手書きは永遠に不滅です!『趣味の文具箱』2022年1月号Vol.60大好評発売中。

「手書きは永遠に不滅です!」

こう本気で思っているから、「趣味の文具箱」2022年1月号は「手書きしたい!」特集です。

購入はこちらから!

「手書きは永遠に不滅です!」を、文具界の中心から叫び続ける希有な雑誌

いま、世の中の多くの文字は、キーで打ったり、液晶のガラス板に触れて変換して作るものになりました。でも、ペンを握って紙の上に手書きする魅力はずっと昔からあり、そしてデジタル全盛のいまでも続いています。文具に潜む趣味の世界を深掘りし続ける雑誌「趣味の文具箱」は、万年筆やボールペン、ガラスペン、ノート、手帳…などありとあらゆる筆記具の最新情報を集めています。モノの情報の隙間から伝えたいこと、それは「手書きは楽しい」。

1980年代にワードプロセッサーが登場し、ボタンで文字を「打つ」文化が始まりました。その後、PDA、電子手帳、パソコン通信、インターネット、ノートPC、スマホ…など大小のデジタルの波が押し寄せるたびに「紙はいらなくなる」「手書きは古い」「手紙なんて時代遅れ」といった(短絡な)ニュースが流れました。

でも、万年筆もボールペンも、ノートも、手帳も相変わらず愛好され、魅力的な新しい製品も続々と登場してきています。万年筆インクは軽く1000色を超えました。万年筆以前のつけペンの一種であるガラスペンの人気は沸騰中です。

手書きの元祖は、約3万年前のラスコーの洞窟壁画あたりでしょうか。旧石器時代から手書き(手描き)を楽しむ人がいました。エジプトのパピルスは4000年、中国発祥の筆も4000年、紙の歴史は2000年。ずっとずっと、ヒトは手で書き続けてきました。

「趣味の文具箱」では「筆欲」という雑誌が作った造語をよく使います。

筆欲とは「なんでもいいから書きたい」「書くことを楽しみたい」と思う人間だけに与えられた本能のこと。ヒトには必ず筆欲が潜んでいると考えています。

最新の1月号のキャッチコピーは「筆欲全開!」。筆欲を満たし、五感で書くことを楽しむ読者に向けて、手書きの魅力を集めています。女優の手塚真生さん、漫画家のきくち正太さん、小説家の蓮見恭子さん、書家のうどよしさん、イラストレーターのハヤテノコウジさんなど、各界で活躍する手書き派を総力取材しました。

筆欲を盛り上げる最新のペンや紙製品の情報も満載です。 「手書きは永遠に不滅です!」を、1月号を読んで体感し、あなたの体に潜む筆欲を発掘する機会になってもらえればうれしいです。

趣味の文具箱2022年1月号特集から。 書家のうどよしさんが主催する「クセ字コンテスト」の歴代の作品。「きれいな字は禁止!」のユニークで楽しいコンテスト。デジタルの発達で、活字または活字のような整った文字は電子機械におまかせ。手書きの文字はより自由で、楽しい世界に突入しました。2022年開催の「くせ字コンテスト」の概要も掲載しています。

購入はこちらから!

この記事を書いた人
清水茂樹
この記事を書いた人

清水茂樹

編集長兼文具バカ

雑誌「趣味の文具箱」編集長。1965年福島県会津若松市生まれ。文房具に関する雑誌の編集、オリジナル文具の開発を担当。2004年に「趣味の文具箱」創刊し、世界中の文具メーカーの取材を勢力的に続け、最新の文具情報を発信。筆記具や文房具の魅力と、手で書くことの楽しさを伝えている。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

【Willis & Geiger×2nd別注】ミリタリーとサファリが香るアーバンアウトドアウエア

  • 2025.09.17

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 90年代のアーカイブをデザインソースに、上品さを加えてアップデート。ウールメルトンジャケット[メトロ ウォーカー] ...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

Pick Up おすすめ記事

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

【Willis & Geiger×2nd別注】ミリタリーとサファリが香るアーバンアウトドアウエア

  • 2025.09.17

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 90年代のアーカイブをデザインソースに、上品さを加えてアップデート。ウールメルトンジャケット[メトロ ウォーカー] ...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...