積み込むのは荷物だけじゃない! 家族も犬も楽しめる憧れのバンライフ。

バンといえば仕事用のクルマや、家族で出かけるためのワンボックスカーをイメージする人も多いのでは? 以前は人や荷物をたくさん積むためだけを目的として無個性なバンも多く見かけたが、最近は趣味や遊びを謳歌している人ほど、スタイルの一環として、欧州車やアメリカ車など自分らしいバンを選ぶ傾向にあるのだ。

今回はそんな彼らが選んだ、スタイルのあるバンに注目! さぁ、趣味も家族サービスも一緒に楽しもう。

奥さんと6匹の愛犬とともに楽しむ男のバンライフとは?

三浦半島に位置する海に面した街、横須賀。神奈川県にはサーフスポットや観光地として海沿いに有名な街が多いが、アメリカ海軍の基地があり軍港都市として栄えた歴史からか、横須賀はその中でも異彩を放っている。基地の軍人に向けたショップが街には多く並び、潮の香りと共にどことなくアメリカンな雰囲気が漂う。

バンの所有者・八田井貴博さんは、帽子メーカーのドレスダウンを主宰する傍ら、ミュージシャンのPVや映画のディレクターを務めていたり、街の自転車屋を経営していたりとマルチに働き、マルチに遊ぶ男。横須賀生まれ、横須賀育ちを象徴するアメリカンなライフスタイルを送っている。

1-2
1 9 9 2 D O D G E  R A M 2 5 0

ところどころにサビが浮き上がり、やれた雰囲気のオリジナルペイントに身を包むこのダッジ・ラムバンは、そんな街で生まれ育ち、横須賀を拠点に多方面で活躍する八田井さんの愛車である。

アメリカのエアフォースで使用されていたという希少な個体で、このネイビーは米軍仕様の限定色。ワイルドな風貌のオーナーによく似合っている。

八田井さんは現在はこのラムバンの他に、ランドクルーザー60や、ハーレーのスポーツスターなどを所有する大の乗り物好き。特にアメリカ車が好みで、常に1台は手元にあったという。つい最近まで所有していたAMCイーグルワゴンやフォード・エコノラインなどを乗り継ぎ、知り合いが乗っていたこの車両にたどり着いた。

2-1

お世辞にも綺麗とは言えないバンだが、この車両はまさに八田井さんのライフスタイルにはまっている。6匹のアメリカンピットブルを家族として愛する八田井さんのクルマ選びは、当然のように愛犬たちの居住性も条件に含まれているのだ。

汚れを気にせず遊べる相棒。

3

「アメリカ車は大きくてワイルドな雰囲気が好きですね。でも、イーグルワゴンは犬があまり乗れなかったし、エコノラインは装備がもっと豪華な感じで、汚れないように乗るのが大変だったんです。このクルマはうちの犬をみんな乗せられるし、最初からこんな雰囲気だったから、汚れを気にせず遊べるので最高です。

うちの犬たちは海で遊ぶのが好きだから、車内がすぐ砂だらけになっちゃうんですよ。僕の生活には犬たちやアウトドアでの遊びがあるから、大きくて、ラフに扱えるクルマが欲しかったんですよ。こう見えて、ミリタリービークルというストーリーも面白いですよね」

4

八田井さんは、愛犬たちとの遊びの他にもサーフィンやスケートボード、オールドBMX、ピスト、ハーレーなど男が憧れるアメリカンな趣味をほとんど網羅していると言っても過言ではない。

「何か既存のスタイルを意識しているわけではないですけど、サーフィンやスケートは子供の頃から自然と身近な存在だったし、周りの仲間には土地柄アメリカ人も少なくないから、自然とアメリカっぽい遊び方が身についているのかもしれませんね」

U.S. AIR FORCE仕様のラムバンで、愛犬との遊びを満喫。

5

愛車の荷台には、サーフボードやスケートボード、オールドBMXなど八田井さんのアメリカンなライフスタイルを物語る遊び道具がいっぱいだ。

クルマ自体のカスタムやディテールを追求するのもクルマ好きの楽しみ方のひとつだが、それ以外のライフスタイルを充実させることができるのはバン特有の楽しみ方かもしれない。

愛犬も含めた家族との時間や遊びを大切にする八田井さんのライフスタイルをすべて実現させるためには、このクルマが必要不可欠。趣味や家族との過ごし方を目一杯クルマに詰め込んだ、まさに多趣味な大人のバンライフと言えるだろう。どうやら趣味のアイテムや仲の良い友人だけに限らず、『楽しさ』も一緒に積み込んでいた。

