バハマシャツ一色の会場は大盛り上がり



今回のイベントでは、COLUMBIA TOKYO FLAGSHIPの1階スペースが、まさにバハマシャツ一色。現行モデルからアーカイブ、関連展示まで、ブランドを代表する1着の30年を体感できる空間になっていた。
その甲斐もあってか、来店する人の多くが足を止め、展示をじっくり見たり、実際にシャツを手に取ったりと思い思いにイベントを楽しんでいる様子。旧くからのファンはもちろん、「バハマシャツって名前は知っていたけど、こんな背景があったんだ」と新たな発見をしている人の姿も印象的だった。
バハマシャツの30年の歴史を紐解く展示

古着を楽しむ醍醐味のひとつが、ディテールの違いから年代や背景を読み解くこと。ヴィンテージの世界では当たり前の楽しみ方だが、古着市場でもよく見かけるバハマシャツは、意外にもそうした視点で語られることの少なかった1着だ。
今回のイベントで印象的だったのが、そんなバハマシャツの歴史を紐解く展示。初期型である[BAHAMA SHIRT]、その後継にあたる[BAHAMA SHIRT Ⅱ]の前期・後期と、大きく3つに分類。襟の仕様やポケットの形状、タグの変化など、一見すると見過ごしてしまいそうな細かな違いにもちゃんと意味がある。これまでなんとなく着ていたバハマシャツに、こんなストーリーがあったのかと思わされる内容だった。古着好きなら、思わず見入ってしまう展示だ。
希少なアーカイブ展示やリメイク品も展示された

会場には、年代ごとのバハマシャツだけでなく、企業や団体によってカスタムされた刺繍入りの古着も多数展示された。
アメリカではユニフォームとしても広く親しまれてきたバハマシャツらしく、ローカル企業や団体の名前が刺繍された個体は、どれも1点モノならではの魅力たっぷり。単なるプロダクトとしてではなく、実際に人々の生活の中で使われてきた背景まで感じられる。

また、会場でひと際目を引いていたのが、「Th clothing」によるリメイクピース。今年40周年を迎えるコロンビアの名作ジャケット[Bugaboo(バガブー)]を解体し、バハマシャツとして再構築した特別な1着が展示されていた。ブランドの歴史を振り返るだけでなく、名作を新たなかたちで解釈するこうしたアプローチも、今回のイベントの面白さだった。

今回、古着の提供をしていたのは、全国に店舗を構える「古着屋JAM」。入り口すぐのスペースには、同店によるスタイリング展示も。ヴィンテージのバハマシャツを軸にしたコーディネイトは、単なるアーカイブ展示とはまた違う、“いま着るならこう”というリアルな視点があって見応え十分。街着としてのバハマシャツの魅力を改めて感じさせてくれた。
ふたつの会場を行き来しながら、“お気に入りの1着”を探す人の姿も



もうひとつの会場である古着屋JAM VINTAGE&SELECT 原宿店でも、バハマシャツのPOP UPを開催。現行モデルでは見られない旧デザインや、海外でカスタムされた刺繍入りの個体、過去のカラーリングなど、古着ならではのバリエーション豊かなバハマシャツが並んでいた。

COLUMBIA TOKYO FLAGSHIPと古着屋JAMは歩いてすぐの距離ということもあり、両店舗を行き来しながら、「新品にするか、古着にするか」と悩む来場者の姿も印象的だった。スタッフの方に話を聞いてみると、今回のイベントをきっかけに古着屋JAMを初めて訪れた人もかなり多かったそう。現行品ならではの安心感や、自分好みにカスタムできる楽しさ。一方で、古着ならではの1点モノとの出会いや、いまでは手に入らないカラーリングの魅力。それぞれ異なる楽しさがあり、どちらを選ぶか悩んでしまうのも納得だ。


さらにイベント期間中は、古着屋JAMのスタッフもオリジナルの刺繍が入ったバハマシャツを着用して接客。古着ならではの自由な着こなしやスタイリングも相まって、「こんな着方もアリなのか」と新たな魅力に気づかされる場面も。単に商品を並べるだけでなく、リアルな着こなしまで含めてバハマシャツの楽しみ方を提案していたのも印象的だった。
自分だけの1着を作れる刺繍サービスも


今回のイベントでもうひとつ盛り上がっていたのが、名古屋の老舗刺繍工房「浄心ネーム」によるカスタム刺繍サービスだ。
イベント期間中にバハマシャツを購入すると、Columbia PFGのアーカイブデザインをもとにした刺繍をその場で入れてもらえるという特別な企画。歴代のロゴやフィッシング由来のモチーフなど、どれもバハマシャツの背景を感じさせるデザインばかりで、どれにするか悩んでしまうほど。

既製品として完成された1着を買うだけでなく、自分なりの解釈を加えて“育てる”楽しさがあるのも、このシャツの魅力なのかもしれない。実際、刺繍のサンプルを前に真剣に悩む来場者の姿も多く見られた。
古着で1点モノを探す楽しさとはまた違う、新品を自分仕様にしていく楽しさ。30周年という節目にふさわしい、遊び心のあるコンテンツだった。
来場者スナップを敢行
新品と古着、それぞれのバハマシャツの魅力が交差していた今回のイベント。せっかくなら、この場に集まった人たちがどんなふうにバハマシャツを楽しんでいるのか見てみたい。
ということで、会場で来場者スナップを敢行。長年愛用している1着を着て訪れた人から、このイベントをきっかけに初めて袖を通した人まで、それぞれのスタイルで名作を楽しんでいた。


豊福さん
バハマシャツの中でも、チェック柄が特徴的な「スーパー バハマ」をゲット!

yukinoさん(左)と塩満さん(右)

メイさん

蒼月さん

Doiさん
古着を選ぶ人もいれば、新品を購入して刺繍のカスタムを楽しむ人も。それぞれの楽しみ方があるのも、長く愛されてきたバハマシャツならでは。同じ1着でも、刺繍を入れる場所や選ぶデザインによって表情ががらりと変わるのが面白い。30年愛されてきた名作を、自分なりの解釈で楽しむ姿がとても印象的だった。
『2nd』監修の30周年記念冊子も配布

今回のイベントでは、『2nd』が監修した30周年記念冊子も配布。バハマシャツの誕生から現在に至るまでの歴史や、ディテールの変遷、古着としての魅力までを掘り下げた内容で、イベントで展示されていた内容を持ち帰って楽しめるような1冊に仕上がっていた。
会場でも多くの来場者が手に取っており、展示を見ながら冊子を読み込む姿も。イベントをその場限りの体験で終わらせず、より深くバハマシャツの魅力を知ってもらうきっかけになっていた。
30年愛される理由を、改めて実感した3日間
フィッシングシャツとして誕生しながら、街着としても定着し、古着市場でも長く愛され続けてきたバハマシャツ。今回のイベントは、そんな1着の歴史を振り返るだけでなく、新品、古着、カスタムと、それぞれの楽しみ方を通して“いま”の魅力まで体感できる内容だった。
ブランドの節目を祝うイベントでありながら、単なるアニバーサリー企画に留まらず、カルチャーとしての奥行きまでしっかり感じられたのも印象的。30年という時間を経てもなお、多くの人を惹きつける理由を改めて実感する3日間だった。
これからの夏に間違いなく活躍してくれる機能が詰まったバハマシャツ。今回のイベントを通して、その魅力を改めて感じた人も多かったはず。まだ袖を通したことがない人も、この機会にぜひチェックしてみてほしい。
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