タミヤの名作オフロードバギーをヴィンテージスタイルで楽しむ。

  • 2023.04.15

子供から大人まで、誰しも夢中になってしまうホビーの王様「RC(ラジコン)」。せっかくRCカーを作るなら、自分の好きな世界観でクルマを仕上げたい。例えばタミヤの復刻RCカーを、ヴィンテージMX風のグラフィックにしてみるとか? デザイナーのJUN WATANABEさんに話を聞いた。

実車の雰囲気をタミヤの復刻バギーに忠実に再現。

JUN WATANABEさん|デザイン会社「HANAKUMO INC.」代表。Reebokなどのスニーカーブランドや数々のアニメ&ゲームなどの作品とのコラボレーション商品をデザイン。タミヤとはRCカー「ホーネット by JUN WATANABE」のデザインを担当。現在アパレルに特化した「TAMIYA by JUN WATANABE」を展開中

タミヤから発売されている復刻オフロードRCを、まるで’70 年代のアメリカンレーサーのように仕上げていることで話題になっているのがブロックヘッドモータース。今まであるようでなかったこのスタイルについて、デザイナーのJUN WATANABEさんに話を聞いた。

「昔からRCカーが好きだったんですが、子供の頃はタミヤのバギーって空想の物だと思っていました。それがネットが発達して情報が得られるようになると、オフロードバギーって実際に存在していた物だって知ったんです。当時の実車の写真を見ると、RCにモデル化される際に省かれたディティールがあることもわかりました。そこでグラフィックも含めて、当時の実車の雰囲気をタミヤの復刻バギーに再現してみたんです」

ブロックヘッドモーターズの店舗の壁に展示されたタミヤ製RCカーの数々。あえて趣味のガレージのような雰囲気にしてディスプレイしているのがポイント。どのRCカーも独特なテイストで仕上げてあり、ペイントの参考になる

今ではRCカーをカッコよくするカスタムブランドとして認知されているブロックヘッドモータース。RC用ステッカーから各種RCギヤ、アパレルまでラインナップし、世界的に人気を博している。公式のタミヤからは復刻RC「ワイルドワン」のブロックヘッドモータース仕様が登場。そして2023年3月には同じく「ホットショットⅡ」のブロックヘッドモータース仕様の発売が決定した。そのプロトタイプを紹介する!

送信機も普通じゃ面白くない! そこでステッカーでデコレーション。このPOP な雰囲気もJUN WATANABEのスタイルのひとつ
塗装用スプレー「タミヤカラー」の販売スペース。ドラム缶をタミヤカラー柄にペイント。裏側の注意書きまで再現しているのがポイント

BLOCKHEAD MOTORS仕様のホットショットⅡが登場!

2021年12月にタミヤから発売された『1/10RC ワイルドワンオフローダー BLOCKHEAD MOTORS』に続く第2弾モデルが3月に登場! それが『1/10 RCカー ホットショットII BLOCKHEAD MOTORS』だ。ブルーを基調としたカラーリングやサイドのゼッケンプレートなど、ブロックヘッドモータースらしいアメリカンヴィンテージレーサーの雰囲気が満載! そして最大のポイントが、1987年に発売された「ホットショットⅡ」初の復刻モデルとなることだ。2万6400円 製品問い合わせ/タミヤ TEL054-283-0003

製品は組み立てキットで販売される。別途送信機とバッテリー、ESCやサーボといったメカ類が必要となる。RCビギナーの人は、タミヤHPの「タミヤRCスタートガイド」でわかりやすく解説されているのでチェック!

形状だけでなく取り付け角度にもこだわったゼッケンプレートや飛び石を防ぐリアのストーンガードなど、このモデルのために追加されたディティールがスケール感を高める。

キット同梱のステッカー以外に、ブロックヘッドモータースの公式WEBでは様々なデカールを販売中。それでさらにカスタムするのもあり。

コクピットのウインドウネットや砲弾型ヘッドライトなど、ホットショット2をベースによりヴィンテージオフロード感が増すカスタムが施されている。ブロックヘッドモータースが手掛けることで、初代ホットショットに似た雰囲気を感じる仕上がりなのも面白い。

JUN WATANABEがクリエイトするタミヤオフロードRCの世界。

2021年にタミヤから発売された『 ワイルドワンオフローダー BLOCKHEAD MOTORS 』。1985年に発売された名車バギーの復刻版をカスタマイズ!

今でも人気の『ホリデーバギー』をJUN WATANABEが仕上げるとこうなる! 後付けで追加されたゼッケンプレートなど、どこを見てもブロックヘッド仕様のスタイルだ。

ソリッドオレンジとホワイトのツートーンでグラスホッパーのボディをペイント。’70年代頃のヴィンテージモトクロスのレーサーのイメージだ。

上のブロックヘッド仕様のワイルドワンオフローダーをアルミパネルで仕上げた1台。ホイールはメタリック系塗料で塗装している。

デフォルメされた『コミカル グラスホッパー(WR-02CBシャーシ)』にファットタイヤを履かせて、さらに可愛くキュートな姿に!

全長266㎜のRCカー「タムテックギア フォックスミニ」をスケート素材でカスタム。ボディにデッキシール貼り、タイヤにはウィールを装着した遊び心満載の1台。

【DATA】
BLOCKHEAD MOTORS
千葉県習志野市津田沼6-4-9 木村ビル3 階
TEL047-409-6375
営業/12:00〜20:00(平日)/ 11:00〜19:00(土日)
休み/火・水曜

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning2023年4月号 Vol.348」)

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