古いラムバンだと、移動も楽しくなる。
「昔からアメリカが好きで、35歳の時はハーレーに乗っていました。アメリカンフェスティバルに遊びに行った時、この型のダッジを見て、その瞬間「これだ!」と思い、すぐに横浜のDEEZ CREWさんに行ったんです」
そうクルマとの出会いを語ってくれたのは、92年製のダッジラムでファミリーキャンプを楽しむ池田さん。このクルマは実車を見ずに、その場で即決したそうだ。
「写真だけを見て、家族に相談なしで決めちゃいましたね。そこから嫁を説得して、購入にいたりました。実はその時、アルファードを買ったばかりだったんです。さすがにハーレーを降りることが乗り換えの条件でした(笑)」
キャンプもアメリカ文化同様、昔から好きだったのだろうか。
「結婚当初、コールマンのセットを買って富士山にキャンプをしに行ったことがあるんです。でも、その時は何がおもしろいのかまったくわからなかった。でもこのクルマを買ったのと、子供もできたのでもう一度やってみたんです。それからハマっちゃいましたね(笑)。自分は人と話すのが好きなんですが、アメ車でキャンプは珍しいのか、いろんな人が話かけてきてくれるんですよ」
そこからはギアにもこだわって、今ではキャンプがすっかり趣味のひとつになった池田さん。今後、このクルマでやりたいことは?
「エアストリームを引っ張って、日本一周をすることですね!」
大きな窓がコンバージョンの大きな特徴。
ホイールはオーバーフェンダーに合わせてワイドなULTRA WHEEL社製アルミホイールにBF Goodridgeのタイヤを組み合わせる。
リアゲートを開けると後部に搭載したキャンプグッズがぎっしり。
右フェンダーに備わるのはラジオアンテナ。ボディカラーに合わせたアンテナトッパーを装着。
巨大な窓は右に一枚、左に二枚装着される。
想像以上に快適でゴージャスなインテリア。
ターコイズカラーで統一されたインテリアはアメリカ車らしいゴージャスさ。セカンドシートはアームレストが備わるセパレートタイプで、ボディ各所にはリアルウッドが使われる。
各窓には同じくターコイズカラーのカーテンが備わる。
サードシートは背もたれを倒すことでフルフラットになる。セカンドシートはそのままに、大量の荷物が詰めるだけでなく、大人ふたりが快適に就寝可能。ラゲッジスペースはかなり広い。
クーラーボックスはボディカラーとコーディネイト。
コールマンのコンパクトなバーナーは、カセットボンベを使用できるようにカスタム済み。お湯を沸かしたりするのに便利。使い勝手、見た目共に素晴らしい逸品。
近年人気のThe Arthの六角テーブルを愛用。中央にコンロを設置でき非常に便利。
YETIのクーラーボックスはボディ同様ブルーをチョイス。鉄筋とウッドを使ったテーブルに載せて利用する。そんな池田さんは2019年からアメリカ式ポットラックパーティーのキャンプ版として、みんなでキャンプ飯を持ち寄って食べる「MOCHIYO RI CAMP」を主催。池田さんのキャンプスタイルはインスタでも見ることができる。Instagram ID:camping_road
ペンドルトンの生地を使ったチェアは、コンパクトに畳めて非常に便利なので愛用しているそう。
ウォータージャグはIGLOO製をチョイス。小さなチェアを台として活用している。
ブラスカラーが美しいランタンストーブは、日本船燈製。父親の形見で、冬場のキャンプには必ず持っていく。
取材時には奥様手作りのチーズバーガー&フレンチフライを振舞ってくれた。キャンプ飯もおしゃれ。
【問い合わせ】
アスパイヤの森
TEL029-259-5211
DEEZ CREW
TEL045-942-2355
http://www.deezcrew.com/
Photo&Text/D.Katsumura 勝村大輔 Text/M.Sasaki 佐々木雅啓
関連する記事
-
- 2024.10.21
テスラModel 3で、520km走ってアメリカ最南端行ってみた!