ストリートで異彩を放つ、アドベンチャーモデルの存在感。【KTM 1290 Super Adventure S】

現在、世界的に注目を集めているアドベンチャーモデル。大きな車格と大排気量でオンとオフ、さらに長距離もこなしてくれるバイクは楽しさの塊と言えるだろう。今回ライトニング的には、アドベンチャーやオフロードを含む土の匂いがするバイクを街乗りで提案したい。

世界が注目するアドベンチャーモデルとは?

近年、世界中でアドベンチャーモデルが人気だ。その人気を裏付けるかのごとく欧米のメーカーからは大型のアドベンチャーがラインナップされている。ここで紹介するKTMもそのひとつだが、その快適さと楽しさは群を抜く。

身長170センチの筆者にとっては、大きな車格のため、取り回しや足つき性はやや慣れが必要と感じたが、低い位置にレイアウトされているフューエルタンクのおかげで重心の低さは嬉しいポイント。なにより一度走り出してしまえば、重く大きい印象は吹っ飛んでしまうだろう。

個人的な感想にはなるが、電子制御を ふんだんに搭載しているバイクにもかかわらず、アナログな乗り味もしっかりと味わえるのがこの車両の魅力

気持ちよく吹け上がるVツインエンジンのパルス感や、力強いエキゾーストは直線を走っているだけでも楽しい。何よりもその大きな車格と只者ではない存在感は、街中でも異質な存在として映えるため、オーナーの所有感も満たしてくれるに違いない。

ちなみに電子的な装備はここには書ききれないほどの機能が備わるが、一言で言うなら“クルマ”である。キーレスゴーや携帯電話接続はもちろん、車高調整機能まで現代のクルマに備わる機能を搭載。それらはアドベンチャーモデルとして道を選ばず快適に走るための装備でもあるが、ストリートでも間違いなく重宝するはず。

個人的な感想としては、完成度が高すぎるためカスタムする隙はほとんどない。唯一思い浮んだカスタムは、外装を変えて楽しむぐらい。ただし欧州の雰囲気が漂う純正外装も捨てがたいところだ。

走行モードを変えるとそれまでの乗り味が激変する。シーンに合わせて気軽にバイクの性格を変更できるのも最新車両の楽しさといえるだろう

KTM 1290 Super Adventure S

前後WP製の電子制御サスペンションを搭載。走行シーンに合わせて最適なパフォーマンスを発揮してくれる。

様々な機能を司る液晶パネルを備えたハンドルまわり。オフロードやオンロードの走行モードの切り替えなども可能に。

俊敏性と長距離の快適さを担う水冷Vツインエンジンを搭載。またシュラウドの内部はガソリンタンクとなる。

タンク部分には小型の収納が備わり携帯電話などの小物が収納できる。USB端子も備わっているため充電も可能だ。

シート高は849〜869mmの範囲で調整可能。またシートロックはキーレスで解除されシート下にも容易にアクセス。

パワフルなVツインエンジンの鼓動を轟かせるマフラー。程よく迫力をもたせたサウンドが乗り手を高揚させる。

【スペック】

  • シート高:849mm-869mm
  • 車両重量(乾燥時):220kg
  • 排気量:1301cc
  • 最高出力:118kW
  • 最大トルク:138Nm
  • 価格:239万円〜

【問い合わせ】
KTM Japan
https://www.ktm.com

(出典/「Lightning 2021年8月号 Vol.328」)

この記事を書いた人
サカサモト
この記事を書いた人

サカサモト

アメカジ系動画ディレクター

Lightning、2nd、CLUTCH Magazineの公式YouTubeチャンネル「CLUTCHMAN TV」のディレクター。元Lightning副編集長ということもあり、クルマ、バイク、ミリタリーなど幅広い分野に精通。現在はもっぱら動画作成機材に夢中。ニックネームは、スキンヘッドにヒゲ面をいう「逆さ絵」のような顔に由来する。
SHARE:

関連する記事

Pick Up おすすめ記事

王道のデニムセットアップはボトムスで差をつけろ!

