「経年変化ってカッコいい!」と納得させるラットスタイルのアメリカンバン。
「もともと新車は自分のスタイルに合わないと言うか、何か気持ち悪くて乗れないんですよね。このシェビーバンの前もトヨタのデリボーイに乗ってました。それもオールドな風貌で外車っぽく見えて、カッコいいし好きだったんですが、ガーデナーの仕事をする上では少し車体が小さくて。そこでもっと大きなシェビーバンにしようと思ったんです」
そしてこの経年変化によって生まれたラットスタイルのカラーリングに出会い、惚れ込んで即座に購入を決意。
「自分の創る庭もこのクルマと同じと言うか、経年変化することによって魅力を増していくものを創っているんです。お客さんにはいつまでも喜んでいてもらいたいですから。だから、自分がこの一台に出会えたことはひょっとしたら運命だったのかもしれませんね。それに、まだ買ってからたったの半年しか経っていないのに、今回のような取材のお話をいただけたんですから」
実際のところ、この記事は幾多の偶然と出会いが重なり生まれたもの。この巡り合わせのタイミングを聞くと、或いは必然の出来事だったのかもしれない。
【1978 CHEVROLET CHEVY VAN G10】外観に合わせてコーディネイトした、渾身のカスタマイズ。
全長が約4.6m、幅と高さが約2mと、大きな車体に配されたレッドカラーが、長年の時を経て綺麗に色落ちし、程よく味が出たラットスタイルに。そのエイジングした外装は、自由の国アメリカを想像させる、まさにお手本のような佇まいだ。サイドミラーが見えづらいなど、年式による不便さは若干あるものの、それを補って余りある所有感は、言葉では言い表せない高揚感を味わえる。
(出典/「Lightning6月号増刊 VAN STYLE」)
Text&Photo/Y.Yoshida 吉田佳央 撮影協力/ボヘミアンズ TEL03-6677-1552 http://www.instagram.com/bohemians_gardendesign/
関連する記事
-
- 2024.10.21
テスラModel 3で、520km走ってアメリカ最南端行ってみた!
-
- 2024.11.20
名車が並ぶ!クルマ、バイク好きのクラブハウスというガレージライフ。