世界にひとつだけの「バブアー」をゲットできる! サステナブルプロジェクトがついに日本で始動!

  • 2024.11.20  2024.08.26

今年で創業130周年を迎える「バブアー」。ロイヤルワラントを授けられた英国王室御用達ブランドのひとつであり、服好きであれば誰もが知る英国の老舗ブランドだ。そんな由緒正しきヘリテージブランドが日本で新たなプロジェクトを始動させるというニュースが舞い込んできた。その名も「RE-LOVED(リラブド)」。本国バブアー社が行っているサステナブル活動の一環で、不要になったワックスジャケットを回収し、必要に応じてクリーニング・補修・リワックスを行い再販するアップサイクルプログラムである。この度、ジャケットの回収からデザイン、補修、仕上げのワックス再販までをすべて国内で行うことが決定した。

不要になったワックスジャケットをアップサイクルするプログラム。

まずは上の写真を見ていただきたい。ネイビーをベースに右袖がブラウン、ほか左右で異なるハンドウォームポケットのカラーや肘部分の生地の切り替えなど、パッチワークのような雰囲気もあるそのルックスはまさに唯一無二。職人の技術やアイデアが詰まったクラフト感を感じられる「RE-LOVED」ならではの魅力が感じられる。

このジャケットは、今年の4月1日よりバブアー 代官山店などでジャケットの回収を開始し、集まったものをデザイン、補修、仕上げをすべて日本国内で行っている。回収されたジャケットは実際にユーザーが着用を重ねたものであり、そのコンディションは様々。

擦れによるダメージが強い袖口や裾部分にはワックスコットンでのパイピング処理、破れてしまったポケットは、別のジャケットから入り取ったフラップを付けたり、職人の技術によって完璧なまでの補修が施される。様々なパーツを組み合わせることによるコンビネーションが唯一無二の雰囲気を醸し出すのだ。

今回、2nd編集部は実際に職人によるジャケットの補修から完成までの流れを特別に見せてもらった。以下、そのレビューと感想をお届けする。

1.デザイン起こし

回収されたワックスジャケットを確認し、補修するべき部分、状態が良くまだ使用できるパーツの選定などを行う。その後、各パーツをどのように当てはめるのか、カラーリングなどのファッション的な観点からも熟考し、デザインを絵に起こすのだ。実際にデザイン画を見せてもらったが、パーツごとに細かく説明が記載されており、感銘を受けた。

2.パーツの切り出し

次に再利用できるパーツを切り出していく。思っていた以上にどんどんハサミを進めていくので、「失敗しないのかな……」と見ていて少しヒヤヒヤしたが、そこは流石のクオリティ。まったくの杞憂に終わった。バブアーにハサミを入れているということ自体、初めて見た光景だったので新鮮でした!

3.縫製

デザイン通りに切り離したパーツを縫製していく工程。デニムのリペアの光景は過去に見たことがあったが、パーツが細かい分、より高い技術が必要なのではないかと感じた。徐々に完成が近づくと見ているこちらまでワクワクしてきた。

4.「RE-LOVED」パーツの取り付け

縫製の仕上げに、「RE-LOVED」のアイテムに付くボタンを取り付ける。細かいディテールではあるが、通常のジャケットとは異なるボタンが付くのは特別感があって嬉しい!

5.RE-WAX

最後の仕上げにワックスを入れていく。ここまでしてくれるのはユーザーにとっても嬉しい!

「RE-LOVED」のアイテムが購入できるのは、9月6日にオープンする「バブアー 堀江店」と、「バブアー 代官山」だ(代官山店は9月28日発売予定)。英国ではスタンダードとなっているこのプロジェクトにぜひ注目し、店舗に足を運んでみてほしい。世界にふたつとない、あなただけのジャケットが待っている!

【RE-LOVED取り扱い店舗】
バブアー 堀江店 ※9/6(金)オープン
大阪府大阪市西区南堀江1-5-8 
TEL06-6684-9870
11時~20時

バブアー 代官山店
東京都渋谷区猿楽町25-1 
TEL03-6416-9551
11時~19時30分

※RE-LOVEDジャケットは1点1点仕様・サイズが異なります。
※堀江店・代官山店では一部英国生産のRE-LOVEDジャケットも販売します。

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