バーバー初心者でも入りやすい! カジュアルな雰囲気が心地よいバーバー「クロケ」|千葉・流山

  • 2023.03.01

首都圏の注目エリア・流山にある「Cloquet」は一見すると美容室のようなムードを持つが、れっきとしたバーバー。ほとんどの建具や什器がアンティークで、中には100年以上前のプロダクツもあるという。内観との調和、さらには清潔感のある空間にまとめ上げられた店内は心地よさに溢れている。

すべてにアンティークを使いながらも、清潔にまとめ上げた上質な空間。

外観は青1色で統一。窓はヴィンテージの窓枠を使用し開閉するための独特のギミックが秀逸。クロケと読む店名は clock(時計)とquest(探究)からなる造語。そのためショップロゴも時計がモチーフ

千葉県流山市の住宅地に佇むCloquet(クロケ)。一見、美容室のような優しい空気感を醸しているが、れっきとしたバーバー。何よりも店内に使われている什器をはじめ建具はほとんどがアンティークという、オーナーのこだわりが詰まったショップなのだ。

「オープン前はどんな内装にするか決まってなかったんです。しかし、つくばのLABOUR AND WAIT furniture serviceさんから『アメリカで1900年頃のバーバーチェアを見つけたよ』という話を頂いたんです。3脚揃って出てくることは珍しいので、即決で購入しました。そこから店内はアンティークで統一するため、旧いものにあわせて内装を作り込むことに決めました」と語るオーナーの風見和彦氏。

風見氏が話す通り店内あるモノすべてに歴史を重ねてきたストーリーがある旧いモノだらけ。しかし、特筆すべきは、100年以上前のプロダクツも違和感なく内観に溶け込ませ、清潔感のある空間にまとめているということ。できればオリジナルの状態を残しておきたかった家具もあったらしいが、仕事道具としての使い勝手を追求するため、断腸の思いでカスタムするなどオーナーの潔さもお見事である

100年以上前のアンティークもレストアして調和を生み出したインテリア。

同デザインのバーバーチェアが3脚並んだカットスペース。インダストリアル感溢れる琺瑯製のランプシェードは美しい状態を保っている。引き出しはヴィンテージのチェストを解体して製作している。

大きなガラスにはクラシカルなピンストライプが描かれている。随所に無垢の木材が使われており、贅沢なカットスペースを演出。アンティークの引き出しとも違和感なく調和している。

カットルームの背面に使われる壁紙も’50年代のヴィンテージ。鏡に写ったカットのラインを見やすいように縦縞になっているということからバーバーズ・ストライプと呼ばれている。

いまは無きアイダホのバーバーで使われていたというシカゴのTHE O-A-KOCHS社のバーバーチェア。きれいにレストアされているが100年前に作られているというから驚きだ。

バーバーチェアのヘッドレスト下部に注目。ポマードや皮脂などが付かないようにするためのロールペーパーが残っている。現代にはない仕様が見られるのもアンティークの楽しみ方のひとつ。

別室のシャンプールームには、デンマークのアンティークという重厚感たっぷりのキャビネットが置かれる。使い終わったタオルを入れるための扉に穴を開け、バーバー仕様にカスタムしている。

当時のペンキがそのまま残るドアありきで作ったヘッドスパルーム。味わい深くやれた雰囲気の時計はGeneral Electric社製。ガラスにはゴールドリーフで描かれた店名が入っている。

待合室には、ウッドと重厚な鉄で構成されたベンチが置かれる。かつてアメリカの映画館で使われていた年代モノだ。棚に置かれた小物や額縁などからもセンスのよさを感じる。

待合室とカットルームを仕切る壁にはウィリアム・モリスの壁紙が。「これは旧くないのですが、アンティークとも相性がいいので、このゴールデンリリー柄をどうしても使いたかったんです」という風見氏。

お客さんがバッグや小物などを保管できるよう設置されたロッカー。ヴィンテージならではの木目が美しく、当時の鍵も残っている逸品。窓枠も1900年代頃のモノをきれいにはめ込んでいる。

キャッシャーは1900年頃のNATIONAL社製。真鍮製のため当初は光っていたが、現在では鈍い色に経年変化したという。日本の小学校で使われていたという肋木を壁際にレイアウト。使い勝手もよく、インテリアとしても

DATA
千葉県流山市駒木356-2 LYSE BLA 103
Tel.04-7161-1656
営業:10:0020:00(平日)、9:3019:30(土日祝)
休み/火曜、第3水曜
http://www.cloquet.jp

※写真は取材当時のものです。現在とは異なる場合があります。

(出典/「バーバーインテリア」)

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部