“エンドレスサマー”なクルマ、「シボレー・エルカミーノ」を相棒にしたい!

夏が似合うクルマって何があるの?という問いの答えは難しい。オープンカーも気分だし、ソフトトップ全開が気持ちいいジープも捨てがたい。もちろんスポーツカーも悪くない。でもね、エンドレスサマーなクルマといえば、「シボレー・エルカミーノ」の右に出るモノはいないと断言する。

海と夏が見事に似合うクルマ、「シボレー・エルカミーノ(Chevrolet El Camino)」。

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数あるクルマの歴史のなかでも、アメリカ文化だからこそ生まれたエルカミーノは、セダンの顔して、後ろがピックアップトラックという異形。 まさに当時のクロスオーバー的な発想で生まれた。

その起源はフォード・ランチェロに譲るけど、なぜかセダンピックアップといえばエルカミーノがその筆頭。当時のサーファーといえば、ボロボロにヤレた中古のウッディワゴンかエルカミーノというチョイスが鉄板であった。実に海と夏が似合うクルマなのである。

リアルなスタイルは映画『エンドレスサマー』を観ていただくとして、このエルカミーノ、今は当然ながら絶版車。とくに旧いモデルはその価値も上昇中。その中でもボディサイズがコンパクトで、日本でも扱いやすい最終世代をここでおさらい。最終世代といっても ’80 年代。いまや立派なクラシックモデルである。

サーファーから、レジャー愛好家だけでなく、 ワーカーにも愛された異形の名車。

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キャビンから流れるようにデザインされたBピラーの後ろにはベッドがレイアウトされる という独特なデザイン。前後の車高を程良く落として、走りを意識したスタイルで仕上げられているので、どっしりとしたスタイリングがさらに強調されている

数々のサーフムービーに登場するエルカミーノだが、1960年代になるころ、突如生まれたセダンピックアップというカテゴリーは意外にも’80年代まで生き続ける。

それは趣味のクルマというだけでなく、仕事グルマや、レースシーンでもエルカミーノが受け入れられたから。日本ではワゴンで良いじゃんと思われるところ、さすがピックアップトラックの国アメリカ。こんな異形のモデルを楽しんでしまうふところの深さがおもしろい。

最終世代は同時代に存在したシボレー・マリブと共通ボディ。スクエアで精悍な顔つきは、スーツを着てもサマになる。現車は1986年式モデルで、車両価格は361万8000円(車検、諸経費は別途)

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レカラのステアリングに、ダッシュはダコタデジタルのアナログメーターに換装済みというやる気を感じる仕様になっている。

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時代を感じさせるダブルクッションのベンチシートはグッドコンディションをキープする。もちろん3人乗車が可能。往年のアメリカ車らしさをたっぷりと実感できる。

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エンジンはシボレーの350V8(5.7リッター) に換装済みで、アメリカ車らしい太いトルクを味わえる。トランスミッションも4速ATを積んでいるのでストレスは皆無。

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リアにレイアウトされるベッドは小さなバイクなら余裕で積載できる広大なスペースを 確保する。ここに遊び道具を投げ入れて、 夏はいろんなフィールドに行きたくなる。

カリフォルニアらしい遊び心をクルマで演出するのに、シボレー・エルカミーノはもってこいの相棒。セダンとピックアップトラックのDNAを持った存在は今見ても鮮烈だ。エンドレスサマーなクルマに乗って、一年中夏気分を味わいたい。

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(出典:『Lightning2018年7月Vol.291』)

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ラーメン小池
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ラーメン小池

アメリカンカルチャー仕事人

Lightning編集部、CLUTCH magazine編集部などを渡り歩いて雑誌編集者歴も30年近く。アメリカンカルチャーに精通し、渡米歴は100回以上。とくに旧きよきアメリカ文化が大好物。愛車はアメリカ旧車をこよなく愛し、洋服から雑貨にも食らいつくオールドアメリカンカルチャー評論家。
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