新旧のSUVを知るからこそ感じる、新型グランドチェロキーのユーティリティ性。
過去にはグランドワゴニアやイーグルワゴンなど、オールパーパスな旧車も乗り継いできた。現在はドイツ製のSUVに乗っており、新旧のSUVをうまく乗り分けている。
「まずは目を引いたのが、アメリカ車らしい力強いマスクですね。初代のワゴニアを彷彿とさせるデザインでありながらも、しっかりとモダンにアップデートされていて好印象を受けます。それにこのマスクはかなり迫力があるから、後ろに付かれたらちょっと嫌かも(笑)。随所に使われているクロームも高級感があっていいアクセントになっていると思います」
実業家としてだけでなく、そのライフスタイルも注目されている横町さん。塊根植物をこよなく愛し、ブラジリアン柔術の茶帯を取得。ここ最近はパーソナルトレーニングでフィジカル強化も図っている。そんなアクティブな日々を支えているのがユーティリティ性のあるクルマだと語る。
「西東京を拠点としていて、通勤で渋谷区や港区へ通っているので、快適な乗り心地や楽しく運転できるクルマに自ずと惹かれます。仕事では植物を仕入れする時も多く、プライベートでは家族に加えて、大型犬を3匹飼っているので、大きなカーゴスペースはマスト。そう考えると、このグランドチェロキーは、僕の条件にぴったりですね。今の愛車より縦も横も大きいので乗る前は身構えましたが、運転するとサイズ感も気にならず、本当に乗りやすい。最新のジープのもつ安全性や進化した技術は素晴らしいものがありますね」
いつもの道が楽しくなる、上質なモダンインテリア。
二人目は、人気ヘッドウェアブランドであるTHE H.W.DOG&CO.のデザイナーを務める弦巻さん。旧きよき時代のアメリカンプロダクトに宿るクラフトマンシップと、東京ならではのモダンなセンスを兼ね備えた唯一無二のコレクションを展開しているブランドだ。そんな弦巻さんは、旧車のグランドワゴニアと現行のドイツ製SUVが愛車。このグランドチェロキーに乗った第一印象は、後者のヨーロッパ車のフィーリングに似ていると語る。
「このグランドチェロキーを乗った瞬間に思ったのが、高級SUVのような上質感があることでした。僕の乗っているクルマが旧いということもありますが、いい意味で大味なのがアメリカ車のイメージ。ただこのグランドチェロキーは、まったく別物ですね。落ち着いたブラックを基調としたインテリアなんですが、よく見るとウッド調のパネルやクロームがアクセントに使われており、上質な印象を受けました。僕もモノ作りをする人間なので、ディテールまでこだわる姿勢は共感できます。ファブリックの選び方や細かな点まで作り込んだからこそ体現できる質感があると思います」
ハットのクラフトマンでもある弦巻さんだからこそ気付ける細かなこだわり。その優雅な空間をより上質なものにしているのが、2リットル直4ターボのパワートレインだ。
「一昔前のクルマに乗っている人間にとっては、V8の大排気量でトルクフルに走るというのが醍醐味でもあるのですが、現代の小排気量ターボエンジンというのが逆に新鮮です。インテリアだけでなく、この小排気量のターボエンジンがよりヨーロッパ車らしい乗り味になっているんでしょうね。ボディ剛性がしっかりしていて、遮音性能も高いので、優雅な気分でドライビングできると思います。普段の通勤でも一味違う気分で運転できそうなのも魅力ですね」
Specification
全長:4900mm
全幅:1980mm
全高:1810mm
ホイールベース:2965mm
ドア数:5ドア
乗員定員:5名
最高出力:272ps(200kW)/5250rpm
最大トルク:40.8kg・m(400N・m)/3000rpm
エンジン:1995cc直列4気筒DOHCターボ
駆動方式:4輪駆動(オンデマンド方式)
トランスミッション:8AT
価格:892万円〜
【問い合わせ】
ジープフリーコール
TEL0120-712-812
(出典/「Lightning 2023年5月号 Vol.349」)
Text/S.Sato 佐藤周平 Photo/M.Watanabe 渡辺昌彦
関連する記事
-
- 2024.10.21
テスラModel 3で、520km走ってアメリカ最南端行ってみた!
-
- 2024.11.20
名車が並ぶ!クルマ、バイク好きのクラブハウスというガレージライフ。