
後味:長く続く

【DATA】
Edogawa Coffee CompanyBoutique Roasttery & Epresso Bar(エドガワ コーヒー カンパニー ブティック ロースタリー&エスプレッソバー)
住所:東京都江戸川区一之江7-33-19 102
連絡先:TEL03-5879-2716
営業時間:平日12:00~21:30、土日10:00~21:30
定休日:毎週火曜、水曜日
公式HP:なし
SNS:Instagram@edogawa_coffee_co、Facebook@edogawacoffee
席数:6席
ホールセール:あり
豆販売:あり
豆通販:なし
テイクアウト:あり
デカフェ:なし
ドリップバッグ:あり
セミナー:なし
器具販売:オーダーがあれば

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/別冊Lightning Vol.215「東京コーヒーロースターズ」)

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