シルバーアクセサリーをピカピカにする磨き方。失敗しないクリーナー選び教えます。

ネイティブアメリカンのジュエリーをはじめ、男性にとってシルバーは最も身近なアクセサリーのひとつ。放置すると酸化して真っ黒になることもあるため、久々に身に着ける場合は、磨いて白く輝かせてから装着したいもの。そこで、シルバーの形状で使い分ける3 種類のメンテ方法を紹介する。

1.面の多いバングルはクロスで黒ズミを一気に除去!

インディアンジュエリーなどに多く見られるバングルは、板状にしたシルバーを曲げて製作される。そんな平たいタイプにはシルバー磨き用のクロスが重宝する。

使うもの・・・クロス

布に特殊な成分が含まれているシルバー磨き用のクロス。銀を磨くと反応し黒ずみが落ち、光り輝く定番アイテム。

磨き方

指に布を巻き付けて磨くだけ。凹凸部分は爪を立てれば細かい汚れも除去できる。見違えるようにピカピカになるはずだ。

Before

しばらく放置していたため酸化して黒ずんでしまったバングルの表面。凹凸部分などは黒ずんでしまっている残念な状態。

After

磨き上げた結果がこちら。シルバーが光り輝き顔が映りこむほど。ひっかき傷などはクロスでは取れないので注意しよう。

2.細かな細工のあるイーグルペンダントはプロ用ペーストを選ぶ!

根強い人気を誇るイーグルのペンダントヘッド。羽根の意匠など細かなデザインが多い場合は研磨剤入りのクリーナー剤を使いたい。

使うもの・・・ペースト

ペースト状の銀製品専用クリーナー。研磨剤入りなので艶出し効果も期待大。細かな部分もきれいに磨ける。

磨き方

平たい部分はウエスで磨き、細かな羽根部分は歯ブラシを使って磨く。磨き終えたらクリーナーを拭きとり水で洗い流す。

Before

羽根が重なる部分が黒くなっているのも味わい深い雰囲気だが、磨き上げることで細かな造詣を際立たせてくれるのだ。

After

黒ずみが取れ、羽根の毛並みまでもハッキリとわかるように復活。ボディの輝きもまぶしいくらい光を反射する。

3.チェーンの黒ズミも気になるネックレスは液体クリーナーで素早くケア。

イーグルの爪を模した緻密かつ立体的な造形ヘッド。クロスやクリーナーでは磨きにくい部分もスピーディップなら一瞬でキレイにできる。

使うもの…液体クリーナー

プロ御用達の「スピーディップ」は銀の変色を秒速で取り去るスグレモノ。ただし劇薬なので取り扱いは要注意。

磨き方

作業手順はシルバー製品をボトルに10秒ほど浸けるだけ。強酸性なのでこぼしたり、肌に付けたりしないよう注意しよう。

Before

根元部分は緻密な作りなので土埃や皮脂などが固着している状態。これを布で取り去るのは極めて難しいのだ。

凝ったデザインのシルバーチェーン。こちらも皮脂が固着し錆のように黒ずんでしまっている……

After

スピーディップに付け10秒もすれば美しい輝きを取り戻す。変色していたゴールドの部分も色が戻り、新品のような状態に。

秒速で見違えるようにきれいになった。最後は水で薬品を洗い流しウエスで拭き上げるだけで完了する。

黒ずみやすいシルバーアクセサリーも、定期的にメインテナンスすれば美しい輝きが戻る。傷などの味はそのままに、輝きを取り戻したシルバーの経年変化を楽しもう。公式YouTubeチャンネルでは動画でも紹介しているので合わせてチェックしてみてほしい。

▼こちらの記事もおすすめ!

シルバーアクセサリーの王道ブランド6選。30代・40代メンズにこそおすすめ!

シルバーアクセサリーの王道ブランド6選。30代・40代メンズにこそおすすめ!

2023年02月24日

(出典/「Lightning Vol.314」)

この記事を書いた人
サカサモト
この記事を書いた人

サカサモト

アメカジ系動画ディレクター

Lightning、2nd、CLUTCH Magazineの公式YouTubeチャンネル「CLUTCHMAN TV」のディレクター。元Lightning副編集長ということもあり、クルマ、バイク、ミリタリーなど幅広い分野に精通。現在はもっぱら動画作成機材に夢中。ニックネームは、スキンヘッドにヒゲ面をいう「逆さ絵」のような顔に由来する。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

【Willis & Geiger×2nd別注】ミリタリーとサファリが香るアーバンアウトドアウエア

  • 2025.09.17

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 90年代のアーカイブをデザインソースに、上品さを加えてアップデート。ウールメルトンジャケット[メトロ ウォーカー] ...

【BIG SMITH×2nd別注】米軍の名作バッグをデニムで再構築! 経年変化が楽しめるデニムのエプロンバッグ。

  • 2025.09.22

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! BIG SMITH × 2nd ワーカーズエプロンバッグ 1940年代のアメリカン・レッドクロス(米国赤十字社)が製...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

Pick Up おすすめ記事

【Willis & Geiger×2nd別注】ミリタリーとサファリが香るアーバンアウトドアウエア

  • 2025.09.17

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 90年代のアーカイブをデザインソースに、上品さを加えてアップデート。ウールメルトンジャケット[メトロ ウォーカー] ...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

【BIG SMITH×2nd別注】米軍の名作バッグをデニムで再構築! 経年変化が楽しめるデニムのエプロンバッグ。

  • 2025.09.22

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! BIG SMITH × 2nd ワーカーズエプロンバッグ 1940年代のアメリカン・レッドクロス(米国赤十字社)が製...