“革命”に読点を入れると「革、命」。なぜ“革”という文字を使うのか。実は革という文字には獣の皮から毛を取り除き鞣したものという意味のほかに、たるんでダメになったものを改める、といった意味もあるのだ。ゆえに天命(めい)が革(あらた)まると書いて「革命」という。そもそも人類と皮革との歴史は旧く、およそ200万年前の旧石器時代、狩猟によって生活を営んできた人類は、寒さや衝撃から身を守るために毛皮や革を活用してきた。「皮」を「革」にする鞣し技術や、「革」を製品にする加工技術が人類史に登場した事実はまさに“革命”であったに違いない。我々が革ジャンやブーツなど革製品を身に纏うと精神が高揚するのは、そんな旧石器時代のプリミティブな感覚が今もDNAに刻まれているから(?)かもしれない。それはさておき今号のテーマは「革、命」。そこで旬なレザーブーツを筆頭に、10月7、8日に開催されたLeathers Dayの模様をお届け。
今月の「革」は革靴とブーツをメインにお届け。
満を持して立ち上げた新ブランドから、革靴ラバーによるコレクション、そして1型のみで対面販売だけのブランドなど、革を追求する男たちの物語を収録。
ブーツといってもその数は膨大。どんなブーツを選んでいいのかわからない人も多いだろう。そんな、迷えるブーツジプシーのために、人気ブランドに直接 “最推し”ブーツを聞いてみた。人気ブランドが自信を持ってオススメするブーツからぜひ新たな相棒を見つけてほしい。
初開催「Leathers Day」をレポート
10月7日(土)~8日(日)、横浜で発のレザーラバーのためのイベント「Leathers Day」が開催された。ライトニングを含む雑誌3誌でお馴染みのレザー関連のブランドが集結し、定番アイテムを中心に新作などを展示販売。その様子をレポート!
好きな革で帽子を作る! 特別企画スタート
帽子ブランド「THE FAT HATTER」が展開するヴィンテージ&アンティーク生地を使ってセミオーダーできる「Factory&Co.」レーベルで、世界中から取り寄せた上質な革を使って帽子を作るという企画がスタート。その詳細を大公開!
稲妻フェスティバルガイドブック公開!
稲フェス2023まではあと1カ月少し。10月20日現在までに出展が決定したブランドを一挙公開。今年は自衛隊も会場にやってくるぞ。各ブランドの目玉商品なども掲載しているので、まずはガイドブックで予習をしておこう。今後もSNSで続々と出展ブランドを公開する予定。