新旧アメリカン4WD「アーリーブロンコ」で洒落ていくか、「最新ジープ」でタフに決めるか?

本来悪路を駆け抜けるために生まれた四輪駆動車を、おしゃれに街で乗るという文化を作ったのは間違いなくアメリカだ。さっそく今も昔も変わらないSUVに感じる力強さに酔いしれてみよう。

▼こちらの記事もおすすめ!

ランドローバーにする? ジープにする? ヘビーデューティな「4WD」アメリカVS英国対決!

ランドローバーにする? ジープにする? ヘビーデューティな「4WD」アメリカVS英国対決!

2023年02月21日

長年愛され続けるコンパクトな初代モデル【1972 Ford Bronco】

’65年8月、ジープ・CJ-5やインターナショナル・スカウトなど、当時急成長を遂げていた4WD市場にフォードが満を持して投入したのがブロンコだ。’77年までに生産された初代モデルは、アーリーブロンコとして今でも愛されている。

  • 【Specification】
    ●全長×全幅×全高/3863×1755×1809㎜
    ●ホイールベース/2336㎜
    ●車両重量/1700㎏
    ●エンジン/V型8気筒
    ●排気量/302cid(約5L)
    ●トランスミッション/3速コラムAT
    ●乗車定員/4名
    ●車両価格/応相談

男心をくすぐる憧れのアーリーブロンコのここがポイント!

【その1】都心でも乗りやすいコンパクトなボディ。
【その2】V8ならではのパワフルな走り。
【その3】アメリカでも貴重なオリジナルペイント。

この車両は、ガレージ弦巻で販売中の’72年式のブロンコ・スポーツ。なんと非常に珍しいTampico Yellowのオリジナルペイントをキープした一台。所々擦れている部分もあるが概ね状態は良く、大部分はツヤも失われていない。アップデートカスタムや、ハイリフトカスタムが人気となっているが、実はアメリカでもこういったオリジナルをキープした個体の人気は非常に高くなっているという。なんとも男の所有欲をそそる一台なのだ。

丸目ヘッドライトの内側に四角いウインカーを配したアーリーブロンコの特徴的なフロントフェイス

細かなディテールもチェックしてみよう!

リアゲートは、まず背面タイヤのキャリアを横に開き、上下二分割で開く構造。ゲートが下に開くため、荷物の出し入れも便利。

デビュー当初のオプションだった289cidのV8エンジンは、’69年に302cidに排気量をアップ。最高出力は205hpを誇る。

スチールむき出しの平面的なダッシュにスイッチ類が無造作に並ぶ、現代車ではありえないデザインが逆に魅力的に見える。

リアシート後部のカーゴスペースも意外に広い。リアシートを外すことでさらなるスペースを作り出すことも可能。

シートは純正同様のマテリアルで張り替えられている。フロントはセパレートで、コンパクトなリアシートと合わせて4名乗車が可能。

ガソリンタンクはオプションで二つ搭載することが可能。ひとつはリアカーゴの下に、もうひとつは運転席下に位置し給油口が二つある。

▼同じくオリジナルに近い、1974年式のアーリーブロンコもチェック!

オリジナルペイントを残して当時の姿に!レストアしたアーリーブロンコがカッコいい。

オリジナルペイントを残して当時の姿に!レストアしたアーリーブロンコがカッコいい。

2023年02月21日

ウィリスMBのDNAを受け継ぐ元祖ユーティリティ4×4【2018 JEEP Wrangler】

第二次大戦中の軍用自動車として誕生したウィリスMBのイメージを継承しながらモデルチェンジを繰り返してきたジープ。写真のJK型ラングラーは、’07年に登場。4ドアのアンリミテッドが人気となり、大成功を収めたモデルだ。

  • 【Specification】
    ●全長×全幅×全高/4705×1880×1845㎜
    ●ホイールベース/2945㎜
    ●車両重量/2040㎏
    ●エンジン/V型6気筒
    ●排気量/219.9cid(約3.6L)
    ●トランスミッション/5速フロアAT
    ●乗車定員/5名
    ●車両価格/466万370円~(タイガーパッケージCタイプ・税別)

車検もOK! タイガーパッケージのここがポイント!

