保存版! 知らなきゃアメトラ好きとはいえない、アメトラブランド図鑑 A to Z 【G・H編】

由緒正しき名門大学の伝統的なスタイルである「アイビー」とそれをベースに着崩した「プレッピー」。“アメトラ”とはこれらのスタイルに衝撃を受けた日本人が、独自の視点を盛り込みながら作り上げた、必ずや後世に伝えていかなければならない、ひとつのカルチャーである。そこで由緒正しきアメトラブランドと、その精神を受け継ぐジャパンブランドをここに網羅。これを知らなきゃアメトラ好きとはいえない。ここではA to ZのG、H編を紹介。

G.H. BASS (ジーエイチバス) Since1876, U.S.A.|時代を超えて愛されるローファーの元祖。

メイン州ウィルトン市にて創業。世界ではじめてローファーを作ったブランドとして知られ、あのマイケル・ジャクソンが愛用したという逸話も。ローファーだけでなく、キャンプやアウトドアシーンに適したモカシンシューズも人気。

アイビーリーガーにも愛され、サドルの切れ込みにペニー(1セント硬貨)を挟むことが流行したことも。

Gambert Custom Shirt (ギャンバート カスタム シャツ) Since1933, U.S.A.|老舗ショップの生産を長年手がけた実力派。

ニュージャージー州に工場を構えるシャツ専門のファクトリーブランド。長年、米国の老舗ブランドのシャツの生産を手がけ、襟のロールやステッチを表に出さないバックヨークの仕立てなど細部にこだわりが宿る。

GITMAN VINTAGE (ギットマン ヴィンテージ) Since1978, U.S.A.|いまもなお貫き続けるメイド・イン・U.S.A.。

ペンシルバニア州北部にあるシャツメーカー。〈インディヴィジュアライズドシャツ〉の系列会社が運営しており、現在もアメリカ製での生産を続ける数少ないブランドのひとつである。

コットンツイード素材のアメリカ製チェックBDシャツ。3万4650円(エクスプローラー TEL052-806-8851)

H by FIGER (エイチバイ フィガー) Since2016, Japan|アメトラの王道アイテムをメイド・イン・ジャパンで製作。

日本製にこだわり、ブレザーやBDシャツ、マドラスアイテムなどのベーシックなアメトラアイテムを製作。現代の生活に適した機能性にも気を配っており、ボタン位置や襟周りの締め付けなど、細部にこだわりが宿る。

適度なざらつきを残したコットン100%のブレザー。5万3900円(ザボウ渋谷店 TEL03-3461-7773)

HAND ROOM (ハンド ルーム) Since2016, Japan|BDシャツを代表とする究極のスタンダードウエア。

素材の良さを活かした、上質かつベーシックなアイテムを製作。特にアメリカ製のピマコットンを100%使用したオックスフォードシャツは、フラシ芯を袖やカフス、前立てに使用することで立体的に設計された名作だ。

ベーシックなBDシャツ。2万2000円(BOW INC TEL070‒9199‒0913 )

HANES (ヘインズ) Since1901, U.S.A.|ワードローブに欠かせないアンダーウエアブランドの代表格。

紳士用アンダーウエアメーカーとして創業。1947年に複数のTシャツをリーズナブルな価格で提供するために、パックTシャツを開発し、アンダーウエアマーケットでの不動の地位を確立した。シルエットや素材別に、豊富なラインナップを誇る。

定番のパックTシャツ。2640円(ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター TEL0120-456-042)

HUNTINGWORLD (ハンティングワールド) Since1965, U.S.A.|“道具”として作られたバッグから世界的ブランドに。

冒険家として活躍したロバート・M・リーがニューヨークにて設立。自らのアフリカやチベットなど世界各地への冒険で得た体験をもとに、耐久性や機能性に優れる名作バッグを生み出した。機能性だけでなく、そのリュクスな佇まいから、トラッドマンからも厚い信頼を寄せられる。

(出典/「2nd 2024年11月号 Vol.208」)

この記事を書いた人
2nd 編集部
この記事を書いた人

2nd 編集部

休日服を楽しむためのマガジン

もっと休日服を楽しみたい! そんなコンセプトをもとに身近でリアルなオトナのファッションを提案しています。トラッド、アイビー、アメカジ、ミリタリー、古着にアウトドア、カジュアルスタイルの楽しみ方をウンチクたっぷりにお届けします。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

【J.PRESS×2nd別注】こんなイラスト、二度と出会えない。 著名イラストレーターとのコラボスウェット。

  • 2025.10.21

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【J.PRESS×2nd】プリントスウェットシャツ【AaronChang】 アメリカにある優秀な8つの大学を総称して...

