御船印めぐりプロジェクト初の“テーマ印”発売へ! 第一弾は、海運の革命児「北前船」

江戸時代から明治時代にかけて大阪と北海道を結んだ経済動脈「北前船」をテーマにした御船印が誕生。寺社仏閣でもらえる御朱印の船バージョンとして知られる「御船印」を集める船旅「御船印めぐり」を推進する御船印めぐりプロジェクト事務局は、北前船に特化した新たなテーマの御船印「北前船御船印」を発行することを発表した。

日本の歴史を大きく変えた船、「北前船」とは?

江戸時代中期から明治30年代にかけて、日本各地の物流と経済を支えた北前船。特に江戸時代は国内の航路開発が進み、大量の物資と文化が行き交う大物流時代であった。

大阪と北海道を日本海周りで結んだこの北前船は、単に荷物を運ぶだけではなく、寄港先で商品を売買しながら航海する“海の商人”として、日本各地の経済を発展させ、文化を広める役割を果たした。

この歴史的に重要な北前船をテーマにした御船印を通じて、集めるだけではない、新たな「御船印めぐり」の旅の楽しみ方を提供する。

「北前船御船印」について

御船印めぐりの醍醐味は、全国各地の船会社や海洋博物館がオリジナルで考案した個性豊かな御船印に出会えること。2025年2月25日現在、御船印を発行する全国の船会社等のプロジェクト参加社は138社にのぼる。

「北前船御船印」は従来の御船印の基本仕様を満たしつつ、北前船の寄港地周辺の船社が発行する、新しいテーマの御船印。これらの印には、事務局公認の「北前船マーク」が配置される。

御船印めぐりプロジェクトの北前船マーク

「北前船御船印」開始時点での参加社一覧(2025年2月現在)

第23番社 新日本海フェリー
第27番社 そともめぐり
第109番社 美浜町レイクセンター
第121番社 兵庫津ミュージアム(博物館)
第122番社 小樽海上観光船
第128番社 津軽海峡フェリー
第132番社 オクシリアイランドフェリー

第23番社 新日本海フェリー
第128番社 津軽海峡フェリー
第109番社 美浜町レイクセンター
第121番社 兵庫津ミュージアム(博物館)
第122番社 小樽海上観光船
第122番社 小樽海上観光船

販売開始時期や販売場所は参加社によって異なるため、詳細は公式ホームページを確認のこと。また、本テーマ印への参画社は今後も順次増加予定。

北前船御船印は、称号申請に利用可能

御船印を一定枚数集めることで取得できる「船長」や「一等航海士」といった称号申請にも利用可能。

新たな称号の新設も検討中

対象の参加社の増加に伴い、新たな称号の新設も企画しており、今後も船旅の活性化に向けて取り組んでいく予定。

御船印めぐりプロジェクトについて

「御船印」とは、神社仏閣を参拝した証として集める「御朱印」の船バージョン。日本各地の船会社がオリジナルで発行し、港や船内などで購入できる。各印のデザインには、航路や船体、観光地のシンボルなどが描かれ、それぞれの船会社の個性が反映されている。

御船印を集める旅の楽しみをより充実させる「公式船印帳」も販売中。集めた御船印の数だけ思い出が増える、新しい形の船旅が「御船印めぐり」である。

発行場所や料金、公式船印帳の取り扱い場所、マスター制度についての詳細は公式HPを参照。

公式HP:https://gosen-in.jp

※「御船印」「船印帳」は登録商標。((C)御船印めぐりプロジェクト事務局)

この記事を書いた人
Dig-it 編集部
この記事を書いた人

Dig-it 編集部

ライフスタイル提案メディア

「Dig-it(ディグ・イット)」は、アナタが何かにのめり込むキッカケとなる読み物を提供するWEBメディアです。ファッション、クルマ、バイク、アウトドア、グルメ、ステーショナリー、ビューティなど、さまざまな分野のプロフェッショナルが執筆しており、アナタのよき趣味の先輩となってくれることでしょう。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

Pick Up おすすめ記事

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...