1.FEATHER(フェザー)|ブランドの技術力が一目でわかってしまう、シルバーアクセの中で最もメジャーなモチーフ。
最も空高く舞うイーグル(鷲)はネイティブアメリカンの間で古くから神聖な存在として崇められてきた。その羽根は神との交信やお祓いの時に用いたり、友情の印としてプレゼントに用いられたりなどすることから、「飛躍すること」や「運気を上げること」、一方で「歓迎と友情」「家族愛」「平和」という意味が込められている。
シルバーアクセサリーの中でももっとも基本にして定番のモチーフで、シルバー初心者の方は、まずはフェザーのアイテムから始めるのがいいかもしれない。例えばペンダントなどでよく見られる、様々なアイテムを組み合わせる「コンビネーション」でも、フェザーは必要不可欠なモチーフ。定番だけに技術力の違いが現れる一品でもある。
2.EAGLE(イーグル)|古くからネイティブアメリカンの間で 最も神聖視されてきた大切な存在。
生き物のなかで最も高くまで飛ぶイーグル(鷲)。ネイティブアメリカンの間で生命の起源であり神と崇められる太陽に最も近い存在であり、神に願いを届ける生き物として重要視されたきた。特別なスピリットを持つといわれるイーグルは「名声」や「 リーダーシップ」「 将来性」 を象徴するモチーフ。羽根の模様まで繊細に彫り込まれることで生まれる躍動感は圧倒的な存在感を放つ。
3.BOW & FIRST ARROW(ボウ&ファーストアロー)|身につける人の幸運を願うファーストアローズのオリジナルモチーフ。
ネイティブ系でもみられるが、こちらはファーストアローズのオリジナルモチーフ、ボウ&ファーストアロー。ブランドのコンセプトでもある「それを身につけた人の力になる」という意味が込められている。
また、「アロー(矢)」は「まっすぐに放たれた矢が身につける人により良い道を示し、幸運へ導かれるように」との祈りが込められている。
特殊な加工技術により美しさと最大限の強度を併せ持つシルバー950と、長年の経験に裏打ちされた高い技術力が生み出す洗練を極めたデザイン。様々な形へとアレンジされ幅広いアイテムが展開される。ファーストアローズの美しさと技術力の高さを知るには最適のシリーズ。
4.ARABESQUE (アラベスク/唐草)|シルバーの常識をアップグレードさせた 大胆かつ繊細なデザインと流麗なライン。
日本では唐草の名前で知られるアラベスクもネイティブ系シルバーアクセサリーではメジャーなモチーフ。生命力の象徴ともいわれ、「生命」 や「実り」 などを表し、また太陽と唐草で「地球上の力」を表している。
1枚のシルバーの板に下書きなしのフリーハンドで、オリジナルのたがねをハンマーで打ち込むことで模様を描き出してゆく。長年の経験と技術が生み出す一切の迷いのなない鮮やかな手さばきが、絶妙な深さと流れるような躍動感を生み出す。
この模様こそ、ファーストアローズの人気の秘訣である、「繊細で上品」なデザインの象徴ともいえる。シンプルなポイント使いから全面に彫られたゴージャスなもの、そして浮き彫りまで幅広いラインナップ。
5.RISING SUN(ライジングサン)|ネイティブアメリカンにとって絶対神であり生命の起源である太陽。
ネイティブアメリカンにとって太陽とは絶対神の存在であり、全ての生命の「起源」であり「全て」といわれてきた。放射状に周りを照らし出す光は大いなる「愛」「エネルギー」「パワー」 の象徴でもある。
また、太陽の中心にあるのはほぼ全作品に入るブランドのトレードマーク。こちらも全ての起源である太陽がモチーフとなっている。何にも邪魔されることなく全方位に伸びゆく光のごとく、身につけた人の迷いを消しさるだけでなく、魅力を最大限に引き出し、その人の未来を明るく照らし出してくれる。ペンダントヘッドのほかバックルなどで使用される。
6.ARROW(アロー/矢じり)|身につける人に良い道を示し幸運へと導いてくれる人気の定番モチーフ。
ブランド名にも名前が入っている定番人気のモチーフ。アロー(矢じり)には「身につける人に良い道を示し、幸運へと導かれるようにとの意味」が。
