人生の半分を共にする英国生まれの相棒「トライアンフ」のサンダーバード。

今年で3周年を迎えた注目アパレルブランドであるロウフォード。ディレクターを務める竹重和俊氏の相棒は、トライアンフのサンダーバード。20年もの時をともに過ごし、その姿かたちを変えてきた相棒である。

20年の時を共に過ごした、もはや自分のアイコン的存在。

「LAWFORD」ディレクター・竹重和俊さん|1983年生まれ。長野県出身。21歳よりアパレルショップへ入社し、ショップスタッフや企画などを経て、2020年に自身のブランドをスタート。Instagram@lawford_builttolast

長く続いてきた歴史や物事に敬意を払い、これから先も永く身につけられるワードローブを体現するロウフォード。ディレクターの竹重さんは、敬愛する1950年代以前のミリタリーやワークを再構築し、“いつの時代も美しい普遍的なスタイル”を提案している。

そんな硬派な竹重さんの愛車は、21歳の時に買ったトライアンフの名車サンダーバード。いくら気に入っていると言っても20年間も乗り続けることは滅多にできることでなく、そこには彼の美学やスタイルを感じられる。

「21歳で洋服に携わる仕事を始めたのですが、最初に入ったショップで、その時の先輩やお客様が、サイドバルブなどの旧い車両に乗っていたんです。当時はナックルやパンヘッドなどを見る機会は少なく、ショベルでも驚くような時代。自分はその旧きよき時代の象徴であるリジッドフレームに惹かれるようになり、右も左もわからない状態でしたが、このサンダーバードを手にすることができました」

当初はオリジナルのストック状態だったサンダーバード。自分の好きな世界観を知れば知るほど、好みのスタイルも変化していった。おのずとファッションに合うようにカスタムをしていった結果、今のようなレーサーとボバーのテイストを混ぜたスタイルになった。

「ここまで長く乗ると、自分のアイコン的な存在になってしまったので、なかなか他のバイクに手を出せなくなっていますね(笑)」

1952 Triumph 6T Thunderbird

1949年に北米市場を狙い、5Tスピードツインの大排気量モデルとしてリリースされた名作。1955年にはスイングアームに進化するため、それ以前のリジッドモデルを狙った。ナセルヘッドやフェンダーなどを取り外し、マフラーも変更。

アイコンであるナセルヘッドを廃し、ボバースタイルに合わせてヴィンテージのハンドルに。スミスのメーターを直付けした。

マフラーも純正であったが、エンドのみをメガホンに変更。ベースの雰囲気を守りつつも、センスよくカスタムしている。

ヘルメットは、当時のアメリカのレースシーンでも使われていたフランス製のROMER。ヴィンテージで探して見つけたもの。

第二次世界大戦時のアメリカンレッドクロスのエプロンをバッグとして使用。バイク工具なども入れられるので便利だ。

今年の3月で3周年を迎えたことを記念して、初となるバックルバックのジーンズをリリース。上品な太めのシルエットが際立っていた。

バイクに乗る時から普段までユーティリティに使えるサイドゴアブーツは、ロウフォード。キップスキンでコードソールを装着している。

【DATA】
LAWFORD CLOTHING
東京都渋谷区広尾1-2-5 キオイビル1 階
TEEL03-5422-7459
営業/13:00〜19:00
休み/水・木曜日
https://www.lawford.jp/

(出典/「Lightning2023年8月号 Vol.352」)

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

日本屈指のインディアンジュエリーブランドが放つ、美しき馬蹄のシルバージュエリー。

  • 2025.12.24

日本屈指のインディアンジュエリーブランド・ファーストアローズがこの冬新たにリリースした「馬蹄」を象った「ホースシュー」シリーズ。奇しくも2026年は午(うま)年。ファッション面だけでなく、来年こそは飛躍を願う人にとって最高の開運アイテムとなるはずだ。 新作「ホースシュー」シリーズを一挙紹介! 1. ...

【KERRY WOOLLEN MILLS×2nd別注】本物のアランは暖かさだけじゃない! アランケーブル クルーセーター登場

  • 2026.01.24

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【KERRY WOOLLEN MILLS×2nd】アランケーブル クルーセーター もともとは海の男たちを守るための、...

こんなコスパのライダース、見たことある? 「中田商店」のオリジナルブランドのライダースを侮るなかれ!

  • 2025.12.29

東京・上野にある老舗ショップ、中田商店。そのオリジナルブランドが「モーガン・メンフィスベル」だ。中田商店というと、ミリタリーのイメージが強いが、モーガン・メンフィスベルでは、ミリタリーをはじめ、様々なレザーウエアを展開している。もちろん、ライダースのラインナップも豊富。今回は珠玉のライダースを紹介す...

アメリカンヴィンテージやヨーロッパのアンティーク品や建築物からインスパイアされた「ホリゾンブルー」のジュエリー

  • 2025.12.28

宝飾品と呼ぶべき繊細で美しいジュエリーを世に送り出し、国内外で人気を集めるHorizon Blue Jewelry。アメリカンヴィンテージだけでなく、ヨーロッパのアンティーク品や建築物など様々なものからインスパイアされた逸品は、大量生産できないため入手機会の少ない希少な存在だが、ここでは今後発売する...

Pick Up おすすめ記事

こんなコスパのライダース、見たことある? 「中田商店」のオリジナルブランドのライダースを侮るなかれ!

  • 2025.12.29

東京・上野にある老舗ショップ、中田商店。そのオリジナルブランドが「モーガン・メンフィスベル」だ。中田商店というと、ミリタリーのイメージが強いが、モーガン・メンフィスベルでは、ミリタリーをはじめ、様々なレザーウエアを展開している。もちろん、ライダースのラインナップも豊富。今回は珠玉のライダースを紹介す...

日本屈指のインディアンジュエリーブランドが放つ、美しき馬蹄のシルバージュエリー。

  • 2025.12.24

日本屈指のインディアンジュエリーブランド・ファーストアローズがこの冬新たにリリースした「馬蹄」を象った「ホースシュー」シリーズ。奇しくも2026年は午(うま)年。ファッション面だけでなく、来年こそは飛躍を願う人にとって最高の開運アイテムとなるはずだ。 新作「ホースシュー」シリーズを一挙紹介! 1. ...

【KERRY WOOLLEN MILLS×2nd別注】本物のアランは暖かさだけじゃない! アランケーブル クルーセーター登場

  • 2026.01.24

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【KERRY WOOLLEN MILLS×2nd】アランケーブル クルーセーター もともとは海の男たちを守るための、...

【SETTLEMIER’S×2nd別注】メイドインポートランドの王道スタジャン登場

  • 2026.02.11

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! SETTLEMIER’S×2nd AWARD JACKET  1990年の創業以来、ポートランドの工場で今もなお地元...

ヘビーデューティど真ん中! レトロなデイパックに注目。

  • 2026.01.26

1977年に発売された『ヘビーデューティの本』という名著をご存知だろうか。当時数々の雑誌で、イラスト・ルポ(自ら現地に赴いて取材した内容をイラストを用いながら報告すること)を描いていた小林泰彦さんが手掛けた1冊で、いまだファッション好きにとってのバイブルとなっている。ヘビーデューティとは、「耐久性が...