いつものトラッドがこんなにも新鮮に!ジャパンデニムの雄エドウインが提案する、クラシックな黒

  • 2025.10.18

“黒”という色はモードファッションとの結びつきが強い。故にトラッドスタイルとの親和性は低いように思われる。しかし、エドウインの提案する“黒”は実にクラシックである。 クラシックなトラウザーズが黒とトラッドを身近にする ブレザー、ボタンダウンシャツ、スラックス……。アメリカントラッドを象徴するアイテム...

“黒のコロンビア”って知ってる? オンオフ自在に着回せる、アップデートされたコロンビアの名品を紹介!

  • 2025.10.21

電車や車といった快適な空間から、暑さや寒さにさらされる屋外へ。都市生活は日々、急激な気温差や天候の変化に直面している。実はその環境こそ、自然で磨かれた「コロンビア」の技術が生きる場だ。撥水性や通気性といったアウトドア由来の機能を街に最適化し「コロンビア ブラックレーベル」は、都市生活者の毎日を快適に...

進化と伝統、どちらもここに。「L.L.Bean」のアウトドアと日常の垣根を超える名品たち。

  • 2025.10.17

100年以上にわたり、アウトドアと日常の垣根を越える名品を生み続けてきた「エル・エル・ビーン」。誠実なモノづくりと顧客への真摯な姿勢は、現代まで脈々と受け継がれている。伝統を守りながらも進化を恐れない、その精神こそが、今も世界中の人々を魅了し続ける理由だ。 愛される理由は機能美とその誠実さ 100年...

【土井縫工所×2nd別注】日本屈指のシャツファクトリーが作る、アメトラ王道のボタンダウンシャツ発売!

  • 2025.10.07

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! トラッド派には欠かせない6つボタンのBDシャツ「6ボタン アイビーズB.D.シャツ」 アメリカントラッドを象徴するア...

Pick Up おすすめ記事

【土井縫工所×2nd別注】日本屈指のシャツファクトリーが作る、アメトラ王道のボタンダウンシャツ発売!

  • 2025.10.07

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! トラッド派には欠かせない6つボタンのBDシャツ「6ボタン アイビーズB.D.シャツ」 アメリカントラッドを象徴するア...

【J.PRESS×2nd別注】こんなイラスト、二度と出会えない。 著名イラストレーターとのコラボスウェット。

  • 2025.10.21

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【J.PRESS×2nd】プリントスウェットシャツ【AaronChang】 アメリカにある優秀な8つの大学を総称して...

進化と伝統、どちらもここに。「L.L.Bean」のアウトドアと日常の垣根を超える名品たち。

  • 2025.10.17

100年以上にわたり、アウトドアと日常の垣根を越える名品を生み続けてきた「エル・エル・ビーン」。誠実なモノづくりと顧客への真摯な姿勢は、現代まで脈々と受け継がれている。伝統を守りながらも進化を恐れない、その精神こそが、今も世界中の人々を魅了し続ける理由だ。 愛される理由は機能美とその誠実さ 100年...

“黒のコロンビア”って知ってる? オンオフ自在に着回せる、アップデートされたコロンビアの名品を紹介!

  • 2025.10.21

電車や車といった快適な空間から、暑さや寒さにさらされる屋外へ。都市生活は日々、急激な気温差や天候の変化に直面している。実はその環境こそ、自然で磨かれた「コロンビア」の技術が生きる場だ。撥水性や通気性といったアウトドア由来の機能を街に最適化し「コロンビア ブラックレーベル」は、都市生活者の毎日を快適に...

いつものトラッドがこんなにも新鮮に!ジャパンデニムの雄エドウインが提案する、クラシックな黒

  • 2025.10.18

“黒”という色はモードファッションとの結びつきが強い。故にトラッドスタイルとの親和性は低いように思われる。しかし、エドウインの提案する“黒”は実にクラシックである。 クラシックなトラウザーズが黒とトラッドを身近にする ブレザー、ボタンダウンシャツ、スラックス……。アメリカントラッドを象徴するアイテム...