知る人ぞ知る、名アウトドアブランド「Caribou Mountaineering」が日本で復活!

1970年代に生まれ、2000年代初頭に姿を消したアウトドアブランド「カリブーマウンテニアリング」が新たなモデルを引っ提げ、日本で復活を果たした。

かつて存在した通好みのブランドを復活

「マークメーカー」ブランドディレクター・柳雅幸さん|某インポーターのセールス・プレスとして従事後、独立。様々なブランドのPRやセールスを請け負う。洋服に対しての知見も深く、それを生かしブランドのディレクターを務めることも多い

鹿のマークが特徴的なブランド「カリブーマウンテニアリング」。古着好きでも、実際にアイテムを見たことのある人は少ないだろう。70年代に設立され、2000年代に姿を消したゴーストブランドが昨年復活を果たした。その仕掛け人となるのが、雑誌「2nd」でもおなじみの柳さん。今と昔、そしてこれからの「カリブーマウンテニアリング」について伺った。

3色の切り替えボーダーとなっているトートバッグ。生地の切り替えの部分がポケットになっているなどギミックも面白い

「当時の雑誌に載っている広告などから70年代前半に起きたバックパッカームーブメントを受けて生まれたブランドです。女性のデザイナーがいたブランドだったことと、その当時の流行りなのかこのトートバッグような少し変わった配色も多いですね。ブランドが創業した70年代はさまざまなアウトドアブランドが学生用のリュックを生み出していた時代。そんな背景もあり、アウトドアブランドとして生まれた『カリブーマウンテニアリング』は学生バッグのブランドとしても成長。90年代には日本でも、同ブランドのリュックが流行ったこともありました。

1990年代に日本でも密かにブームとなったリュック。シンプルなデザインながら使いやすさを重視した学生バッグだ

その際によく売れていたのはこの形のリュックでした。前職時代、2012年頃ですかね、ホームページ自体は残っていたので連絡をしたことがあったんです。一応返事はあったのですが、もうアイテムは作っていないといった内容でしたので、いまこうやって、このブランドに携わることになったのは不思議な縁ですね。

こういったゴーストブランドを復活させる際、過去のアーカイブを復活ということが多いのですが、『カリブーマウンテニアリング』は少し違います。アイテムを作る上で大事にしているのは、『もしブランドが続いていたら』です。当時のアーカイブを見ながら、現代でも活きそうなディテールを取ったり、色使いにブランドらしさを出したり。

白地に茶色で鹿がプリントされたタグがつく80年代頃のリュック。高めに付く前面のポケットの位置が当時らしい

今回紹介する[ライトウエイトパックトート]はこのアーカイブのリュックのようなオレンジを採用しました。クラシックアウトドアなアイテムももちろん好きなのですが、やはり使いやすさも重要です。そのあたりのバランス感覚を大事にしたブランドとして今後は進んでいくつもりです」

LIGHT WEIGHT PACK TOTE[ライトウエイトパックトート]

薄いポリエステルリップストップを組み合わせた軽量なパッカブル仕様。手提げトートと巾着バックパックの2ウェイで使用でき、ジッパー式メインルームを上部のドローコードで絞れる。内側にラップトップとパッカブル兼用ポケット、フロント2ポケットとサイドにはメッシュのボトルホルダーを装備。8月販売予定。1万3200円

【問い合わせ】
マークメーカー
TEL03-6450-4800

(出典/「2nd 2025年5月号 Vol.211」)

この記事を書いた人
なまため
この記事を書いた人

なまため

I LOVE クラシックアウトドア

1996年生まれ、編集部に入る前は植木屋という異色の経歴を持ち、小さめの重機なら運転可。植物を学ぶために上京したはずが、田舎には無かった古着にハマる。アメカジ、トラッド様々なスタイルを経てアウトドア古着に落ち着いた。腰痛持ちということもあり革靴は苦手、持っている靴の9割がスニーカーという断然スニーカー派。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

上質な革を日常に。「INCEPTION」のショルダーバッグは経年変化が楽しみになる相棒だ

  • 2026.06.26

レザーほど、所有者とともに過ごした年月が如実に現れる素材はない。毎日のように身につけるレザーバッグは、なおのことである。“革”に徹底的にこだわるINCEPTIONのショルダーバッグはクラッチマンの相棒として最適な存在だ。 FANNY PACK 腰に巻いて使用することを目的とするファニーパックをショル...

