3ページ目 - デニムを永く穿き続けるための、リペア・リサイズ・メインテナンス

デニムのリペアに行ってみた!

【今回リペアをお願いしたお店】GREEN DOOR

50年以上の歴史を持つ多摩地域最大級の卸売市場の一角に構えるリペアショップ。デニムのリペアだけでなく古着の「リーバイス」や「ラングラー」などのデニムやウエスタンシャツなどの販売も行っている。

【STEP 1】カウンセリング

(左)押田直樹さん|古着店やファッションブランドの企画部門での勤務経験を持ち、デニムに関する知識も豊富。上海で働いていたという異色の経歴も (右)2nd編集部・ミナミ|25歳の若手編集部員。リペアの取材を続けている中で自身のデニムもリペアしてもらいたいと思うように。デニムは計7本所有

ミナミ こちらがリペアをお願いしたいデニムです! 大学に通っていた5年前に購入した60年代のヴィンテージデニムなのですが、膝やヒップ、ポケットが破れていて困っています・・・。

ストア系ブランドのヴィンテージデニム。購入時から既に複数箇所にリペアが施されてはいたが状態も良く、ヘビロテしていた。しかしある日右膝部分に穴が空き、そのまま放置して穿き続けていたらポケットや股部分にもダメージが出てしまった

押田 既にリペアされている跡もあってなかなか時間がかかりそうです……。

【STEP 2】リペア作業

解体が必要な股部分はステッチを外して一度バラし、その他解体が不要な部分も含めてヨコ糸と接着芯を張り、ミシンで叩いていく。特に股部分は既にかなり雑なリペアが施されており、解体はかなりの難関であったが、「一度バラしてから補修して強度を上げた方が永く穿くことができる」という押田さんからのアドバイスもあり、お願いすることにした。

【STEP 3】完成!

約1カ月後、再びお店に行くとびっくり!

ミナミ 最難関であった股のダメージまできれいに修復。リペア代1万6000円は安いくらいだ!

押田 複数の生地を使った特殊な1本なので合う糸を選ぶのにも悩みました。接着芯も大きめに貼って、強度も高めておきましたよ。

ミナミ 直したかったところが全部直ってる!

ミナミ 綺麗にリペアしてくださりありがとうございました!

押田 またいつでも来てくださいね!

この記事を書いた人
2nd 編集部
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