東京・中目黒で見つけた“クルーザー型”のレザージャケット。

1993年以来、アメリカのワークウエアの黄金期である第二次大戦以前のアーカイブを基軸に、様々な傑作を輩出してきたポストオーバーオールズ。そのマスターピースのひとつが、このレザー製クルーザージャケットだ。

保温性も抜群なレザークルーザージャケットが登場。

#2132-GI CRUZER 8|再リリースのリクエストが多かったゴートスキンのクルーザーが、休止から10年以上の時を経て復活。2017年にリリースされた8番目のバージョンであるクルーザー8に、オリジナルのプレミアムゴートスキンを落とし込んでいる。全3色展開。23万9800円

レザージャケットと聞いて、まず浮かぶのがライダースか、ミリタリージャケットで、少し捻るとスポーツジャケットあたりだろう。今回の特集にあたり、リサーチを行っていたところ、飛び込んできたのが、中目黒に新店舗をオープンしたばかりのポストオーバーオールのレザークルーザージャケットだ。

当ブランドは’93年にニューヨークで大淵毅さんが設立。いち早く戦前のアメリカンクロージングをフックアップしたパイオニアであり、多くの名作をリリースしてきた実力派である。何度もアップデートを重ねることで、高い完成度を誇る。

10月にオープンしたばかりのポストオーバーオールズのニューショップ。中目黒駅から近く、目黒川沿いという絶好のロケーション。ショップ限定アイテムもある

このクルーザー8のレザー仕様は、ファンの間では再リリースが待望されていたマスターピースのひとつで、アメリカでの生産背景の消滅という理由によって’10年に休止されたままであった。デザイナーの大淵さんが拠点をアメリカから日本へ移したことをきっかけに、優れたサプライヤーと出会い、見事に復活を遂げたというストーリーがある。

レザーにおいてはアップデートしており、ポストオーバーオールズのスペックに合わせて、特別に鞣しと染色を行ったプレミアムゴートスキンを使用。レザー特有の表皮が冷えることで寒さを感じてしまうデメリットを解消するために、薄手ながらも抜群の保温性を発揮する小松精錬製のインターライニングを使っているのも特筆すべき点である。

コレクションのフルラインナップに加えて、スカーフやバッグなどの小物類も充実しており、ファンならずとも必見の品揃え
カラーバリエーションも多く揃っていた
スーベニアとしても喜ばれそうなオリジナルのアクセサリーもラインナップ
モダンでクリーンな印象の空間には、随所に当ブランドらしいヴィンテージが並ぶ

’90年代にリリースされたブランドを象徴する名作!

’90年代中期にリリースされ、名作として名高いデラックスレイルローダーでもプレミアムゴートスキンバージョンがリリースされている。左は8ozのブラックデニムを使ったデラックスレイルローダー2。裏地には玉虫タフタのライニング。上/ 23万9800円、下/5万3900円

クルーザー8のレザーはネイビーとブラウンも展開!

特別にオーダーしたプレミアムゴートスキンのクルーザージャケットは、全3色展開でブラック、ブラウン、ネイビーが展開されている。ファン待望のモデルだけに在庫がかなりなくなっているので、気になる人は急ぐことをオススメする。各23万9800円

【問い合わせ】
Post O’Alls NAKAMEGURO
東京都目黒区上目黒1-5-10 中目黒マンション 105
TEL03-6303-2160
営業/12:00〜19:00
休み/不定休
https://postoveralls.com

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning2022年12月号 Vol.344」)

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