最新のジープにも勝てる実力の持ち主!
2021年のはじめ、最新のジープに6.2リッターのV8エンジンを搭載する「ルビコン392」が発表されて話題となったが、ここに紹介するのは’86年式というからAMC時代のCJ-7をベースに、GM製のLM7型5.3リッターV8ユニットと電子制御の4速オートマチックを搭載し、ドライブトレーンを最新にアップデートしてしまった一台だ。細部を細かく見ていこう。
足回りからエンジンまであらゆる箇所に手が入る。
足回りは1インチのボディリフトと、5〜6インチのリフトアップとなるルビコンエクスプレス社製のリフトアップキットを装着するが、街乗りの安定性と見た目のバランスを重視して1インチのブロックを挟み込み実測で合計約5.5インチのリフトアップを実現。さらにアメリカンレーシングのスティールホイールに外径35インチという巨大なタイヤを装着。ワイルドな見た目を実現。
エンジンをあえてGM製とするには理由がある。日本ではGM製のエンジンパーツが最も入手しやすいため、国内での整備性が向上するというメリットがあるのだ。またアメリカでもGM製エンジン用のアフターマーケットパーツが最も豊富に発売されており、例えばエンジン制御用の社外CPUユニットもこのエンジン専用パーツが市販されている。他にもクーラーやパワステ、パワーブレーキなどの快適装備も当然のように備わり、現代車の性能を凌駕するような、まさに究極の快適CJ-7となっているのだ。
極太タイヤで見た目も現代的!
足回りや駆動系はアップデートされているが、基本的なボディはオリジナルスタイルのまま。上の写真ではハーフドアとビキニトップを装着するが、幌を閉じることで、雨天時にも走行できるフルクローズ状態にすることも可能。逆にすべて外してフロントウインドーを倒せば、オープンカーでも味わうことのできない開放感を満喫できる。これらのバリエーションを天候や行き先で気軽に選べるのもCJ-7の大きな魅力なのだ。ちなみにオープン状態は一度味わってしまったらヤミツキ間違いなし!
【問い合わせ】
OVERLANDSPEED
東京都品川区西五反田6-10-4
TEL03-3943-8460
http://www.overlandspeed.com/
※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。
(出典/「Lightning 2021年6月号 Vol.326」)
Text & Photo/D.Katsumura 勝村大輔
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