また、ネイティブアメリカンの間では「幸運や幸福へ導かれるために敵から身を守り自分の弱さとも向き合って勝利する」という意味から、狩りや戦場に行くときのお守りとして身につけたとも言われている。
数ある作品のなかでもワイルドに仕上げられる矢じりは、何か大切な目標に向かって邁進する人の背中を押してくれるに違いない。
7.NAJA(ナジャ)|女性へのプレゼントとして、また、家族への愛を深めたい男性にぴったりの伝統的モチーフ。
ナジャは古代ムーア人(北西アフリカのイスラム教徒)が使っていた三日月をかたどった魔除けのシンボルがルーツと言われ、スペイン人を経由してアメリカに伝わったとされる。その後、ネイティブアメリカンの間でヨーロッパ風の蹄鉄デザインを独自のデザインへと発展させた。
女性の子宮に形が似ていることから「子宝のお守り」「女性のお守り」とされてきたほか「母なる大地と繋がる」意味も持つ。女性へのプレゼントやペアアテイムとしてまた家族愛を深めたい男性にもオススメだ。
8.EAGLE CLAW(イーグルクロ―)|美しさと鋭さが同居するイーグルクローとともに憧れの夢をその手に鷲掴み。
ネイティブアメリカンの間で神聖な動物として崇められているイーグル(鷲)の鉤爪を象ったイーグルクロー。「邪気を払い、夢や幸運を掴む」といった縁起のいい意味合いが込められている。
実物をベースにしながら一方でアクセサリーとして成立するようにアレンジされたデザイン。そして、時間をかけて磨き上げられたシルバーの放つ輝きがワイルドさにエレガントなエッセンスをプラス。
サイズ展開もあるのでシンプルな1点使いから組み合わせのパーツまで幅広い使い方で楽しめる。
9.BEAR CLAW(ベアクロ―)|重厚で逞しいベアクローはリーダーシップを発揮するワイルドな男にこそふさわしい。
ネイティブアメリカンの間で語り継がれている物語のなかで熊は、頻繁に“最初に助けてくれる” 場面に登場するなど愛されている生き物で、庇護者のシンボルとして知られている。
その鉤爪であるベアクローは力「強さ」と「リーダーシップ」の力を補うという意味も込められている。
シャープなフォルムのイーグルクローと比べるとボリュームがあり、よりワイルドな印象。大勢の人をまとめていく人などはベアクローの持つ力が支えになるはずだ。
10.EAGLE GRAB(イーグルグラブ)|リアルなデザインと細部の作り込みが作品に迫力と上品な美しさをもたらす。
イーグルはモチーフとしても人気が高いので、本体やフェザーのほかに、足の部分を象ったイーグルグラブという派生系もある。こちらもクロー同様、「何かを掴む」「夢を掴む」という意味を持つ。
リアルさを追求した結果生まれた細部に至るまでの作り込み、そのデザインやフォルムを最大限生かす組み合わせやアイテム展開など、どれも完成度に加えてオリジナリティも非常に高い。イーグルクロー同様、いやそれ以上に “鷲掴み” したい夢を抱くならイーグルグラブが欠かせないはずだ。
11.FLOWER(フラワー)|女性へのプレゼントにはもちろん、男性も取り入れたい人気モチーフ。
「愛の成就」「その人の持つ美や魅力を引き出す」といわれる人気のモチーフ。古くから女神たちの持ち物(アトリビュート)であり、“美と愛の女神アフロディーテの花” といわれ、「豊穣」「処女性」「美」「生命」「生命力」「実り」を意味する。
女性はもちろん、女性へのプレゼントにも最適。また、ワイルドになりがちなシルバーだからこそ、こうした繊細なモチーフを身に着けることで上品さも演出できる。TPOに応じてアイテムも変える気配りができて初めて上級者といえる。
12.INDIAN FLOWER(インディアンフラワー)|美しい花の魂が気づかなかった、忘れていた思いを呼び起こす。
日本人同様ネイティブアメリカンも命は皆平等であり、全ての生き物に魂が宿ると考えられている。また、すべての生き物たちには役割があると考えられていて、そのなかで花は様々な意味の言葉を用いて、常に人
間に話しかけていると言われている。
このインディアンフラワーには「気づかなかった、忘れていた思いを呼び起こす」力が宿るといわれている。ペンダントトップ、バングル、リングから小物までラインナップに並ぶので、何かまだやり残していることがある人はこちらをコレクションに加えることをオススメする。
