ほとんどが横田基地からの放出品。ココだから手に入るリアルな軍モノは必見!
横田基地第2ゲートの目の前あるグッドキングススコードロンは、現在の世界情勢にあって貴重な放出品が手に入ると話題のニューショップだ。
「ここは同じ福生市内の16 号線沿いにある古着屋、グッドキングスの2号店で、ミリタリー専門店として昨秋オープンしました。横田基地の管理部隊、第374空輸航空団の看板から拝借して、飛行隊という意味を持つスコードロンの文字を足したんです」と話すのはスタッフの榎本さん。
ではなぜここまでリアルな軍モノが手に入るのだろうか。
「最初は一般からの買い取りがメインの古着店だったんですけど、だんだん横田基地の兵隊さんが退役時に持ち込むようになり、そこから口コミで広がって次々と同じものが入ってくるようになりました。店内は8割近くが基地からの放出品です。ただ今は現役軍人の方が売るのは難しいご時世なので、主流は少し前のABUという空軍迷彩で、最新のスコーピオンはまだ少なめといったところでしょうか。
このお店はできたばかりなので、まだどうやって売ろうかという段階ですが、その次は自分たちがいかに楽しめるか。お客様も含めワクワクし続けられるお店にしていこうと思っています」
日本のアメリカにあるミリ屋は伊達じゃない!どんどん出てくるお宝の数々。
REED PRODUCTS社製 N-3A
REED PRODUCTS社製、’50年代米空軍のフライトジャケット。防寒性に重きを置いたN-3シリーズの中でも、このエアフォースブルーが採用されたものがN-3Aと呼ばれる形。Sサイズのミントコンディションはレア。33万円
YOKOTA AB SWEAT HOODIE
YOKOTAとプリントされた文字からもわかるように、どこからどう見ても本物の横田基地放出のスウェットパーカー。基地内の施設やイベント等で用いられた、ココでしか手に入らない、ある意味かなりのレアアイテム。3800円から
1st 前期 ECWCS PARKA
GORE-TEXを採用したGen1の最初期型で、フード周りのディテールが特徴的。人気のウッドランドは1着は持っておきたい定番の迷彩柄。「ECWCS」は1980年代後半に米陸軍に制式採用された極寒冷気候向けのレイヤリングシステムのことをいう。5万2800円
US NAVY G-8 JACKET
G-8 JACKETとは1950年代中期から1970年代中期まで米海軍(US NAVY)で採用されていたナイロンジャケットのことを指す。’50年代後半のモデルからラベルに表記される「WEP」の文字からWEPジャケットとも呼ばれるようになった。5万5000円
CWU-27/P FLYERS COVERALLS
米軍における難燃素材、アラミドを使用したフライヤーズ・カバーオールズ(フライトスーツ)。AIR FORCE、NAVY、USMCのパイロット、エアクルーが使用。映画『トップガン』で着用されているモデルでもある。1万4800円
TANKER TOOL BAG
戦車兵が使用していたナイロン製工具入れ。手頃な大きさで頑強さは折り紙付。ヤレた風貌もここまで来るともはや良い味といえる。そんなカッコ良さ溢れるヴィンテージアイテムは、キャンプの道具の収納などアウトドアでの使用もおすすめ。7800円
KOREAN WAR GAS CAN
1952年の朝鮮戦争時に使用された、通称ジェリー缶と呼ばれるガソリンタンク。現在数が少なくなりつつある貴重なスクリューキャップ式。その風貌から歴史を感じずにはいられない。ディスプレイにも最適。4万2800円
DOG TAG サイレンサー付き2枚セット
通称「ドッグタグ」と呼ばれている、兵士が胸に下げて使用する個人識別札。その場で打刻してくれる人気商品。第二次世界大戦当時から、米軍で使われた刻印機をそのまま使っているのでリアリティはお墨付きといったところ。3000円
【DATA】
GOOD KING’S SQUADRON
東京都福生市福生2212
TEL 042-808-7880
営業/平日12:00~19:00、土日祝11:00~20:00
休み/不定休
Instagram @goodkingssquadron_fussa
※情報は取材当時のものです。
(出典/「Lightning2023年5月号 Vol.349」)
Text&Photo/Y.Yoshida 吉田佳央