自社の本の宣伝になってしまうけれど、発売したばかりのムック本『革ジャンの教科書』がかなり面白い。手掛けたのは、編集部イチの革を愛するモヒカン小川の兄貴だ。圧倒的な熱量で作られた内容は、改めて兄貴の革ジャンに対する愛情が文章からもビシビシと感じ、奥深い革の世界にガツンと引き込まれてしまった。
そんなワケで、しっかり本に影響されてしまった私の頭の中は、現在革ジャンで埋め尽くされている状態。いま持っているライダースを着込むのもいいけれど、気分が昂っているいまは新たな相棒を手に入れたい気分なのだ。
アディクトクローズジャパンのAD-05 Clubman Jacket( DEER SUEDE)
で、色々と探した結果、狙いを定めているのが、このアディクトクローズのシングルライダースだ。もともとデザインの出自がバイクレース用ツナギ(の上半身)だけに、本来はハードなアイテムにカテゴライズされるジャケットだが、素材をディアスキンのスウェードに置き換えているため、グッとソフトな印象になっている。
パーカやスニーカーと合わせてゆるくコーディネイトをしてもいいし、タートルネックとブーツでクールに着こなすのも良さそう。いろんなシーンで重宝するのが容易に想像できてしまうので、着用頻度が多くなることは間違いなし。
しかも、ディアスキンなのでルックスだけでなく、着心地だってかなりソフト。昨年手に入れたシープスキンのライダースも同じ厚みの牛や馬に比べれば軽量で柔らかいけれど、こちらはそれよりも軽い着心地なので、さらに出番は多くなりそう。そういえば、先々月に本連載で紹介したスウェードのベルトとも同色なので、 完璧にマッチした着こなしができちゃうだろうなぁ。
【問い合わせ】
アディク トクローズ東京
TEL03-5341-4767
http://addict-clothes.com
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(出典/「Lightning2020年1月号」)
Photo/S.Tsuji 辻茂樹