人気Z世代美容師が提案する 、最新トレンドメンズヘア8選。

Z世代美容師たちは今や時代を先取るトレンドセッターとも言える。そのなかで人気の8名によるおすすめのit hairを紹介しよう。トレンド感と自身のセンスをミックスしたメンズヘアが登場する。Z世代美容師の必須ツール、SNSでバズった人気スタイルにも注目だ!

1.波巻き&ツイスパの最新系は“細束”仕上げが今っぽい!

Hair:「OCEAN TOKYO OVER」ハセタク @hasetaku3

波巻き&ツイスパMIXは、細め&シャープな質感が今季の正解。ウルフの縦長シルエットと細束なら、流行りのグランジ系やアメカジコーデを一層着こなせる。

【HOW TO】
カット/えり足が長すぎないショートウルフはハチ上中心にレイヤーで軽さを作り動きやすく。前髪は眉ラインのラウンドバングだからセンターパートにも分けられる。パーマ/全体的にシャープな波巻きパーマとツイスパをMIX。カラー/6レベルのアッシュブラウン。スタイリング/グリースを中間になじませたら毛先はミルクでグリースの質感を強調。

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古着人気の影響で大バズりしているポップコーンパーマ。ビッグシルエットだけど、小慣れた雰囲気でオシャレにキマると大人気。

2.波スパ×ブロンドヘアで外国人風を秒で再現!

Hair:「HAVANA」中島 駿 @havana_shun

憧れの外国人風ヘアも、再現性の高い波巻き×ツイスパ×ブロンドカラーなら瞬時になりきり。パーマを仕込んでおくだけで毎朝のスタイリングも2分で完了!

【HOW TO】
カット/パーマにツヤ感を出すため全体的に重めにカット。えり足はやや長めに残してウルフっぽく。前髪はセンターパートで分けるよう長めの前下がりに。パーマ/トップはツイスパ、それ以外は波巻きに。カラー/1ブリーチ後、ナチュラルなベージュをかぶせ10レベルのブロンドに。スタイリング/ムースをもみ込んでカールを調整。

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まるでヘアアイロンで巻いたような質感のパーマ。ゆるめだから、パーマ初体験のひとでも安心してかけられる登竜門的デザイン。

3.新学期の垢抜けを約束するゆるスパMIXパーマの実力。

Hair:「SKILL」岩本桂弥 @keiya_iwamoto

変わりたいけど激変は勇気がない。そんなパーマ初心者でも確実にカッコよくなれるのが、ゆるめのスパイラル&ツイスパMIX。ほどよいイメチェンで春も好発進!

【HOW TO】
カット/えり足はやや長めに設定しレイヤーを入れてウルフベースに。後頭部はグラデーションで丸みを作りメリハリを効かせる。前髪は前上がりにして顔まわりに動きをプラス。パーマ/ゆるめのスパイラルとツイスパをMIX。前髪と耳まわりのみ外ハネでランダムな動きを。スタイリング/グロスワックスを中間〜毛先にもみ込む。

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ディープネイビーのカラーがカッコいいとバズった本人スタイル。色ヌケ過程もキレイで、派手すぎない個性派カラーが話題となった。

4.どこか違和感を感じる重軽な質感が魅力の春っぽスパイキー。

Hair:「OLTA」Fumiya @olta_fumiya

長さに長短をつけ3D見えするスパイキーショート。全体的に重さは残しつつも毛先は間引いて軽さもプラス。カラーはブリーチなしのボルドー系がこの春の気分。

【HOW TO】
カット/ハチで上下に分け、アンダーはラフに間引いて無造作感をプラス。トップはジグザグに切って長短をつけ立体感を。全体的に重さをキープしつつも、毛先のみ間引いて軽さと動きをつける。カラー/7レベルのボルドー。スタイリング/半乾きでトリートメントをなじませ、ドライワックスを根元から付けて動きを作る。