【その1】歴史あるジープの最新モデル。
【その2】未だに健在! 本格的オフロード性能。
【その3】カスタム済みの新車をディーラーで購入可能。

埼玉県のタイガーオートでは、新車のラングラーに同店オススメのパーツを最初から取り付けたタイガーパッケージを販売している。この車両は3インチリフトアップに加えて35インチタイヤを装着したタイプCというパッケージ。これをベースにLINE-XでペイントしたJAOSバンパーや、JKラングラー専用に開発されたALPINE9インチナビを装着したカスタム車両。ちなみタイガーオートではこの状態で新車で販売しているため、車検ももちろんこのままでOK。

JAOSのバンパーをベースにLINE-Xを塗布したカスタムバンパーを装着している

細かなディテールもチェックしてみよう!

リアゲートはスペアタイヤが備わる下半分を右側に開いた上で、上部のガラス部分を跳ね上げる仕組み。

エンジンは3.6リッターのV型6気筒で、トランスミッションは5速AT。オフロードはもちろん、街中でも快適に走行が可能。

ダッシュにはALPINE製9インチナビのJK型ラングラー専用キット、BIG-Xを装着。既存のダッシュに馴染んだ筐体デザインが魅力。

ホイールベースの長いアンリミテッドは、カーゴスペースも広く、リアシートを畳まなくてもかなりの積載能力を持つ。

リアシートはタイガーオートオリジナルのリクライニングキットを組み込んであるため、背もたれの角度を変更可能となっている。

タイガーパッケージのタイプCは、3インチリフトアップで、MKWのMK46というホイールにBFGの35インチタイヤを装着する。

▼こちらの記事もおすすめ

究極のSUV「ジープ」の歴史から種類、新車、中古車、価格まで教えます!【保存版】

究極のSUV「ジープ」の歴史から種類、新車、中古車、価格まで教えます!【保存版】

2023年02月21日

アメリカの伝統を体現する2大巨塔。特にアーリーブロンコは、年式によって半世紀が経過しているヴィンテージカーで、すでにアメリカでも価格高騰中で状態の良い個体は入手が難しくなってきているという。一方ラングラーはというと、アメリカでは次期JL型ラングラーが発表され、日本でも年末には販売されるそう。新車でJK型を買うのは最後のチャンスとなりそうなので、入手したい方はぜひお早めに。

(出典/「Lightning 2018年5月号 Vol.289」)

この記事を書いた人
ラーメン小池
この記事を書いた人

ラーメン小池

アメリカンカルチャー仕事人

Lightning編集部、CLUTCH magazine編集部などを渡り歩いて雑誌編集者歴も30年近く。アメリカンカルチャーに精通し、渡米歴は100回以上。とくに旧きよきアメリカ文化が大好物。愛車はアメリカ旧車をこよなく愛し、洋服から雑貨にも食らいつくオールドアメリカンカルチャー評論家。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

グラブレザーと、街を歩く。グラブメーカーが作るバッグブランドに注目だ

  • 2025.11.14

野球グローブのOEMメーカーでもあるバッグブランドTRION(トライオン)。グローブづくりで培った革の知見と技術を核に、バッグ業界の常識にとらわれないものづくりを貫く。定番の「PANEL」シリーズは、プロ用グラブの製造過程で生じる、耐久性と柔軟性を兼ね備えたグラブレザーの余り革をアップサイクルし、パ...

