フォトグラファーMaikoのLAガイド#20 【一度は行きたい!カリフォルニア最大級のフリーマーケット編】

出店数2000店超!「Rose Bowl Flea Market」へ

ロサンジェルスを拠点に、小さな体と重たいカメラで写真を撮り続けるフォトグラファーMaiko。実際にMaiko自身の足で訪れた、話題のスポットや立ち寄ってみたくなるようなショップをMaikoの目線から切り取って紹介する。
今回は、ロサンジェルスの大定番スポットでありながら、実はまだ紹介していなかったこちらへ。ロサンジェルス市街地の北東部に位置するパサデナで、毎月第2日曜日に開催される「Rose Bowl Flea Market」だ。ヴィンテージ・ヘリテージファッション業界の方にはお馴染みのフリーマーケットである。大型家具、インテリア小物、そして洋服と、出店数は2000店を超える。

午前9時以降は9ドルで入場可能

アーリーバード(Early Bird)といって、良品がそろう早朝は入場料が高いが、午前9時以降は9ドルで入場可能。会場はとてつもなく広いので、しっかりと楽しみたいのならば午後の予定も空けておいた方がイイ(集合時間を決めたとしても、延長戦に突入するのが私たちのお決まりのパターン!)。
1-1200
2-1200

本物のインダストリアルファニチャーがお手頃価格でザクザク!

入場ゲートからしばらくつづくのは、大型家具やインテリアのエリア。本物のインダストリアルファニチャー(つまり家具としてではなく工場などで本当に使われていたもの!)や軍モノ、根強い人気のミッドセンチュリーファニチャーなど、次から次に魅力的な商品が並ぶ。価格もびっくりするほどお手頃!
3-1200
4-1200
特にこちらが今回のヒットアイテム。
5-1200
’40年代のビーチで使う背もたれ付きチェア。コットン×木製という温かみのある素材感と、布のレトロな模様が最高。

古着好きにはたまらない! 洋服エリアで掘り出し物GET

家具エリアから橋を渡ると、お待ちかねの洋服エリアへ。
6-1200
7-1200
気軽に買えるレギュラーアイテムだけでなく、世界的に有名なヴィンテージディーラーも出店しており、古着好きにはたまらない時間を過ごすことができる。物量が膨大なだけに、すべてをくまなく見るのは至難の業。初めのうちは同じ店に戻るのもひと苦労だったりして……。ピンときたら迷わずゲット、が鉄則だ。交渉次第ではディスカウントしてくれることも。

ブーツ、ベースボールシャツ、デニムジャケット……

8-1200
ブーツがずらり並んでいるのはRose Bowlではお馴染みの光景。
9-1200
2017年の春夏に流行の兆しを見せているベースボールシャツ。左と中央は’60年代、右は’50年代のもの。
10-1200
11-1200
ヴィンテージ価値がしっかりと認識されているため、決して破格ではないが、1st、2ndのデニムジャケットなど大定番アイテムも見つけられる。

注目のアフリカンインディゴ、ハット、そして予期せぬ再会!

12-1200
また最近は、インディゴの中でもこんなアフリカンインディゴへの注目が集まっている。小さめのラグは30ドル~と手に入れやすい価格帯。
13-1200
発売中のCLUTCH BOOKSシリーズ『ハットクラフトマン』で紹介しているSAM ROBERTS LAのハット。彼らはヴィンテージディーラーでもあり、Rose Bowlにヴィンテージウエアも持ってきて出店している。
14-1200
WELLEMA HAT CO.も発見。職人のCODYと同書の撮影以来の再会! 灼熱のカリフォルニアでもCODYはいつもオシャレ。
15-1200
(Photo by CLUTCH Magazine 編集部)

カリフォルニアガールのヴィンテージファッションもチェック

ヘルシーなヴィンテージファッションに身を包んだカリフォルニアガールにも会える!
16-1200
17-1200
とにかく広く歩き回るRose Bowl。手荷物は最低限にまとめて向かうのがおススメだ。また会場は開けた場所なので、夏場はくれぐれも熱中症にご注意を。ロサンジェルス旅行・出張をご検討の際は、第2日曜日が日程に入るように計画を立ててみてはいかがだろうか。
オフィシャルサイトはコチラ。
http://www.rgcshows.com/rosebowl.aspx
●フォトグラファープロフィール
静岡県出身。都内の大学を卒業後、マスコミ関係の仕事に携わる。退社後、心機一転しフォトグラファーとしてハワイへ移住。仕事を通じて技術と語学力を身につけ、2015年に以前から憧れていたロサンジェルスへ。クリエイター集団Seven Bros. Picture所属(http://seven-bros.com

この記事を書いた人
CLUTCH Magazine 編集部
この記事を書いた人

CLUTCH Magazine 編集部

世界基準のカルチャーマガジン

日本と世界の架け橋として、国外での販路ももつスタイルカルチャーマガジン。本当に価値のあるモノ、海外記事を世界中から集めた、世界基準の魅力的コンテンツをお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

今こそマスターすべきは“重ねる”技! 「ライディングハイ」が提案するレイヤードスタイル

  • 2025.11.16

「神は細部に宿る」。細かい部分にこだわることで全体の完成度が高まるという意の格言である。糸や編み機だけでなく、綿から製作する「ライディングハイ」のプロダクトはまさにそれだ。そして、細部にまで気を配らなければならないのは、モノづくりだけではなく装いにおいても同じ。メガネと帽子を身につけることで顔周りの...