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ボブ、ロング男子から多くの支持を集めた投稿。毛先ワンカールの抜け感のある自然な仕上がりが抜群に小慣れている。

5.王道マッシュをバーバー風のクラシカルヘアに味つけ。

hair:「BINGO HAIR WORKS」小池連太郎 @ren_115_taro

人気のマッシュスタイルも、スタイリング次第でクラシカルなバーバー風へのスイッチが可能。甘めのツーブロを忍ばせて、すっきりシャープな縦長フォルムを満喫。

【HOW TO】
カット/ミドル〜トップはマッシュベースで重さを残しながらも、耳まわりは6㎜のツーブロでスッキリと。えり足もセイムレイヤーで短すぎない長さにカット。全体的にすきすぎず重さを残すのがポイント。スタイリング/7:3で分けリバース方向に流しながら乾かしたら、グリースをまんべんなくなじませ、コームで形を整える。

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人気のブロンド系ハイトーンと刈上げを組み合わせたストリート感溢れるヘア。どこから見ても鋭さを携えた完璧の仕上がり!

6.韓国系ウルフは上げ下げ自在の2WAYバングが推し!

Hair:「L.O.G OMOTESANDO」村木里帆 @logriho1001

ツヤをまとった黒髪の韓国系ウルフは、知的さとそこはかとない色気を好演。目下のラウンドバングだから上げ下げ自在で、気分によって幅広いアレンジを楽しめる。

【HOW TO】
カット/前から見た時にえり足がのぞくウルフベース。重さで広がらないようハチ下はしっかり量感を落としタイトにおさめる。前髪は目下のラウンドバングに設定しつつ、ざくざくと間引くことで動きをつけやすくしている。スタイリング/しっかり乾かしたら、根元はハードワックス、毛先は濡れ感の出るソフトワックスをもみ込む。

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L.O.G主催の社内フォトコンテストでも1位を獲得したスタイル。まろやかなベージュカラーと顔まわりの束感が絶妙。

7.韓国発ダウンパーマでもたつきOFF! 360度最強シルエットが完成。

Hair:「GUNHEE TOKYO」KIHO @kiho12_gunhee

韓流ショートの成功の秘訣は細部にアリ! アンダーはダウンパーマでボリュームを抑えることでシルエットの美しさが強調され小顔効果も期待できる。

【HOW TO】
カット/サイドのアンダーは刈上げ、表面は前下がりに。バックアンダーはサイドの刈上げに合わせてカットし、後頭部は丸みが出るようグラ状にカット。パーマ/アンダーはダウンパーマを施しボリュームダウン。カラー/3レベルのブルーブラック。スタイリング/6:4で分けてオイルをなじませ、ポイントでスプレーキープ。

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必殺ダウンパーマでクセや毛流で浮きがちなえり足がコンパクトに。日本ではまだ導入サロンが少なく注目の新時代パーマだ。

8.注目のスパイキーショートは旬の暖色系ブラウンでキメる!

Hair:「WAKU」ひかり @waku_bikaria

抜け感たっぷりのスパイキーショートは、オレンジブラウンでさらなる垢抜け。刈上げずに全体は丸みを意識したフォルムにカットし、ほどよい野暮ったさもプラス。

【HOW TO】
カット/セイムレイヤーでカットし丸みのあるシルエットに。ハチまわりのみ角を残すことでエッジを効かす。削ぎのカットで量感を調整したら、毛先はチョップカットでくずしザクザク質感を楽しみたい。カラー/8レベルのオレンジブラウン。スタイリング/根元を立ち上げながら乾かし、ハードワックスをもみ込み束感メイク。

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Y2K意識のショートは角を残して個性をアピール。重め×黒髪×ウェット質感の3拍子でハードな着こなしにもハマり男らしさ満点。

(出典/「Men’s PREPPY プラス メンズヘアメイクBOOK Vol.5」)

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プロ向けメンズビューティ誌

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