一生モノのブーツコレクション5選【第三章】

上質な革を使用し、熟練した職人らによって丁寧に仕上げられたブーツは、履くほどに足へと馴染み、そのエイジングは磨くほどに美しい。その魅力に取り憑かれ、次なる出逢いを求めている人も少なくない。銘品と呼ばれるブーツから新作まで、一生モノとして愛せるブーツを厳選して紹介。今回はその第三章。

JELADO the BOOTED_ENGINEER BOOT ¥143,000_

JELADOがヴィンテージをベースにシューズに特化して手掛ける新レーベル、JELADO the BOOTED。上質な茶芯のホースバットをマテリアルに使用したエンジンニアブーツは、ヴィンテージのディテールであるシングルレザーソール、低めのヒール、両サイドの低い位置でヒールのカウンターポケットに当たるバンプ、やや太めのシャフトに逆反りバックルなど、定番のヴィンテージブーツとは一線を画すディテールを踏襲しつつも、より現代的に木型をブラッシュアップしアレンジ。ヴィンテージ感を基調としたブーツに仕上がっている。

Material : Horse Butt
Process : Goodyear Welt
Size: 6~11
Color : Black
Sole : Leather + Half Rubber

JELADO
Tel.03-3464-0557 http://www.jelado.co.jp

Rolling Dub Trio_GLEANERS ZIP ¥660,000_

ナローなシルエットのクラシックなウエスタン・サイドジップブーツ。甲と踵で足を包み込むようなフィッティングに注力し、抜群の履き心地を実現させた。木型はウエスタンワークタイプのラストを使い、バンプと腰革を縫い合わせるオーソドックスなデザインを採用し、湾曲を持たせた高めのカーブドヒールとタイトにフィットするシャープなシルエットで都会的な印象に仕上がっている。なんといっても美しく光る稀有で特別なクロコダイルレザーを片足につき2頭分、贅沢に背割りで使用した贅に限りを尽くした1足に仕上がっている。

Material : Black Crocodile
Process : Goodyear Welt
Size: 7~9half
Color : Black
Sole : Vibram #269

THE BOOTS SHOP
Tel.03-6802-8083 http://craftbank.net

Brother Bridge_HENRY ¥88,000_

旧くから履き物の街として知られる浅草を拠点に日本製ならではの丁寧な作りのシューズを展開するBROTHER BRIDGE。その代表作であるHENRYはタイトなシルエットとトゥ近くまで伸びるシューレースが大きな特徴だ。ベースとなったのはスポーツシューズの起源でもある旧いアスレチックブーツ。単にリプロダクトするのではなく、BROTHER BRIDGEらしいドレッシーさを盛り込み、マテリアルは染料仕上げならでは風合いが美しく、グッドイヤーウェルト製法とは思えない屈曲性で抜群のフィッティングをもたらしてくれる1足。

Material : Cow
Process : Goodyear Welt
Size: 6~11
Color : Bucket Brown/Cow
Sole : Leather Sole

BROTHER BRIDGE TOKYO
Tel.03-6685-8947 https://brotherbridgetokyo.com

THE FLAT HEAD_HORSE HIDE ENGINEER BOOTS ¥121,000_

1940年代のヴィンテージブーツをベースに、時間をかけゆっくりとベジタブルタンニンで鞣されたホースハイドを染料と顔料で黒染めし、ロウに似たパラフィンで表面に加工を施した経年変化が楽しみな素材。パラフィンにより履き込むことで艶感が増し、革が擦れる箇所からは茶芯が見え隠れするヴィンテージ感をより楽しめる革に仕上がっている。ホースハイドとはいえ、コードバン層を含むバット部を使用しており、表面にはトラ目、血筋と呼ばれるバット部独特の模様が見られ、天然皮革らしい雰囲気が楽しめるのも大きな魅力だ。

Material : Horse Hide
Process : Goodyear Welt
Size: 7~12
Color : Black
Sole : Vibram #700

THE FLAT HEAD JINGUMAE STORE
Tel.03-6804-3105 https://www.flat-head.com

ADDICT BOOTS_AB-05H-CL HORSEHIDE ZIP WESTERN BOOTS ¥110,000_

街ではオーバースペックとなってしまうヘビーデューティな作りは狙わず、どことなくクラシックでエレガントな要素を織り交ぜたオリジナルのウエスタンブーツ。オリジナルのCLラストは、トゥのボリュームを抑えているので、ドレスシューズのような佇まいをカウボーイブーツにうまくブレンド。サイドにジップを付けることで脱着がしやすく、さらにフィット感を増したのがポイント。そして当ブランドのアイコンとなっているアッパーのレザーは、オリジナルレシピを用いた北米産のホースハイドで、染料仕上げの茶芯仕様になっている。

Material : HORSEHIDE
Process : GOOD YEAR
Size: 7-11
Color : BLACK
Sole : VIBRAM#269

ADDICT CLOTHES
Mail info@addict-clothes.com www.addict-clothes.com

この記事を書いた人
CLUTCH Magazine 編集部
この記事を書いた人

CLUTCH Magazine 編集部

世界基準のカルチャーマガジン

日本と世界の架け橋として、国外での販路ももつスタイルカルチャーマガジン。本当に価値のあるモノ、海外記事を世界中から集めた、世界基準の魅力的コンテンツをお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

夏を彩るカラーゴールド。「市松」定番の18金シリーズはカラバリ豊富で夏に欠かせないアクセサリー

  • 2026.05.18

湘南に工房を構えるオーダーアクセサリーブランド「市松」。1997年に創業し、その2年後から27年も続く定番の18金シリーズは、カラバリも豊富で、いまや欠かせないブランドの顔だ。プロダクツとしての魅力だけでなく、夏の装いにも重宝する。 「市松」の定番、特別な5色の18金 「酷暑日」という言葉が新たに発...

