サボテンと国産旧車の意外な好相性。|ダットサン・1300 トラック【東京カーライフ】

神出鬼没のグリーンショップであるデザートワークス。そのアイコンになっているのが、ダットサンのトラックだ。その荷台には、男心をくすぐるサボテンやアガベがズラリと並ぶ。デザートワークスは群馬県のグリーンショップ。しかし荷台をショップの棚にするなどのアイデアは、東京のライフスタイルでも参考になりそうだ。

「デザートワークス」代表・金井弘さん|外構工事を本業にしながら、カリフォルニアスタイルの庭を提案。週末にはショップをオープンしており、そのクオリティとお手頃な価格設定で人気を博す。営業日はインスタにて告知

カリフォリニアテイストの庭造りと植物を提案。

ショップでは、ご覧のように荷台部分を棚として使っているのがおもしろい。日本のクラシックなトランクとメキシカンラグが、ここまで相性がいいのは新発見。荷台には幌を張れるフレームを後付けしている

SNSで営業日やポップアップイベントの告知を行う群馬のグリーンショップであるデザートワークス。そのアイコンとなっているのが、屋号の入ったダットサンのヴィンテージトラックだ。オーナーの金井さんは大のアメリカ好き。扱う植物も西海岸で自生するアガベやサボテン、ユッカなどがラインナップの中心だ。

「実は本業で外構や植栽の工事をしていて、植物とは昔から縁があったんです。6年ほど前に多肉植物にすっかりとハマってしまい、その趣味が高じてグリーンショップをスタートしました。本業の合間でやっているので、営業時間もゲリラ的なんですよ(笑)」

親交のあるショップなどでポップアップストアを行うこともある。その時、運搬作業に使うのが、このダットサンのトラックだ。

「今までワゴニアなどにも乗っていたので、アメリカ車と迷いました。そんな時にたまたまヤレた風合いのダットサンのトラックに出会って、これだと直感的に思ったんです。仕入れや本業でも植物を積むことが多いので、ラフに使えるトラックにして大正解でしたね」

オーナーを務める金井さんは、大のアメリカ好き。砂漠でも自生するような強い植物を好み、カリフォルニアスタイルの庭を提案する

「1960 DATSUN 1300 TRUCK」のディテールを拝見!

本来はファブリックシートであるが、アメリカのベンチシートカバーでカスタマイズ。これだけでグッとアメリカっぽい印象に。

このダットサンのトラックは6代目に当たる。このモデルの後期から4灯式のフロントライトになり、グリルも変更された。

荷台をディスプレイとして使ったり、植物を積んだりと大活躍。あえてトノカバーは付けず、トラック本来の使い方をしている。

(出典/「Lightning2022年7月号 Vol.339」)