トラッド巧者は“黒”をどう着こなす? 「メーカーズシャツ鎌倉」庄子晃功さんのジャズマン的な黒シャツこなし

クラシックを愛する人ほど、“黒”に慎重になる。けれど、上品さと洒落感を両立させる鍵もまた、この色にある。トラッドを知る人たちは、黒をどう自分のスタイルに落とし込むのか。今回は「メーカーズシャツ鎌倉」チーフマネージャー・庄子晃功さん流の着こなしに注目したい。

「メーカーズシャツ鎌倉」チーフマネージャー・庄子晃功さん|1994年生まれ。高校時代よりトラッドに目覚め、大学生の時より鎌倉シャツでアルバイトをスタート。現在は社内外でセミナー講師などを務め人材を育成するなど、多岐に渡って活躍している

起毛した素材感のブラックをあえて狙う

シャツ1万3200円、オーダースラックス3万8500円〜/ともにメーカーズシャツ鎌倉(メーカーズシャツ鎌倉本店TEL0467-23-9522)、ジャケット/ヴィンテージ、シューズ/コール ハーン(私物)

高校生の時からアメトラを嗜み、その趣味嗜好から学生時代より当社で働くという筋金入りのトラッド愛好者である庄子さん。王道のアメトラを深く知っていると黒は自然と避けてしまいそうだが、素材感さえ気をつければ、難なく取り入れられると断言。

「黒はフォーマルやモードな印象が強いので、アメトラだと敬遠されるのもわかります。個人的にはジャズマン的なトラッドの着こなしなら、すんなりと取り入れられるかと。あとは素材感ですね。黒の光沢感がトラッドとは相性が良くないので、今日のようなコーデュロイやベルベットのように、起毛している素材なら、その光沢感を抑えることができますし、どこか柔らかな印象にできるんです」

【着用アイテム】メーカーズシャツ鎌倉のコーデュロイBDシャツ

60年代のアメトラを再現するヴィンテージアイビーコレクションよりリリースされている黒コーデュロイのBDシャツ。当時の空気感をうまく再現した大きめのシルエットに、細畝のコーデュロイを落とし込んでいる。細部まで当時の仕様に。

【コーディネイトのポイント】スラックスでベーシックに

ブラックのコーデュロイシャツは地味ながらもパンチのあるアイテムなので、ボトムスにはプレーンなグレースラックスでバランスを考慮している。またブラックのベルトではなく、茶系を入れることで柔らかな印象にしているのもポイント。

(出典/「2nd 2025年12月号 Vol.215」)

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