勢いのある中国のメンズファッション界に注目。
2023年11月10日から12日の3日間、中国の杭州でLianping-Fieldというイベントが開催された。
15年以上も前から、日本のヘリテージブランドが人気となり、デニムやミリタリー、バイカースタイルなどが活気付いていた中国。近年では、そこにアメリカンヴィンテージや中国のドメスティックブランドが加わって勢いが増している。
来場者の多くが、CLUTCHの誌面に登場していただきたいほど、ヘリテージスタイルで装ったクラッチマン。我々の雑誌を既に知っている人も多い。イベント自体が展示即売形式だったこともあって、購入意欲も高い。
さらに驚いたのはドメスティックブランドの躍進。真剣にヴィンテージに向き合って、リプロダクションしたアイテムを展開するブランドも多く、そのクオリティも高く、欧米や日本のブランドにも刺激になることだろう。
日本からも数社が出店していたが、ほぼ3日間、絶える事なく来場者が押し寄せていた印象。年2回のペースで今後も開催される。
日本からも人気ブランドが出店し、大盛況!
初日はファッション業界人たちだけのクローズド開催だったが、土、日曜は一般来場者が集まった。今回が初開催だが、大盛況!
ヴィンテージカーの一般走行が難しい中国ではあるが、カーカルチャーは大人気。こちらはステアリング専門店の出店ブース。
The Flat Headは日本から参戦。デニムやレザージャケットなどブランドの看板アイテムは中国でもファンが多い。
中国に根強いファンを抱えるFIRST-ARROW’sも終始大盛況。終了時には商品はすっからかんになるほどだった。
中国のドメスティックブランドの中でも大人気だったのはgizemo。ヴィンテージスタイルのアメリカンミリタリーやワークスタイルなどを展開する。品質も高い!
ジャパンデニムの中国での火付け役とも言えるのが、お馴染みFULLCOUNT。当然ブースは大勢のデニム愛好家が押し寄せた。
こちらFONCTIONも中国人デザイナーが手掛けるドメスティックブランド。ニューヘリテージを提案する新進気鋭の実力派。
中国発のドメスティックデニムブランドRED CLOUDは以前からアメリカで話題になっていた。商品のバリエーションも拡大中。
世界中に多くのファンを抱えるIRON HEARTは中国でも大人気。バイカーが多い中国では、自慢のヘビーオンスデニムは大注目。
シンガポール発のObbi Good Labelは既にヨーロッパで成功を収めるクラフト系バッグ&アクセサリーブランド。
(出典/「CLUTCH2024年2月号 Vol.94」)
Photo by Lianping-Field 廉平 Text by CLUTCH Magazine編集部