国産デニムの草分け、エドウインがつくるレザージャケットが、かなりの本格派である。使用するシープスキンとゴートスウェードはもちろん本革。それぞれ素材の特徴を活かした、こだわりの鞣しや仕上げで着込むほどにアジが出るような経年変化にも期待できそうだ。いやはや、永遠の定番であるスウィングトップとトラッカージャケットが本革に変わるだけで、これほどにも上質感が増すものか。どこか80年代を想起させる、適度にルーズなシルエットの野暮ったさも、まさにいまの気分。ただの“英国風味”で収まらないところ、さすがはエドウイン!
エドウインで一寸一杯。
ZIP UP LEATHER JACKET(上)/LEATHER JACKET(下)
(上)英国由来のスウィングトップを高級感あるゴートスウェードで仕上げた一着。革は過度な加工を極力省くことで、素材本来の柔らかく、きめ細かな風合いに。ルーズフィッティングが旬の装いにも似合う。7万7000円
(下)しなやかでハリのあるシープスキンを使用した、プリーツ入りのトラッカージャケットタイプ。オイルをしっかりと含んだ本革は、牛革のようなシワなども比較的入りやすく、経年変化にも期待できる。8万8000円
どちらも2型×2素材を用意
カジュアルなデニムスタイルから、チルデンセーターやツイードパンツを合わせるような、英国トラッドスタイルにも合う定番ジャケット2型。ハードな革ジャン以上にコーディネイトへの汎用性は高そうだ。左8万8000円、右7万7000円
【問い合わせ】
エドウイン
TEL0120-008-503
https://edwin.co.jp/
(出典/「2nd 2024年1月号 Vol.201」)
Photo/Ryota Yukitake Styling/Shogo Yoshimura Text/Kazuki Ueda