初心者でも簡単に作れるインテリアやギアをDIY する連載企画。今回はシンプルな正方形ボックスをいくつか作り、自由に組み合わせられる収納＆ディスプレイ棚として使いたいと思う。
【今回教えてくれた先生は……】
DIYer(s)
DIYに特化したWEBサービス「DIYer（s）」。ショップの紹介やオリジナルDIYレシピを世界に発信&アーカイブしている。またDIYを通して暮らしを豊かにし、モノの価値を見直すことを提案。詳しくはこちらをチェック！ http://diyers.co.jp
リビングや子ども部屋など様々な場所に使えるBOX！
【仕様】
サイズ：W300×H300×D270 ㎜（1 つ）
所要時間：約2時間
材料費：4000円（スタンプ別）
難易度：★☆☆☆☆
リビングやワークスペースに収納が欲しいけれど、膨大な情報の中からぴったりサイズの棚を探すのは大変。かといってちゃんとした棚を自作する時間もない。そこで、場所やスペースにこだわらず自由に組み合わせできる、超シンプルなスクエアボックスを作ってみる。
写真を見てもわかるように仕組みはとても簡単。4枚の板を組み合わせるだけ。これを必要な数だけ作っておけば、縦に重ねたり横に並べたりするだけで収納ボックスになるというわけ。リビングのディスプレイボックスにしてもいいし、子ども部屋の本棚にしてもいい。玄関に置けばブーツなどの収納＆ディスプレイにもなり、使う人によってその用途は十人十色だ。
まずは、準備するものをご紹介。
ラワン板
1箱につき、W300×H300×T15㎜を2枚、W300×H270×T15㎜を2枚使用する。これを作りたい個数分を用意する。今回は6個制作。3000円
ニス
木材に艶を出すためにニスを使用。好みによって、ワックスやワトコオイル、塗料など使ってもOKだ。965円
スタンプ
アクセントとしてスタンプやステンシルなどを施すのもいいだろう。今回もお馴染みのスタンプを使用。5000円
今回使った道具はこちら！
ペンドライバー
狭い場所のビス打ちなどに適しているペンドライバー。手軽に使えるので、初心者にもおすすめ
電動サンダー
木材の表面やカット面のバリをサンディングするためのサンダー。写真のような丸面のほか三角タイプもある。
早速やってみよう！
１．ラワン材をサンディングする。
まず、すべてのラワン板の表面とカット面をサンディングして滑らかにする。この作業をすることで、仕上がりが格段に変わってくる。
２．ニスを塗る。
サンディングが終わったら、木材の風合いを活かすため、今回はニスを塗ってみた。艶が出て少し高級感が出る。好みによってペイントなどでもOKだ。
３．ビスを打つ。
ボックスを組み立てる。ビスを打つ前にそれぞれ角にドリルで穴を開けてからそこにビスを打つ。先に穴を開けることで木材が割れるのを防ぐ。
４．組み立てていく。
同じようにすべての接続部分にビスを打ち、組み立てていく。板の厚みが15㎜と薄いので、ゆっくりと作業するのがコツだ。
５．組み立て完了！
これで基本的な作業は終了。とても簡単にできるので、初心者にはもってこいのアイテムだ。今回はこれを全部で6個作る。
６．アクセントをつける。
箱の片隅にアクセントとして「LNG」のスタンプを施してみた。ステンシルやイラストなどこれも好みによってアレンジして自分らしいボックスを作ってみよう。
完成！
◆
ちなみに今回作ったボックスを編集部では、ボックスの上にコーヒーメーカーを置き、内側に豆などを収納したりしている。シンプルな作りゆえ、ペイントなどの加工もしやすいので、ぜひ挑戦してみて欲しい。
（出典／「Lightning 2021年10月号 Vol.330」）
Text/M.Matsumoto 松本めぐみ Photo/A.Kuwayama 桑山章