13.LIGHTNING(稲妻)|ネイティブアメリカンにとって雷は恵みをもたらす象徴でもある。
世界各地の神話において、稲妻のシンボルは神々によって頻繁に使用さてきた。悪い行いを処罰するために使われることが多いが、一方で、嵐とともにやってくることから稲妻は土地に水を与え大地を肥沃にする「恵み」や「超自然的な力」を表すサインとしても使われる。
14.CROSS(クロス/十字)|ネイティブアメリカンにとって大切な数字「4」を表す神聖なるモチーフ。
キリスト教の象徴としても知られるクロスはネイティブアメリカンにとって神聖な数字である「4」を表す。東西南北、白黒赤黄という色や人種、季節など様々な自然の現象が4つの要素に分かれるなど、クロスに「自然との調和」「生命力の象徴」という意味合いも込められる。
15.HEART(ハート)|古くから女性に人気の高いハートをファーストアローズ流に大胆アレンジ。
古くから「生命や愛情」の象徴で古くからモチーフとして人気のハート。「生命」「幸福」「愛情」「幸福」を意味し、「永遠の幸福」「恋愛の成就」「幸せな結婚への願い」に効果があるといわれる。ファーストアローズでは女性だけでなく男性でもつけやすいようにデザインをアレンジ。
繊細な唐草模様風と、ゴツゴツしたワイルドなデザインという雰囲気の異なる2タイプを用意。さりげなく付けられる上品な仕上がりは、女性的なモチーフが苦手な人にもぜひ挑戦していただきたい。
16.BUTTERFLY(バタフライ/蝶)|正統派なネイティブ系がお好みならデザインもアレンジも様々なバタフライシリーズ。
力強く羽ばたく姿から「生命力」や「エネルギー」の象徴ともいわれるバタフライ(蝶)。また、幼虫からさなぎの姿を経て羽化する様子から、「変化」や「喜び」「色」を表すともいわれている。
このバタフライシリーズはシルバーアクセサリーの伝統技法であるサンドキャスト製法で製作。砂で作った鋳型の中に溶けた銀を流し込み、それを叩いて削って仕上げていく。透かし彫りや、溝の深いデザインを生かすために、あえて磨きすぎず陰影を色濃く出す仕上げもまた特徴的。
ヴィンテージ感溢れる雰囲気は正統派ネイティブ系の佇まいといえる。
17.MEDICINE WHEEL(メディスンホイール)|車輪のように転がって変化し続ける今という時にバランスと調和をもたらす。
輪と十字を象ったメディスンホイール。輪は始まりも終わりもないという世界観を表し、4つの方角や色、人種、季節、人生など様々な意味を内包し象徴する。十字はネイティブアメリカンにとって神聖なモチーフであり、「バランス」、「調和」を意味し、輪は「すべてのものは自分と繋がっている」という意味がある。
人生は輪のように転がって変化し続けてゆく。自分を主張することも大切だが、その場その時に合わせるバランス感覚や調和力をアップさせたい人にオススメしたいモチーフだ。
18.CROSS ARROW(クロスアロー)|中央で交差する2本の矢は変わることのない友情の証。
ネイティブアメリカンの間では中央で交差する2本の矢は、ふたつの部族や人々をまとめるという意味を表すシンボル。このクロスアローは“友情の矢” ともいわれる通り「友情」を表している。
パートナーはもちろん、仲のいい仲間同士の友情の証として身につけるのも一興だ。
19.TRIPLE ARROW(トリプルアロー)|1本の矢では折れても3本なら折れない、有名な逸話がモチーフのトリプルアロー。
1本の矢ならひとりの力でも簡単に折ることができるが、3本まとめると簡単に折ることはできない、という有名な逸話を元に生まれた。
「団結」「結束」「強固」「折れない意思」という意味が込められている。組み合わせはもちろん、シンプルに単品使いでも十分な存在感を放つ。
20.THUNDER BIRD(サンダーバード)|シンプルなフォルムのなかに高い技術を詰め込んだ伝説の神鳥。