(出典:「Lightning 2017年9月号 Vol.281」

この記事を書いた人
ADちゃん
この記事を書いた人

ADちゃん

ストリート&ミリタリー系編集者

Lightning本誌ではミリタリー担当として活動中。米空軍のフライトジャケットも大好きだけど、どちらかといえば土臭い米陸軍モノが大好物。そして得意とするミリタリージャンルは、第二次世界大戦から特殊部隊などの現代戦まで幅広く網羅。その流れからミリタリー系のバックパックも好き。まぁとにかく質実剛健なプロダクツが好きな男。【得意分野】ヴィンテージ古着、スケートボード、ミリタリーファッション、サバイバルゲーム
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

【SETTLEMIER’S×2nd別注】メイドインポートランドの王道スタジャン登場

  • 2026.02.11

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! SETTLEMIER’S×2nd AWARD JACKET  1990年の創業以来、ポートランドの工場で今もなお地元...

奈良の名セレクトショップ「アンボイ」代表がおすすめする『ファインクリーク』のレザージャケット4選

  • 2026.03.06

奈良県にある名セレクトショップ、アンボイ。今回はその代表である今西さんに登場していただいた。ファインクリークのレザーウエアを扱い、シンプルながら奥深い着こなしを提案する今西さんのセンスは、多くのレザーファンに支持され、奈良以外の関西近県からも大勢のお客がアンボイに足を運ぶ。今西さんのファッション哲学...

最古のジャパンアイビーブランド「ヴァン」と伝統の“ジャパンブルー”が織りなす究極のトラディッショナル

  • 2026.03.17

明治時代から"ジャパンブルー"と称され、深い歴史を持つ日本の「青」。そして、日本のファッション黎明期に誕生した最古のジャパンアイビーブランド「ヴァン」。旧きよき伝統という点で共通する掛け合わせが、“究極のトラディショナル”という境地で交わる。 伝統でつながるヴァンと青 スタンドジップアップスウェット...

ヘビーデューティど真ん中! レトロなデイパックに注目。

  • 2026.01.26

1977年に発売された『ヘビーデューティの本』という名著をご存知だろうか。当時数々の雑誌で、イラスト・ルポ(自ら現地に赴いて取材した内容をイラストを用いながら報告すること)を描いていた小林泰彦さんが手掛けた1冊で、いまだファッション好きにとってのバイブルとなっている。ヘビーデューティとは、「耐久性が...

2000年代初頭に姿を消した「XS バゲージ」が復活! スタイルで選ぶ、3つの選択肢

  • 2026.03.18

アメリカのファクトリーブランド「XS バゲージ」。2000年代初頭に姿を消してから10年以上の時を経て、いま再び動き出す。アイコニックなモデルを含む3つのアイテムを、3つのスタイルで提案する。 もし続いていたら。その記憶を、いまの基準で。 独特な“XS”マークのアイコンを掲げ、さまざまなスタイルのカ...

Pick Up おすすめ記事

エディー・バウアー吉祥寺 1周年イベント完全レポート! 来店したアツいファンの着こなしにも注目

  • 2026.03.17

2025年12月13日(土)〜21日(日)の期間で開催されたエディー・バウアー吉祥寺店の1周年イベント「Archives Meets New」は、大盛況のうちに幕を閉じた。期間中は多くのエディー・バウアーラバーが来店。熱気に包まれた会場風景とそこで出会ったファンたちをスナップで紹介する。 過去と現在...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

奈良の名セレクトショップ「アンボイ」代表がおすすめする『ファインクリーク』のレザージャケット4選

  • 2026.03.06

奈良県にある名セレクトショップ、アンボイ。今回はその代表である今西さんに登場していただいた。ファインクリークのレザーウエアを扱い、シンプルながら奥深い着こなしを提案する今西さんのセンスは、多くのレザーファンに支持され、奈良以外の関西近県からも大勢のお客がアンボイに足を運ぶ。今西さんのファッション哲学...

【SETTLEMIER’S×2nd別注】メイドインポートランドの王道スタジャン登場

  • 2026.02.11

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! SETTLEMIER’S×2nd AWARD JACKET  1990年の創業以来、ポートランドの工場で今もなお地元...

2000年代初頭に姿を消した「XS バゲージ」が復活! スタイルで選ぶ、3つの選択肢

  • 2026.03.18

アメリカのファクトリーブランド「XS バゲージ」。2000年代初頭に姿を消してから10年以上の時を経て、いま再び動き出す。アイコニックなモデルを含む3つのアイテムを、3つのスタイルで提案する。 もし続いていたら。その記憶を、いまの基準で。 独特な“XS”マークのアイコンを掲げ、さまざまなスタイルのカ...