アメリカンクラシックの原点「ディグナ クラシック」の[ジミー]なら、カラバリ・仕様も豊富で自分好みの1本が見つかる!

  • 2026.05.21

50sアメリカンスタイルを踏襲した「ディグナ クラシック」の[ジミー]は、シンプルなデザインやクラシックな世界観から多くの人に愛される名作。その人気ゆえ、仕様やカラーのバリエーションが非常に豊富な[ジミー]の全容をいま一度おさらいする。 955E“Jimmy”とはどんなメガネ? 1950年代にアメリ...

落語家たちが洋装に身を包む会、第4弾! 落語会「師匠お似合いですよ」の舞台裏で注目の落語家たちをSNAP!

  • 2026.05.18

アメカジを提案するファッションブランド「ゴールデンベア」が主催する落語会、その名も「師匠お似合いですよ」。弊誌も師匠方のスタイリングを担当。第4回目となる今回も大盛況でした。楽屋裏で撮影したみなさまの素敵な着こなしをお届けします! 落語家たちが洋装に身を包む会「師匠お似合いですよ」の舞台裏に潜入! ...

日本人に最適化された新作の“JAPAN LIMITED”に注目!「MOSCOT」現代に引き継がれるアメリカンクラシックのDNA

  • 2026.05.20

1915年にNYで創業し、アイウエアデザインの王道を形づくった「モスコット」。多様なデザインで溢れるいまこそ、伝統に裏打ちされたクラシックな佇まいに惹かれる。 新作の“JAPAN LIMITED”のラインナップを紹介! 2016年よりスタートした“JAPAN LIMITED”は、インラインにはないノ...

アイヴァン史上初の完全復刻。“ヒストリック コレクション”誕生の裏側に迫る!

  • 2026.05.22

「アイヴァン」2026年春夏の新コレクションとして突如発表された“ヒストリック コレクション”。これまでにもアーカイブを現代に甦らせる試みは幾度か行われてきたものの、どれも細やかなアップデートが施されていた。文字通りの“完全復刻”は今回が初となる。 アイヴァンには立ち返るべき原点がある どこぞのヴィ...

Pick Up おすすめ記事

落語家たちが洋装に身を包む会、第4弾! 落語会「師匠お似合いですよ」の舞台裏で注目の落語家たちをSNAP!

  • 2026.05.18

アメカジを提案するファッションブランド「ゴールデンベア」が主催する落語会、その名も「師匠お似合いですよ」。弊誌も師匠方のスタイリングを担当。第4回目となる今回も大盛況でした。楽屋裏で撮影したみなさまの素敵な着こなしをお届けします! 落語家たちが洋装に身を包む会「師匠お似合いですよ」の舞台裏に潜入! ...

日本人に最適化された新作の“JAPAN LIMITED”に注目!「MOSCOT」現代に引き継がれるアメリカンクラシックのDNA

  • 2026.05.20

1915年にNYで創業し、アイウエアデザインの王道を形づくった「モスコット」。多様なデザインで溢れるいまこそ、伝統に裏打ちされたクラシックな佇まいに惹かれる。 新作の“JAPAN LIMITED”のラインナップを紹介! 2016年よりスタートした“JAPAN LIMITED”は、インラインにはないノ...

働くヒトとヴァーグウォッチ。【vol.01靴磨き職人/「Chett」店主・大平雄太さん】

  • 2026.05.21

「Time is Money」=「時は金なり」。自身の仕事に誇りを持ち、日々働く人々は有限な“時間”というものを重んじ、身につけるプロダクトにも徹底的にこだわる。アンティークウォッチの旧きよきディテールを備えながら、手軽かつデイリーに使うことのできるヴァーグウォッチはそんな彼らの心強い相棒となる。 ...

アメリカンクラシックの原点「ディグナ クラシック」の[ジミー]なら、カラバリ・仕様も豊富で自分好みの1本が見つかる!

  • 2026.05.21

50sアメリカンスタイルを踏襲した「ディグナ クラシック」の[ジミー]は、シンプルなデザインやクラシックな世界観から多くの人に愛される名作。その人気ゆえ、仕様やカラーのバリエーションが非常に豊富な[ジミー]の全容をいま一度おさらいする。 955E“Jimmy”とはどんなメガネ? 1950年代にアメリ...

アイヴァン史上初の完全復刻。“ヒストリック コレクション”誕生の裏側に迫る!

  • 2026.05.22

「アイヴァン」2026年春夏の新コレクションとして突如発表された“ヒストリック コレクション”。これまでにもアーカイブを現代に甦らせる試みは幾度か行われてきたものの、どれも細やかなアップデートが施されていた。文字通りの“完全復刻”は今回が初となる。 アイヴァンには立ち返るべき原点がある どこぞのヴィ...