働くヒトとヴァーグウォッチ。【vol.01靴磨き職人/「Chett」店主・大平雄太さん】

  • 2026.05.21

「Time is Money」=「時は金なり」。自身の仕事に誇りを持ち、日々働く人々は有限な“時間”というものを重んじ、身につけるプロダクトにも徹底的にこだわる。アンティークウォッチの旧きよきディテールを備えながら、手軽かつデイリーに使うことのできるヴァーグウォッチはそんな彼らの心強い相棒となる。 ...

「ファーストアローズ」創業30周年記念! 「JELADO」「RE-BUILT」とのコラボによる銀で彩った、贅沢なデニム。

  • 2026.06.29

日本屈指のシルバーアクセサリーブランド「ファーストアローズ」が創業30周年を記念して、これまでの集大成かつファンへの感謝の気持ちを込めて、「JELADO」と「RE-BUILT」とコラボしたスペシャルなデニムを制作。限定100本。節目の年に相応しいこだわりに満ちたデニムの詳細を大解剖! First A...

上品に纏うちょうどいい季節。大人の夏にちょうどいい「ORGUEIL」のシャツ

  • 2026.06.30

気温の上昇とともに、装いは軽く簡素になる。だからこそ求めたいのは、肩肘張らない大人の品格だ。クラシックをモダンに再構築したORGUEILのシャツが、大人の夏にちょうどいい存在感を放ってくれるはずだ。 Shawl Collar Denim Work Shirt 1930 年代に現存したアメリカンワーク...

Pick Up おすすめ記事

アメリカンクラシックの原点「ディグナ クラシック」の[ジミー]なら、カラバリ・仕様も豊富で自分好みの1本が見つかる!

  • 2026.05.21

50sアメリカンスタイルを踏襲した「ディグナ クラシック」の[ジミー]は、シンプルなデザインやクラシックな世界観から多くの人に愛される名作。その人気ゆえ、仕様やカラーのバリエーションが非常に豊富な[ジミー]の全容をいま一度おさらいする。 955E“Jimmy”とはどんなメガネ? 1950年代にアメリ...

働くヒトとヴァーグウォッチ。【vol.01靴磨き職人/「Chett」店主・大平雄太さん】

  • 2026.05.21

「Time is Money」=「時は金なり」。自身の仕事に誇りを持ち、日々働く人々は有限な“時間”というものを重んじ、身につけるプロダクトにも徹底的にこだわる。アンティークウォッチの旧きよきディテールを備えながら、手軽かつデイリーに使うことのできるヴァーグウォッチはそんな彼らの心強い相棒となる。 ...

上質な革を日常に。「INCEPTION」のショルダーバッグは経年変化が楽しみになる相棒だ

  • 2026.06.26

レザーほど、所有者とともに過ごした年月が如実に現れる素材はない。毎日のように身につけるレザーバッグは、なおのことである。“革”に徹底的にこだわるINCEPTIONのショルダーバッグはクラッチマンの相棒として最適な存在だ。 FANNY PACK 腰に巻いて使用することを目的とするファニーパックをショル...

日本人に最適化された新作の“JAPAN LIMITED”に注目!「MOSCOT」現代に引き継がれるアメリカンクラシックのDNA

  • 2026.05.20

1915年にNYで創業し、アイウエアデザインの王道を形づくった「モスコット」。多様なデザインで溢れるいまこそ、伝統に裏打ちされたクラシックな佇まいに惹かれる。 新作の“JAPAN LIMITED”のラインナップを紹介! 2016年よりスタートした“JAPAN LIMITED”は、インラインにはないノ...

もはや芸術品! 「Horizon Blue Jewelry」の装飾品の域を超えた美学

  • 2026.06.26

あまりに精緻で、目を見張るほどに美しいHorizon Blue Jewelry。その作品群を目の当たりにすれば、単なるアクセサリーの域を超え“芸術品”とも称される所以を容易に理解できるだろう。ここでは、アートピース級の美しさを湛えるジュエリーのなかから今後発売予定の新作も含めて紹介する。 アクセサリ...