スペイン発のレザーブランドが日本初上陸! 機能性、コスパ、見た目のすべてを兼ね備えた品格漂うレザーバッグに注目だ

  • 2025.11.14

2018年にスペイン南部に位置する自然豊かな都市・ムルシアにて創業した気鋭のレザーブランド「ゾイ エスパーニャ」。彼らの創る上質なレザープロダクトは、スペインらしい軽快さとファクトリーブランドらしい質実剛健を兼ね備えている。 日々の生活に寄り添う確かなる存在感 服好きがバッグに求めるものとは何か。機...

【UNIVERSAL OVERALL × 2nd別注】ワークとトラッドが融合した唯一無二のカバーオール登場

  • 2025.11.25

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【UNIVERSAL OVERALL × 2nd】パッチワークマドラスカバーオール アメリカ・シカゴ発のリアルワーク...

上野・アメ横の老舗、中田商店のオリジナル革ジャン「モーガン・メンフィスベル」の凄み。

  • 2025.12.04

ミリタリーの老舗、中田商店が手掛けるオリジナルブランド、「MORGAN MEMPHIS BELLE(モーガン・メンフィスベル)」。その新作の情報が届いたぞ。定番のアメリカ軍のフライトジャケットから、ユーロミリタリーまで、レザーラバー垂涎のモデルをラインナップしているのだ。今回は、そんな新作を見ていこ...

時計とベルト、組み合わせの美学。どんなコンビネーションがカッコいいか紹介します!

  • 2025.11.21

服を着る=装うことにおいて、“何を着るか”も大切だが、それ以上に重要なのが、“どのように着るか”だ。最高級のプロダクトを身につけてもほかとのバランスが悪ければ、それは実に滑稽に映ってしまう。逆に言えば、うまく組み合わせることができれば、単なる足し算ではなく、掛け算となって魅力は倍増する。それは腕時計...

Pick Up おすすめ記事

「アイヴァン」からニューヨークに実在する通りの名前を冠した新作アイウエアコレクション登場

  • 2025.11.21

ニューヨークに実在する通りの名前を冠した「アイヴァン」の新作コレクション。クラシックな要素をサンプリングしながらも現代の空気感を絶妙に捉え服と同等か、それ以上にスタイルを左右する究極のファッショナブルアイウエア。 Allen 2023年、NYに誕生した「ビースティ・ボーイズ・スクエア」。その付近で出...

【ORIENTAL×2nd別注】アウトドアの風味漂う万能ローファー登場!

  • 2025.11.14

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【ORIENTAL×2nd】ラフアウト アルバース 高品質な素材と日本人に合った木型を使用した高品質な革靴を提案する...

決して真似できない新境地。18金とプラチナが交わる「合わせ金」のリング

  • 2025.11.17

本年で創業から28年を数える「市松」。創業から現在にいたるまでスタイルは変えず、一方で常に新たな手法を用いて進化を続けてきた。そしてたどり着いた新境地、「合わせ金」とは。 硬さの異なる素材を結合させるという、決して真似できない新境地 1997年の創業以来、軸となるスタイルは変えずに、様々な技術を探求...

グラブレザーと、街を歩く。グラブメーカーが作るバッグブランドに注目だ

  • 2025.11.14

野球グローブのOEMメーカーでもあるバッグブランドTRION(トライオン)。グローブづくりで培った革の知見と技術を核に、バッグ業界の常識にとらわれないものづくりを貫く。定番の「PANEL」シリーズは、プロ用グラブの製造過程で生じる、耐久性と柔軟性を兼ね備えたグラブレザーの余り革をアップサイクルし、パ...

今こそマスターすべきは“重ねる”技! 「ライディングハイ」が提案するレイヤードスタイル

  • 2025.11.16

「神は細部に宿る」。細かい部分にこだわることで全体の完成度が高まるという意の格言である。糸や編み機だけでなく、綿から製作する「ライディングハイ」のプロダクトはまさにそれだ。そして、細部にまで気を配らなければならないのは、モノづくりだけではなく装いにおいても同じ。メガネと帽子を身につけることで顔周りの...