若手タンナーと共同開発した斬新な全天候型の「モーター」のレザーコート!

M-65フィッシュテールパーカーで颯爽と走っていると思いきや、実はコレ、ホースハイドのラフアウトで構築されたモーターのレザーコート。しかもウォッシャブル仕様と来れば、バイク乗りには鬼に金棒だ!

「MOTOR」 代表・本池秀夫さん

1951年生まれ。鳥取県出身。1971年にモトを設立。その語、日本で初めて革人形作家として活動を開始。その功績が認められ、鳥取県から無形文化財保持者として認定された。

バイカーに嬉しいM-65パーカーをモチーフにしたレザーコート。

日本初の革人形作家であり、レザーアーツ&クラフツモトの代表を務める本池秀夫さん。モーターはブランド40周年をきっかけに始まったコンセプトラインで、本池さんが多大な影響を受けた旧きよきアメリカのクロージングやモーターサイクルカルチャーを色濃く反映したプロダクトが特徴である。

またシーズンに関係なく、納得のいくプロダクトだけをリリースする硬派な姿勢も称賛されている。そんなモーターから渾身のレザーコートがリリースされる。

「フィッシュテールパーカーの愛称で知られる米国陸軍のM-65パーカーをモチーフにしたレザーコートです。この手のコートをレザーで作るブランドは、そういないと思いますね。バイクに乗る際に着ることを前提としているので、自宅でも洗濯できるウォッシャブルホースハイドのラフアウトを使っています。この革は、姫路にある若手タンナーと共同開発したオリジナルで、何度も試行錯誤を重ね、ようやく出来上がりました。

その特徴は、ホースハイドながらもしっかりとした滑らかさと柔軟性を持ち、防寒性にも優れています。強くこだわったのは、丸洗いできるレザーであること。そのため水にも強いので、バイクに乗っている時に急な雨にも対応できますし、レザーながらも全天候型に仕上げています」

レザーを深く理解し、モーターサイクルがライフスタイルの一部になっている本池さんだからこそ作り出せたコートである。

MOTOR “NEW VINATGE” M-65 PARKA

M-65フィッシュテールパーカをオリジナルのウォッシャブルホースハイドラフアウトで再構築した新作のコート。水洗いできる仕様になっているため、雨にも強く、滑らかで柔軟性に優れた馬革となっている。ブラックとオリーブの2色展開。15万4000円

【問い合わせ】
MOTOIKE GALLERY
TEL03-6447-1613
http://www.motostyle.jp

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning2022年12月号 Vol.344」)