壁に穴をあけたくない! 2×4材と有孔ボードを使ったおしゃれ壁面収納をDIY!

賃貸住宅の場合、インテリアを楽しみたいけれど、壁に穴を開けられず思い通りに楽しむことができない場合が多い。今回紹介する有孔ボードを使った壁面収納は、ボードの穴にフックを引っかけるだけで収納できる、いわば“見せる収納”の代表格だ。しかも2×4材を緩衝材にしているため壁を傷つけずに設置できるという優れもの。

賃貸住宅の場合、インテリアを楽しみたいけれど、壁に穴を開けられず思い通りに楽しむことができない場合が多い。今回紹介する有孔ボードを使った壁面収納は、ボードの穴にフックを引っかけるだけで収納できる、いわば“見せる収納”の代表格だ。しかも2×4材を緩衝材にしているため壁を傷つけずに設置できるという優れもの。

  • 【仕様】
    ■サイズ/高さは天井から床まで。有効ボードは910×1000㎜
    ■所要時間/約30分
    ■材料費/およそ7500円
    ■難易度/★☆☆☆☆(2人のほうがスムーズ)

今回はデスク周りを想定した作りにしているが、例えばキッチンの壁に設置してお玉やフライパンなどの調理道具収納してもいいし、ガレージに作って工具を引っかけてもいいだろう。また空間の間仕切りにもなるなどアレンジしがいがある。ヴィンテージ仕上げなどの塗装を施せば、より個性を表現することもできるだろうし、インテリアの幅も広がる。所要時間約30分と手軽にできるので、DIYの手始めにぜひ挑戦してみよう。

【今回教えてくれた先生は……】
DIYer(s) http://diyers.co.jp
DIYに特化したWEBサービス「DIYer (s)」。ショップの紹介やオリジナルDIYレシピを世界に発信&アーカイブしている。またDIYを通して暮らしを豊かにし、モノの価値を見直すことを提案。

まずは、準備するものをご紹介。

2×4材

柱にするための2×4材を2本用意。サイズはアジャスターを装着するため、壁2440㎜に対して2380㎜くらいがベスト。1本980円くらいで購入。

有孔ボード

今回使用するのは910×1000㎜の有孔ボード。壁の広さやスペースによってサイズを調整しよう。1枚約2500円。

アジャスター

2×4材用のアジャスター。これを装着して柱を天井と床に固定する。様々な素材やデザインを展開しているのでインテリアに合わせて選ぼう。

有孔ボード用フックなど

有孔ボードにはフックなどを使ってアイテムを飾る。カゴやトレイなど様々な形状のものが販売されているので、必要に応じて用意。600円くらいから。

今回使った道具はこちら!

電動ドライバー

軽量コンパクトで初心者にも使いやすい電動ドライバ。パワーがあり速く、強く締め付けるのが特徴だ。今回はマキタの充電式ペンインパクトドライバを使用した。両利き用。2万2680円。そのほか、計測用にメジャー、ペンを準備しよう。素材がすでに寸法が決まっているのでカットする手間がないので、初心者でも楽々だ。

早速やってみよう! あとは組むだけ!

1.アジャスターを取り付ける。

まずは天井よりも6㎝ほど短い2×4材に専用のアジャスターを取り付ける。電動ドライバなら女性でも簡単。

アジャスターを装着したところ。装着するのは天井に固定する側のみ

2.柱を壁に設置。

柱を壁に沿わせて天井と床に対して90度になるように真っ直ぐに設置。アジャスターのネジを回すだけで固定できる。2本とも設置する。

柱を2本立てたら、有孔ボードの幅に合わせて均等になるよう確認。これで有孔ボードをきれいに設置できる。

天井と柱がしっかり固定されていることを確認したら設置完了

3.有孔ボードを取り付けるために目印をつける。

あらかじめ有孔ボードを設置する場所に印を付けておく。今回は上から45㎝くらいに印をつけている。

印をつけたら横に真っ直ぐ線を引く。こうすることで有孔ボードを真っ直ぐに設置できる。もう片方の柱も同様に線を引く。

4.有孔ボードを取り付ける。

有孔ボードを柱に合わせ、四隅をネジで留めて固定すれば、収納壁の出来上がり。ボードの固定は2人でやるとスムーズに行えるぞ。

こちらが完成した壁面収納。ここにフックなどを取り付けていく

5.フックなど取り付けていけば完成!

有孔ボードに収納パーツやフックを取り付けるだけの簡単収納。キッチンやデスクなどアイデア次第で応用が可能だ。ぜひお試しあれ。

(出典/「Lightning 2018年1月号 Vol.285」)

この記事を書いた人
めぐミルク
この記事を書いた人

めぐミルク

手仕事大好きDIY女子

文房具、デザイン、ニッポンカルチャーなどのジャンルレスな雑誌編集を経てLightningへ。共通しているのはとにかくプロダクツが好きだということ。取材に行くたび、旅行するたびに欲しいものは即決で買ってしまうという散財グセがある。Lightningでは飲食、ハウジング、インテリアなどを担当。
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