  • 2026.06.30

昨今のアメカジブームのなかで、注目度が高まっている“デニムオンデニム”のセットアップスタイル。王道ももちろん良いが、一歩先を行きたいアメカジラバーはボトムスで差を付けてみるのはいかがだろうか。気鋭のブランド「アンバースレッズ」が展開するデニムセットアップはそんな望みを叶えてくれるに違いない。 Amb...

上品に纏うちょうどいい季節。大人の夏にちょうどいい「ORGUEIL」のシャツ

  • 2026.06.30

気温の上昇とともに、装いは軽く簡素になる。だからこそ求めたいのは、肩肘張らない大人の品格だ。クラシックをモダンに再構築したORGUEILのシャツが、大人の夏にちょうどいい存在感を放ってくれるはずだ。 Shawl Collar Denim Work Shirt 1930 年代に現存したアメリカンワーク...

時とエイジングを刻む。VAGUE WATCH&Co. × CONSIGLIERE THE 1ST SPECIAL WATCH

  • 2026.07.02

時計は時間を刻むもの。本来の目的はそれで十分だが、「エイジングするものに囲まれて暮らしたい」という自称革ジャンの伝道師・モヒカン小川はベルトにもこだわる。そんな彼が愛用するヴァーグウォッチとシルバージュエリーブランド「コンシリエーレ」のコラボウォッチには毎日身につけた分のエイジングが刻まれている。 ...

革とデニムの境界線を越える! デニムのように見えるけど実はコレ、革なんです。

  • 2026.07.02

前号でもお伝えしたが、天神ワークスの開発していた新しい革「リジットレザー」が完成し、この度、遂にレザージャケットとなって登場した。まずはこの写真を見てほしい。これは、天神ワークス代表の髙木さんが1カ月着込んだもの。このエイジング、まさにデニムじゃね? でも、レザーらしいエイジングも見え隠れする、唯一...

夏のアメカジがもっと楽しくなる「HEATH」のオリジナルプリントT !!

  • 2026.06.30

横浜を拠点に“大人のアメカジ”を提案する「ヒース」。セレクトショップでありながらハイクオリティなオリジナルプロダクツに定評があり、遊び心のあるアイテムや限定モデルも多く展開している。その筆頭が7.4オンスの肉厚Tシャツシリーズだろう。 [caption id="" align="alignnone"...

Pick Up おすすめ記事

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

上品に纏うちょうどいい季節。大人の夏にちょうどいい「ORGUEIL」のシャツ

  • 2026.06.30

気温の上昇とともに、装いは軽く簡素になる。だからこそ求めたいのは、肩肘張らない大人の品格だ。クラシックをモダンに再構築したORGUEILのシャツが、大人の夏にちょうどいい存在感を放ってくれるはずだ。 Shawl Collar Denim Work Shirt 1930 年代に現存したアメリカンワーク...

夏の余白に、存在感を。大人メンズの夏スタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介!

  • 2026.06.30

シンプルな装いだからこそ、アクセサリーや小物が着こなしの印象を大きく左右する夏。そんな季節にチャコールグリーンが提案するのは、物語とクラフトマンシップを宿した逸品たち。夏のスタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介する。 手仕事が生む、本物の存在感 2002年に誕生したアティースは、「REL...

王道のデニムセットアップはボトムスで差をつけろ!

  • 2026.06.30

昨今のアメカジブームのなかで、注目度が高まっている“デニムオンデニム”のセットアップスタイル。王道ももちろん良いが、一歩先を行きたいアメカジラバーはボトムスで差を付けてみるのはいかがだろうか。気鋭のブランド「アンバースレッズ」が展開するデニムセットアップはそんな望みを叶えてくれるに違いない。 Amb...

初夏は、泥と大戦で。「STUDIO D’ARTISAN」2026SSの新作を紹介!

  • 2026.07.03

選ぶのは「泥染の開襟シャツ」か、「大戦モデル」か──。この初夏、気になるのは対照的な表情を持つ二つの新作だ。そのどちらにもステュディオ・ダ・ルチザンならではの、丁寧な作りと遊び心が息づいている。 奄美大島の伝統技法が生む、泥染ならではの深い表情に注目 奄美大島に古くから伝わる泥染は、テーチ木(シャリ...