この冬買うべきは、主役になるピーコートとアウターの影の立役者インナースウェット、この2つ。

  • 2025.11.15

冬の主役と言えばヘビーアウター。クラシックなピーコートがあればそれだけで様になる。そしてどんなアウターをも引き立ててくれるインナースウェット、これは必需品。この2つさえあれば今年の冬は着回しがずっと楽しく、幅広くなるはずだ。この冬をともに過ごす相棒選びの参考になれば、これ幸い。 「Golden Be...

雑誌2ndがプロデュース! エディー・バウアー日本旗艦店1周年を祝うアニバーサリーイベント開催決定!

  • 2025.11.21

エディー・バウアー日本旗艦店の1周年を祝うアニバーサリーイベントを本誌がプロデュース。新作「ラブラドールコレクション」や本誌とのコラボなど、ブランドの情熱が詰まった特別な9日間を見逃すな! 来場者には限定のブランドブックを配布! 今回のイベントに合わせ、「エディー・バウアー」をもっと知ってもらうため...

スペイン発のレザーブランドが日本初上陸! 機能性、コスパ、見た目のすべてを兼ね備えた品格漂うレザーバッグに注目だ

  • 2025.11.14

2018年にスペイン南部に位置する自然豊かな都市・ムルシアにて創業した気鋭のレザーブランド「ゾイ エスパーニャ」。彼らの創る上質なレザープロダクトは、スペインらしい軽快さとファクトリーブランドらしい質実剛健を兼ね備えている。 日々の生活に寄り添う確かなる存在感 服好きがバッグに求めるものとは何か。機...

決して真似できない新境地。18金とプラチナが交わる「合わせ金」のリング

  • 2025.11.17

本年で創業から28年を数える「市松」。創業から現在にいたるまでスタイルは変えず、一方で常に新たな手法を用いて進化を続けてきた。そしてたどり着いた新境地、「合わせ金」とは。 硬さの異なる素材を結合させるという、決して真似できない新境地 1997年の創業以来、軸となるスタイルは変えずに、様々な技術を探求...

Pick Up おすすめ記事

着用者にさりげなく“スタイル”をもたらす、“機能美”が凝縮された「アイヴァン 7285」のメガネ

  • 2025.11.21

技巧的かつ理にかなった意匠には、自然とデザインとしての美しさが宿る。「アイヴァン 7285」のアイウエアは、そんな“機能美”が小さな1本に凝縮されており着用者にさりげなくも揺るぎのないスタイルをもたらす。 “着るメガネ”の真骨頂はアイヴァン 7285の機能に宿る シンプリシティのなかに宿るディテール...

「アイヴァン」からニューヨークに実在する通りの名前を冠した新作アイウエアコレクション登場

  • 2025.11.21

ニューヨークに実在する通りの名前を冠した「アイヴァン」の新作コレクション。クラシックな要素をサンプリングしながらも現代の空気感を絶妙に捉え服と同等か、それ以上にスタイルを左右する究極のファッショナブルアイウエア。 Allen 2023年、NYに誕生した「ビースティ・ボーイズ・スクエア」。その付近で出...

【UNIVERSAL OVERALL × 2nd別注】ワークとトラッドが融合した唯一無二のカバーオール登場

  • 2025.11.25

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【UNIVERSAL OVERALL × 2nd】パッチワークマドラスカバーオール アメリカ・シカゴ発のリアルワーク...

今こそマスターすべきは“重ねる”技! 「ライディングハイ」が提案するレイヤードスタイル

  • 2025.11.16

「神は細部に宿る」。細かい部分にこだわることで全体の完成度が高まるという意の格言である。糸や編み機だけでなく、綿から製作する「ライディングハイ」のプロダクトはまさにそれだ。そして、細部にまで気を配らなければならないのは、モノづくりだけではなく装いにおいても同じ。メガネと帽子を身につけることで顔周りの...

【ORIENTAL×2nd別注】アウトドアの風味漂う万能ローファー登場!

  • 2025.11.14

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【ORIENTAL×2nd】ラフアウト アルバース 高品質な素材と日本人に合った木型を使用した高品質な革靴を提案する...