ネイティブアメリカンの間に伝わる神鳥。嵐を呼び、雷を自由自在に操ることができ、獲物を仕留めることもできるといわれている。また、火の象徴でもあり、無限の幸せを運んでくるともいわれている。力強さを表す伝説も多いことから「リーダーシップ」「統率力」を表すモチーフとして用いられる。柄を打ち込んで描くスタンプワークや羽の細かい模様まで描き出す高い職人の技術力が作品に上質な風格を与えている。
21.STAMP WORK(スタンプワーク)|シルバーの伝統技法をベースにしたファーストアローズのヴィンテージスタイル。
スタンプワークとはシルバーに柄を描くための道具 “タガネ” を使って、シルバーに柄を彫り込んでいく技法のこと。
唐草やフェザーなど彫刻のように叩いて柄を描く技法とは異なり、柄を打ち込んで描くため、古代の象形文字のようなシンプルなデザインが特徴だ。燻した感じも相まってヴィンテージ好きにはたまらない重厚感を醸し出している。
22.STAMP STAND(印台)|組み合わせる金や石の魅力を引き出すフォルムは高い技術力ならでは。
印台とは曲面のリングに平面を組み合わせたリングの形状のことを指す用語。平面の部分にに金や石をあしらうことで、より美しさが際立つが、実は曲面に平面を組み合わせるのには手間と技術を要する。シャープな角度が高級感を演出するトライアングルタイプとシームレスな曲面を持つオーバルタイプ。どちらも技術の高さが光る美しい仕上がり。
23.DOUBLE-HEADS(ダブルヘッド)|ヨーロッパの貴族にも愛された双頭の鷲。その視線の先に捉えるモノとは?
神と交信できる唯一の動物として崇められるイーグル。双頭の鷲はふたつの権威をひとつの体に有していることの象徴として、古来ヨーロッパの王家や貴族の紋章に用いられてきた。「権力」「地位」「名声」「共存」「調和」といった意味を持つ。
24.TWIST(ツイスト)|相手の気持ちを形に込めて。大切な女性へのプレゼントに最適。
「ひねる」「縒り合わせる」という意味から、「人と人を結びつける」「助け合い団結する」という思いが込められたツイスト。強く結びついて助け合うという意味から感謝したい大切な女性に贈るプレゼントにも最適。
25.SWASTIKA (スワスティカ/卍)|洋の東西を問わず古くから縁起物として用いられてきた“吉祥印”。
「スワスティカ」と呼ばれる卍は4つの「L」が合わさった模様で、西洋では「LIFE・LIGHT・LOVE・LUCK」の意味が込められ「幸運のお守り」とされてきた。コンチョのみの展開。ウォレットのカスタマイズにも最適。
26.CIRCLE(円)|古来より様々な場面で使われた普遍にして不変のモチーフ。
最古のシンボルのひとつといえる円。「無限」をはじめ「団結」「全体」という意味も持つ。古くからどちらかというと女性的なイメージで「生来の力」「精神力」という意味もある。日本でも「円」は「縁」であり「輪」は「和」となり人のご縁も広げてくれる効果もありそうだ。
27.HAIR ORNAMENTE BARRETE(髪飾り)|髪を大切に扱うのなら、髪飾りもこだわりのシルバーで高級感もアップ。
ブランドを象徴するボウ&ファーストアローのモチーフをアレンジした髪飾り。女性の「内に秘めた思いの強さ」や「気高さ」といった想いがデザインに込められている。髪留めが高級なシルバーというのも、髪に
こだわる女性はもちろん、ロングヘアーの男性にもオススメ。
28.CONCHO(コンチョ)|様々なアイテムを彩るパーツとしても、アクセサリーとしても使い勝手抜群。
ボタンや留め具、ワンポイントの飾りなど、様々なシーンで活躍するコンチョ。かつては旧いヴィンテージコインを加工したものも数多あった。レザーアイテムのポイント使いのほか、バングルやリングといったアクセサリーにも転用されている。
Text/M.Terano 寺野正樹 Photo/S.Sawada 澤田聖司 T.Furusue 古末拓也
関連する記事
-
- 2024.11.18
純金なのにギラギラしない、「市松」の“純金属”アクセサリーならトラッドスタイルにも馴染む
-
- 2024.10.19
オーダーアクセサリーブランド市松の「27年続く定番」と「進化した新作」
-
- 2024.10.11
CORNERSがトランクショーを開催。テーマは「美の共感」。