生誕70年の節目にさらに生まれ変わるコルベット。アメリカを代表するピュアスポーツカーは進化し続ける。

  • 2023.07.24  2023.02.08

もはやアメリカ車のアイコン的存在とも言えるシボレー・コルベットの進化が止まらない。2020年に世紀のフルモデルチェンジをした第8世代がさらなる進化を遂げると発表された。そんなニュースが気にならないはずがない。

8世代目コルベット(C8)の進化が止まらない。

来年の話をすると鬼が笑うと言うけれど、自動車業界は来年、さらにその先まで見据えて新たなモデルを模索する。自動車は簡単には生産できないプロダクツなだけに、計画から開発、そして生産、販売するまでの年月は壮大なプロジェクトになるわけだ。まだ2023年になったばかりだというのに、すでに2024年の話も当たり前。

2024年のニュースと言えばアメリカで生まれた純血スポーツカーであるシボレー・コルベットが70歳。1954年式として(発表は1953年)当時では革新的だった軽量なFRP製ボディを擁し、2シータースポーツとして生まれたコルベット。発売初年度はブルーフレームと呼ばれた直列6気筒を搭載したけれど、すぐにOHV(オーバーヘッドバルブ)のV8エンジンを標準搭載。軽量でコンパクトなボディに力強いV8エンジンを載せることでその走りが遅いわけがない。オイルショックも日本やヨーロッパメーカーの攻勢にも屈せず、その個性的なボディデザインもあって、今もアメリカン・ピュアスポーツカーの地位を不動にしている伝統的なモデルになっている。

ミッドシップレイアウトによってロングノーズは強調されなくなったが、後輪の前に大きくデザインされたエアスクープが特徴になっている第8世代のコルベット

そんなコルベットのビッグニュースは、現行モデルである第8世代でそれまでのフロントエンジン・リア駆動から、ミッドエンジン・リア駆動へと大幅にレイアウト変更をしたこと。これによって、フロントエンジン搭載の最終モデルがプレミア価格になったというのも皮肉だけれど、それまでの伝統を刷新してまでパフォーマンスを向上させたことで、日本や欧州のスーパーカーとはひけを取らない世界基準のスーパーカーといえるスペックへと生まれ変わった。

そして生誕70周年となる2024年はさらなる改革が。なんと伝統の後輪駆動から電動4WD化するという。いわゆるハイブリッドで、ガソリンエンジンで後輪を駆動させ、電動モーターで前輪を駆動させるというシステムを採用。もちろん電動モーターだけの走行も可能で、時速70km以上のEV走行(ステルスモードと名付けられてる)ができる。

ミッドシップによってリアが伸びやかなフォルムに。上から見るとキャビンが絞れ込まれたいわゆる「コークボトルライン」はキープし、伝統的なコルベットらしいフォルムは継承している

コルベットの第二世代から使用されている名前スティングレイ(Stingray)にちなんで、Erayと名付けられたこのモデル。北米では2024年モデルとして2023年内には発売される予定。

電動モーターを搭載したErayという名にちなんでエイ(Ray)をイメージしたエンブレムが装備される
内装は巨大なスクリーンを右に装備した現代的なデザイン。ステアリングが円形ではないところもモダンな印象。走行時の車両の状態などが表示され、ドライバーの気持ちを高めてくれる
スポーツカーらしい前後に走るストライプはエレクトリックブルーストライプというパッケージ。2024年モデルとして2023年中に販売される予定。ボディスタイルはクーペとコンバーチブルが設定され、価格は10万4295ドル(1400万円前後)からと発表されている

といってもメインとなるミッドシップレイアウトのエンジンは自然吸気の6.2リッターになるOHV-V8(495馬力)。DOHCとかターボとかにも目もくれず、伝統的なアメリカ車らしさは残している。電動モーターを組み合わせても、OHVのV8エンジンは譲らない。そんなところにアメリカ車の哲学を感じる進化になっているだけに、往年のファンにも受け入れられるに違いない。

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部