あの頃履いた“青春のブーツ”マーチンは今!?美しい8ホールの姿のままタフに進化していた!

1960年代の誕生以来、ストリートカルチャーと共に歩み続けてきた「ドクターマーチン」。’90年代に同ブランドを代表する「1460」8ホールブーツを履いた読者諸兄は多いだろう。

その定番モデルは現在、タフなスタイルに生まれ変わっている。ワークブーツとしてさらなる進化を遂げた「1460」を見てみよう!

伝統的な意匠を受け継ぐ新しいワークブーツ。ドクターマーチンの「1460」

’90年代のストリートカルチャーは、様々なファッションが流行した。Lightning本誌でもお馴染みのヴィンテージジーンズやライダースジャケットなどに身を包んだアメカジ・渋カジファッション、そして’60〜’70年代の英国で誕生した反骨精神の象徴であるモッズやパンクなどのファッションだ。

その当時、ファッションの足元はワークブーツが基本であり、アメカジ・渋カジはアメリカ物、モッズやパンクはヨーロッパ物のブーツをよく履いていたが、その潮流の中で存在感を発揮していたブーツが、「ドクターマーチン」である。

中でも代表的なのが1960年に英国ノーザンプトンで誕生した「1460」8ホールブーツだ。当時はシューレースの色を変えて、シングル通しで履かれることが多かった。

そんなファッションカルチャーと密接な関係にある「1460」8ホールブーツだが、その歴史はドイツ人の医師、クラウス・マルチン博士が自身のリハビリのために足にやさしいソールを開発したのが始まり。実用性を徹底的に追求したこの靴は、やがて労働者たちの足元を守るワークブーツの地位を築くこととなる。

そのDNAをより進化させてたのが「1460 SR」8ホールブーツだ。耐水性のあるフルグレインレザーと通気性のあるライニング。そして耐滑性のあるGRIP-TRAXをエアクッションソールに採用し、そのアイコニックな見た目のまま機能性を向上させている。

進化した8ホールブーツ、【Dr.Martens 1460SR 8EYE BOOT】の特徴とは?

フルグレインレザーの屈強かつ上品な佇まいを持つ「1460SR」8ホールブーツ。 踝までしっかり保護するナローなアッパーがスタイリッシュな印象。定番モデル「14 60」と変わらないルックスだ

1960年に誕生し、ブルーカラーやパンクスのアイコンとなった8ホールのスタイルを継承しながら作業現場での使い勝手をブラッシュアップさせたニューモデル。高い耐水性を誇るフルグレインレザーを使用し、GRIP-TRAXによって耐滑性と耐油性を向上。伝統的なルックスと現代的な機能性を両立した。2万8600円

【ポイント①】耐油性に優れたGRIP-TRAX。

PVCとラバーを組み合わせ、オリジナルのパターンを採用したGRIP-TRAXソール。耐滑性と耐油性に優れ、滑りやすい足場や環境でもグリップ力を発揮し、幅広い現場で活躍。

【ポイント②】耐油性に優れたGRIP-TRAX。

「INDUSTRIAL FULL GRAIN」と呼ばれるサービス業向けに開発されたフルグレインレザーを採用。ソフトに仕上げた革素材に耐水性加工を施し、ワーク用途に特化させている。

【ポイント③】足の疲れを軽減する高いクッション性のSoftwairインソール。

ブランド独自に開発したSoftwairインソールは、その高いクッション性と通気性を持ち、フィット感も優れるので1日中仕事で酷使する足の疲れを軽減。リアルワーカーにも最適。

普遍的デザインと進化した機能性をあわせもつ“青春のブーツ”。あの頃を思い出しながら、大人になった今こそカッコよく履きこなしてみてはいかがだろうか。

【問い合わせ】
ドクターマーチン・エアウエア ジャパン
TEL03-6746-4860
http://jp.drmartens.com

(出典/「Lightning 2021年2月号 Vol.322」)