店舗設計を学んでたどり着いた「こだわり」を表現した茨城県のハンバーガーショップ。

茨城県はつくばみらい市にオープンしたハンバーガーショップ「モンタナ」は、地産地消をコンセプトにしたグルメバーガーを提供するレストラン。こだわり抜いたメニューはもちろん、店内の雰囲気にもただならぬ熱意を感じるここは、今やローカルでも有名な存在。そんなモンタナを切り盛りするのがオーナーの松村さん。ここにたどり着くまでのストーリーもおもしろい。

店舗設計という空間デザインを学び、いつしか自分の店を出すまでに。

金、土曜のみの18時からのバータイム用に現在は新作カクテルを開発中の松村さん。空間、フード、カクテルと、すべての部分で今でも追求する姿勢は変わらない

ここのオーナーである松村章吾さんの本職は店舗デザインなどをする設計。美術大学を卒業し、空間デザインを勉強しているうちに、いつしかそのセンスを惜しみなく注ぎ込んだ店を持ちたいという思いをカタチにしたのがここモンタナだ。

自身でアンティークショップを回って手に入れた什器や雑貨、それに店舗はすべてDIYでやりきるだけでなく、ハンバーガーもこだわりがいっぱい。

レストランの空間だろうが、メニューであろうが手を抜きたくはない。そんな情熱とチャレンジ精神が、構想から3年の月日を費やし、このレストランを実現した。

オープンしてからすぐに地元では評判となり、今や本業よりも忙しくなっているほど。

といっても現状に満足することはなく、現在はオリジナルのカクテルも開発中と、常に進化をやめることはない。

一歩店内に入れば、一気にモンタナの世界観に包まれるだけでなく、そこではオーダーが入ってから手ごねして焼くというパティを使ったボリュームたっぷりのグルメバーガーが楽しめる。

今ではローカルだけでなく県外からもわざわざやって来る人やリピーターも後を絶たない。

まさに店名の通り、アメリカの片田舎に来たような情景は、すでにつくばみらい市のランドマークになっている。

美術大学を卒業し、店舗設計を本業としている松村さんらしく、メニューのハンバーガーもいわゆる「設計図」を作成する。こうすることでイメージも湧きやすい
新メニューのCHUMSはあらびきのパティ1枚に、ベーコン、トマト、レタスを組み合わせ、自家製のシャキシャキタルタルでオニオンの歯ごたえ、特製BBQソースでチーズのコクを感じるように開発したベジタブルバーガー。1518円
店舗にある喫煙スペースには松村さんのアートワークが。自身が描くイメージを空間のあらゆる場所で表現している
仕事で使用するクルマもジープ・ラングラー・アンリミテッドと、アメリカンスタイルを意識。店舗の雰囲気に合わせてカスタムしているところにも注目

【DATA】
カフェ&バーガー モンタナ
茨城県つくばみらい市台1925-1
TEL0297-38-7744
営業時間:11時~15時(火曜~日曜)、金、土曜のみ 18時~20時で夜の部あり
月曜定休

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Lightning 編集部
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