これぞアメリカ! ラスベガスの上を滑空する絶叫ライド「スロットジラ ジップライン」がスゴイ!

絶叫系アクティビティが多く存在するアメリカ。いい意味で人を驚かせる遊びを生み出すのがアメリカという国だ。その遊びの規模のスケール感がまたスゴイ。中でもとりわけ異彩を放つのが、ラスベガスの電飾アーケードの上空を滑り降りていく『ジップ・ライン』。このぶっ飛んだアクティビティ、絶叫好きは見逃せない!

高さ35メートルからのスタートはまさに絶叫!

01

ネオンきらめくラスベガス・ダウンタウンにある電飾アーケード街。その場所に巨大なスロットマシンを模した「スロットジラ」という建物がある。ここで楽しめるアクティビティが、落差のある2地点をワイヤーで結び、滑車を組み込んだ器具を装着して一気に滑り降りる『ジップ・ライン』。アウトドアシーンで行われる一般的なジップ・ラインと異なり、電飾アーケード街という極めて特殊な環境下なのがなんともユニークだ。

まるでスーパーマン!? スタート位置で滑るポーズが異なる。

02

そのスタート地点は2カ所あり、建物の中腹にあるスロットコインの部分と、さらに上のリールの図柄が描かれた上部分にある。下段の高さは地上から約23メートル、上段部分は35メートルの高さ。そしてスタートする位置によって滑り降りる姿勢が異なり、下段は繋がれたワイヤーに腰掛けるような姿勢だが、上段ではまるでスーパーマンのような空を飛ぶ姿勢で滑り降りるのだ。

03

上段からのスタートは、初見だと腰が抜けてしまう高さと、滑り降りる前の言い知れない高揚感を味わえる。高いところが苦手な人は、まずは下段からトライしてみるといい。姿勢が違うだけで怖さがだいぶ落ち着くはず。

迫力のある高さからのスタートはまさに絶叫系!

04

さらに下段では219メートルの距離に対し、上段では483メートルと、倍以上もの滑空時間が味わえる。下段のチケット代は25ドル、上段のチケットは45ドル。チケットの購入は自動販売機を利用するか、もしくはオンラインでも入手可能となっている。何はともあれ、眼下にある電飾アーケードへ飛び出す浮遊感は筆舌しがたい楽しさだ。

煌びやかに賑わう幻想的な電飾アーケードの中を、しかも地上を行き交う人々の雑踏の真上を滑り降りるのだから、形容しがたいほどのスリルと神秘的な景観を体験できるのは間違いないはず。アメリカ旅行の際には、ビッグなアメリカならではの絶叫系アクティビティをぜひとも体験してみてほしい。きっと今までの世界観が変わるはずだ。

【DATA】
SlotZilla Zip Line(スロットジラ ジップライン)
住所/425 Fremont St #160,Las Vegas,NV 89101
TEL+1-702-678-5780
http://vegasexperience.com/slotzilla-zip-line

※情報は取材時のものです。

(出典/「Lightning 2017年5月号 Vol.277」)

この記事を書いた人
ラーメン小池
この記事を書いた人

ラーメン小池

アメリカンカルチャー仕事人

Lightning編集部、CLUTCH magazine編集部などを渡り歩いて雑誌編集者歴も30年近く。アメリカンカルチャーに精通し、渡米歴は100回以上。とくに旧きよきアメリカ文化が大好物。愛車はアメリカ旧車をこよなく愛し、洋服から雑貨にも食らいつくオールドアメリカンカルチャー評論家。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

Pick Up おすすめ記事

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...