【クルマ専門店ガイド】アメリカ車のカスタム&レストアの専門店「マウントジー」|埼玉県川越市

日本全国にあるクルマの専門ショップ。C10などに代表されるUSピックアップを数多く扱っているのが、埼玉県の川越市にある「マウントジー」だ。 5年前に移転した現在のショップの敷地はなんと300坪。ファクトリー前にはストック車両や修理で預かった車両などがズラリと並ぶ。そんな「マウントジー」を車両とともに紹介する。

修理やカスタマイズも得意な、USピックアップやフルサイズバンの専門店。

自身も若い頃から数多くのC-10に乗ってきた経験から豊富な知識を持つ代表の神山さん(右)と、昨年自動車学校を卒業し、MT.Gで働く若き女性メカニック安岡さん(左)の2人

アメリカ車の専門店で修行した神山さんが今から17年ほど前にオープンしたMT.G(マウントジー)は、アメリカ車のピックアップやフルサイズバンを中心に取り扱う専門店。豊富な知識を活かした修理やレストレーションはもちろん、足周りやエンジンなどのカスタマイズも得意とする。

自身が19歳でC-10を購入したという経験もあり、C-10ピックアップは特に力を入れている。川越市にある現在の場所は5年ほど前に移ってきた。基本的に在庫はベース車両が多く、作業も整備や修理がメインとなるが、自社買取による販売車両も場合によってはあるそうなので、気になるモデルがある人は相談してみよう。

1995 Chevrolet K1500

ここに紹介する`95年式のK1500は、一般的に知られるC1500の四輪駆動版モデル。シングルキャビン+ショートベッドの組み合わせは最もシンプルな構成で、アメリカでも珍しい存在。さらにV8エンジンを搭載しているのは非常に貴重なモデルだという。

新車時に日本に輸入されたトップグレードに近い「シルバラード」というグレードで、社外のハードトノカバーが備わる。それ以外はほぼストック状態をキープしており、コンディションも非常によい。

シングルキャブ+ショートベッドの組み合わせは全長4.93mと驚くほどコンパクト。これならせまいパーキングでの切り返しといった取り回しもさほど困らないはずだ

全長5mを切る手頃なサイズで都会でも乗りやすく、荷物もたくさん積めるのでアウトドアアクティビティの相棒としても最適。現在センターラインホイールとオフロードタイヤを装着しているため、このままでラフに乗るものカッコいいだろう。

実はこの車両はかつて7年前にMT.Gで販売した物。最近戻ってきたため、過去の整備履歴もしっかりと判明しているので、アメリカンピックアップ初心者にもオススメできる一台だ。

この時代のシボレー車に共通するフロントデザインで縦に2列並んだヘッドライトが特徴。グリルセンターにボウタイマークが備わる
リアゲートにはCHEVROLETのロゴが入る。荷台の中の物を出し入れする際に便利なステップバンパーが備わる
ストックをキープしたダッシュ周りは年式を考えるとかなりクリーン。ベンチシート&コラムシフトで乗車定員は3名となる
エンジンは5.7リッターのV8に4速オートマチックの組み合わせ。日本では一般的だが、アメリカではオプション設定の装備となる

【スペック】
全長:4928mm
全幅:1951mm
全高:1788mm
ホイールベース:2985mm
エンジン:V型8気筒
排気量:5700cc
燃料供給方式:インジェクション
駆動方式:4WD
乗車定員:3名
価格:418万円(税込)

1984 Chevrolet S10 Extended Cab

シボレーのS10はフルサイズピックアップのC/Kシリーズに対して、ミドルサイズ(当初アメリカではコンパクトサイズと呼ばれた)のピックアップモデルとして`82年に登場した。どうしてもフルサイズのC/Kシリーズに人気が集中してしまうため、日本ではあまり見かけないが、サイズ的にも日本で使いやすく、ここ最近では隠れた人気モデルとなっている。

ここに紹介する個体は`84年式で、キャビンが広いエクステンデッドキャブとなる。フロントヘッドライト下のエンブレムが主張するように、ラインナップの中ではパワフルな2.8リッターのV6を搭載し、4速マニュアルの四輪駆動という駆動系をもつ。またエアコンやパワステも装備しており、日本で乗るのにも不便は感じないはずだ。

シンプルなダッシュ周り。ステアリングやシフトレバーを含めて基本的にストックの状態を維持する

経年でカサカサになり、いい風合いの薄いブラウンのボディは、かなり状態も良い。純正オプションと思われるアクセントラインもしっかりと残っている。

シート後部に若干のスペースを持つエクステンデッドキャブには、運転席の後ろに横向きに座る補助シートが備わる。カタログ上は合計4人が乗れるとアナウンスされているが、補助シートは日本人でもかなり窮屈なので、2+2程度に考えた方がよいだろう。

あまり見かけないモデルでかつ装備も良い四輪駆動のピックアップ。ポピュラーなC1500では満足できない人にオススメだ。

キャビン後部にある横向きの補助シート。大柄なアメリカ人では絶対に座れないはず。子供用というより、ラゲッジスペースと割り切った方が良いだろう
ステップバンパーが装着され、牽引用の配線カプラーも設置される。おそらくアメリカではトレーラーを牽引していたのだろう
前後ともにブラックのバンパーはオプションだったそうで、ファーストオーナーはあえてクロームバンパーではなくこれをチョイスしたことになる
足周りはブラックにペイントされたスティールホイールにセンターキャップを装着したスタイル。車高だけでなくタイヤもノーマルのまま
エンジンはV6の2.8リッターで、4速マニュアルの組み合わせ。エアコンやパワステが備わるので、快適に日常使いができるはずだ

【スペック】
全長:4877mm
全幅:1626mm
全高:1549mm
ホイールベース:3122mm
エンジン:V型6気筒
排気量:2800cc
燃料供給方式:キャブレター
駆動方式:4WD
乗車定員:4名
価格:348万円(税込)

【DATA】
MT.G
埼玉県川越市氷川町339-5
TEL049-299-6910
営業/8:00〜20:00
休み/土曜日
http://www.mt-g.jp/

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning2023年8月号 Vol.352」)

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