岸田首相の乗る、日本版「The beast」。ダイキャストカーで登場!

欲しいモノが尽きないライトニング編集部員が、いま気になるモノから実際に購入しちゃったモノまで、ジャンルに限らず何でも紹介!

今回は「ダイキャストカーの定番スケールは1/48で、近年盛り上がっているのは1/64スケール。だけど今回の1/18スケールを見ると、ビッグスケールもいいよなぁ」と語る、元ラジコン専門誌編集者であり、旧車、フィギュアまで多趣味なイスカンダル功がお届け!

RAI’Sの1/18 トヨタ センチュリー(UWG60)2020 日本国内閣総理大臣専用車

記憶にも新しいバイデン首相の初来日。大統領専用機「エアフォース・ワン」で米軍横田基地に到着したのは5月22日の夕方。校了日だったので、世界の航空機の航路がリアルタイムで確認できるアプリを使い、編集部ではどれがエアフォース・ワンなのかを予想していた。その時話題になったのがアメリカの大統領専用車両「ザ・ビースト」を運んでくるのかどうかということ。結果はザ・ビーストも日本に上陸。

厚さ13㎝の窓は44マグナムの銃弾すら受け止めるとか、地雷を踏んでも車両底部の装甲板で防ぐことができるとか、驚異的な仕様をもつザ・ビースト。そこで思ったのが、我らが日本のトップ、キッシーこと岸田首相が乗るのはどんなクルマなのだろう? 調べてみるとトヨタのセンチュリーとレクサスLS600hlの2台が運用されており、テロ対策の観点から詳細は明らかにされていない模様。

そんな謎多きクルマがダイキャストカー化されていた! ミニカー専門店のヒコセブンのオリジナルブランド「RAI’S」の製品でスケールは1/18。窓の防弾処理やリアシート周りのカーテン、そして運転席のインパネ周りなどまで細かくモデル化されている。もしかしたら公になっていない重要機密も再現されているかも!?

ミニカー専門店「ヒコセブン」のオリジナルブランドが「RAI’S」。警察車両をメインとするシリーズで、各県や車両ごとに異なる県警文字の書体から、コールサイン、ナビ画面や無線機といった装備の細部に至るまでを再現する。実車に存在しない車両はモデル化せず、また完全限定生産となる。「1/18 トヨタ センチュリー(UWG60) 2020 日本国内閣総理大臣専用車」は500台限定で価格2万8600円。2022年7月~ 8月発売予定
総理大臣専用車の専用装備であるフロントグリルの中に配置される青色灯が再現されているのがわかる。グリルの細かいデザインも美しい
インテリアにも注目。メーター周りやハンドル部分のスイッチ類など、 1/18スケールという大きさだからこそ実現した細部までのこだわり
カーテンの皺などのディティール表現も見事。ホイールのデザインやフェンダーの膨らみ、ドアノブなど非常にリアル
実車の車体色である「神威エ ターナルブラック」のように、 映り込みが美しく見える塗装を施す。助手席側の補助ミラーも再現されている

【問い合わせ】
モデルギャラリーHIKO7
https://www.hiko7.co.jp

(出典/「Lightning2022年8月号 Vol.340」)

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

【Willis & Geiger×2nd別注】ミリタリーとサファリが香るアーバンアウトドアウエア

  • 2025.09.17

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 90年代のアーカイブをデザインソースに、上品さを加えてアップデート。ウールメルトンジャケット[メトロ ウォーカー] ...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

Pick Up おすすめ記事

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

【BIG SMITH×2nd別注】米軍の名作バッグをデニムで再構築! 経年変化が楽しめるデニムのエプロンバッグ。

  • 2025.09.22

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! BIG SMITH × 2nd ワーカーズエプロンバッグ 1940年代のアメリカン・レッドクロス(米国赤十字社)が製...