子供から大人まで、いつだって男は中を見たい。
ブロックヘッドモータースのデザイナー、JUN WATANABEさん。「平成カルチャーなら、こんな物もあるよ」と見せてくれたのがゲームボーイのコレクション。しかも全部トランスルーセント、いわゆる半透明のスケルトン仕様というこだわりだ。
「’98年のiMACの発売とかでスケルトンが大ブームになったことがあったでしょ? プラスチック製品はとりあえずスケルトンバージョンも出しておけばOKっていう時期。それこそクルマのターボタイマーもスケルトンにしちゃったり。『えっ、そんなのも?』みたいな(笑)
ゲームボーイは本体の種類に加え、カラバリも豊富だから、見つけたらつい買っちゃいます。個人的にスケルトンの製品は大好物ですが、全部が全部好きというわけじゃないんです。
子供の頃からドラえもんやガンダムの内部メカが描かれたイラストとかが好きだったんですよ。今考えると普段は中身が見えないから、その中を知りたくなるわけで。それと同じでスケルトンだけの商品は興味がないんです。ですが普段は中身が見えない商品にスケルトンバージョンが出ると、急に気になるんですよ。『これ本当に中身が入ってたんだ!」って。
これは僕だけの考えかもしれないけど、男って中身を知りたくなる生き物じゃないですか? 分解とかすぐしちゃうし。だからスケルトンを見ると分解しなくてもその欲求が満たされるから欲しくなるんじゃないかなと思うんです」
(出典/「Lightning2023年4月号 Vol.348」)
Text/M.Sasaki 佐々木雅啓 Photo/D.Katsumura 勝村大輔 取材協力/ BLOCKHEAD MOTORS https://www.blockheadmotorsinc.com/
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