ワインボトルやペットボトルのストックボックスを作る。

箱買いしたワインやペットボトルの収納って意外と難しい。配送用の箱のまま、あるいはむき出しの状態で置いておくのはカッコ悪いし、できればすっきりと隠しておきたい。そこで外に出しておいても絵になるし、パントリーや収納スペースに仕舞っておいても出し入れしやすいストックボックスを作ってみよう。

  • 【仕様】
    ■サイズ/約W504×H322×D286㎜
    ■所要時間/約2時間
    ■材料費目安/約7000円(購入先によって金額は変わります)
    ■難易度/★★☆☆☆

今回作るのは、2ℓのペットボトルが12本入るストックボックス。サイズを合わせて箱を作り、キャスターを付けるだけの簡単な構造なので、初めてDIYに挑戦する人にもラクに作れちゃう。

ポイントは箱を組み立てるときのビスの打ち方。勢いよく直接ビスを打ってしまうと木が割れてしまうので、まず穴を開けてからゆっくりとビスを打つと割れずにキレイに留めることができる。特に今回使用した針葉樹合板の場合は、厚みが11㎜と薄いので要注意だ。子どものおもちゃやクッションの収納にも便利だぞ。

【今回教えてくれた先生は……】
DIYer(s) http://diyers.co.jp
DIYに特化したWEBサービス「DIYer (s)」。ショップの紹介やオリジナルDIYレシピを世界に発信&アーカイブしている。またDIYを通して暮らしを豊かにし、モノの価値を見直すことを提案。

まずは、準備するものをご紹介。

針葉樹合板

ボックスのボディになる厚さ11㎜の針葉樹合板。2ℓのペットボトルが12本入る設計にするため、480×322㎜を2枚、288×322㎜を2枚、480×310㎜を1枚用意。約3000円(1829×910㎜)

オイルステインと塗料

今回はオイルステイン(約760円)を使ってヴィンテージのような風合いに仕上げてみる。またステンシル用塗料(約1400円)も用意。

キャスター

棚の中に入れて引き出したり、移動しやすいようにキャスターを付けて可動式に。掃除がしやすくなるというメリットも! 各約400円

今回使った道具はこちら!

電動ドリル

合板の組立やキャスターを装着するときに使用する工具。穴を開けたり、ビス留めをしたりと何かと活躍する工具なので、DIYにおいてなくてはならない工具。

電動サンダー

合板の表面をサンディング(研磨)するための工具。オイルや塗料を塗る前にサンディングするのが基本的な工程。滑らかになり、塗料も美しく塗れる。

刷毛

塗料を塗る際に使用。広い所用と細かい所用を用意。

このほか仕上げにアクセントとなるステンシルやスタンプを施すなら準備しておこう。

早速やってみよう! 子ども部屋のおもちゃ入れなどいろいろ使える!

1.サンディングしてオイルステインを塗る。

まずすべての針葉樹合板をサンディング。表裏、サイドまでしっかりサンディングしてから、オイルステインを刷毛で塗っていく。全部塗ったら乾燥させる。

2.組み立てる。

合板が乾いたら組み立てる。厚さ11㎜と比較的薄いので、直接ビスを打ってしまうと割れてしまう可能性大。

まずドリルビットで穴を開けてからビスを打つ。

今回は針葉樹合板を使ったが、硬い節が随所にあるため、場所によってはビスが通らないこともある。好みによって別の木材を使ってもOKだ。

すべての合板を組み立てる。前の手順で紹介したように、ビスと同じ径のドリルビットでまず穴を開けてからゆっくりとビスを打つようにしよう。

3.キャスターを取り付ける。

底面の4カ所にキャスターを付けて完成。今回使用したのは、65㎜径の少しボリュームのあるキャスターを使用。重量のあるものを入れてもスムースに移動できる。

4.ステンシルでアレンジする。

最後にクリアファイルで作ったステンシルシートをボックスの表面にマスクテープで貼り、好みの色のペイントを、スポンジを使ってポンポンと叩くように塗っていく。

完成!

簡単だがこの出来栄え!いくつか作って中に入れるものによって使い分けるといいだろう。ステンシルで中に入れるものがわかるようにするのも◎。どこで使うかはあなた次第!

公式YouTubeチャンネル「CLUTCHMAN TV」で動画で作り方を解説!



チェックしてみてね!

(出典/「Lightning 2020年9月号 Vol.317」)