使うワクワクを大切にしたプロダクツ作り。
尼崎の鉄工所、柏木鉄工は30年以上の歴史をもつ金属加工を行う会社。金属加工を行う上でも端材は当然出る。ハザクルラボは、それらを使って便利グッズを提供するプロジェクトブランド。その第一弾が「焚き火台」だ。キャンプ好きのスタッフが、一台で気軽にいろいろな使い方できないか、と常々思っていた考えを自分でカタチにしたのだった。
まずこだわったのはコンパクトであること。持ち運びしやすく、一人で使うのに十分なサイズ感を目指した結果、収納時には約30㎝という小ささを実現。ただし、使い勝手が悪くなってしまったら元も子もない。組み立てやすく、空気を効率よく取り入れられるようプレートに多くのホールを設けた。そして、用途に合わせて自由に変形できる仕掛けを考案したのだ。
そしてもうひとつのこだわりが名入れオプションだ。セットの五徳を別々に見てみると、ピクトグラムのような絵柄の切り抜きがされている。これだけでも十分目立つが、さらに1枚にオプションで名入れができるようになっているのだ。もちろん名前でなくても、好きな言葉でもOKだ。
環境問題やサステナブルでも、それを意識せずに自然で、しかも楽しいカタチで行えているのが、なによりも評価したいところだ。第二弾、三弾でどんなものが登場するのか楽しみでしかない。
五徳のデザインにも遊び心を取り入れたキャンプ用品。
小さいけれど、しっかり焚き火台としての役割は果たしてくれる。調理もでき一台でいろいろな使い方ができるのは、ソロキャンパーにとってまさに求めていたものだ。収納時は約30㎝に。2万3000円
五徳もセットになっているので、高さと火加減の調整ができる。しかもこの五徳のデザインがとてもユニーク。
「ハザクルラボ」と抜かれているパーツには、自分の名前などを入れることができ、世界でひとつだけのデザインを楽しめる。
セットになっている5枚のパーツを組み立てるのだが、使う枚数によって変形するというユニークな仕様になっている。用途によって形を変えることできるというわけだ。
【DATA】
柏木鉄工
https://www.kashitetsu.co.jp
※情報は取材当時のものです。
(出典/「Lightning2023年9月号 Vol.353」)
Text/M.Matsumoto 松本めぐみ
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